肩こり・首こりの病院で診断される病名(疾患名)まとめ
『肩こり・首こり』は、誰でも一度は経験したことのある症状でしょうが、普通はそのまま放っておいたり、整骨院やマッサージなどにいったり、ストレッチをするなどで対処されるのが一般的ではないかと思います。
中には病院に行こうと思われる方もいますが、そのような方は
- 痛みが強い
- 期間が長い
- しびれなど肩こり以外の症状も出てきた
などが当てはまるときではないでしょうか。
『肩こり・首こり』だとは思いつつも病院(整形外科)に行った人は、
- レントゲン・血液検査などの検査
- 医師による診察
の結果、現在に病名が医師から告げられます。
その病名をもとにリハビリや薬が出たりなど治療されていきますが、病名や病気の内容についてはこちらから説明を求めなければ詳しく説明してくれる病院はあまりありません。
医師も手術をしたりするわけではないので必要に迫られていないという事情はあるのでしょうが、こちらからすれば
「自分の身体ってどんな状態なの?どういう風によくなっていくの?」
「そのまま治療を受けておくだけで治っていくの?自分でできることって何もないの?」
という疑問が出てきます。
そこで、病院を肩こりなどで受診した場合診断される疾患で多いものについて、
- その病気はどんな状態なのか?(病態)
- そのままでいいの?自分でケアする方法ってあるの?
などについて当サイトで紹介しているものを調べやすく下にまとめております。
ご自身の病名とあうものをみて疑問を解消していただければと思います。
頚椎椎間板症
20歳を超えればみなこの疾患名があてはまる状態(予備群)!!
肩首まわりで有名な疾患の
- 頚椎症
- 頚椎椎間板ヘルニア
よりメジャーでないですが、よく病院にいくとつけられる病名です。
頚椎は、積み木のように重なっていますが、その骨と骨の間に『椎間板』というクッションを挟むことで衝撃をうまく吸収しています。
その『椎間板』が傷んでしまうことで症状を起こしてしまうものになります。
この『椎間板』の傷み方によって『椎間板ヘルニア』になったりするんです。
「頚椎椎間板症とは首・背中の痛みが症状!原因から治療方法を知る」
頚椎椎間関節症
この疾患は、さきほどの『椎間板症』と似ていて、『頚椎症』の中に含まれる疾患になります。
頚椎は、積み木のように重なった状態で様々な動きをします。
その骨と骨がうまく動きを作れるように関節としてお互いを繋いでいる部分が『椎間関節』です。
『椎間関節』が使い過ぎやによる負担などで傷んでしまっているときに、症状が出てきたりします。
主には、首から背中までの間に症状があるものですが、名前の難しさに反して対処はそんなに大変ではありません。
まずは病態を知って安心したのちに冷静に対処していただたらと思います。
「頚椎椎間関節症は首・肩・肩甲骨に症状が!原因を知り安心して治療」
頚椎椎間板ヘルニア
この疾患は、『頚椎椎間板症』の中にあるものです。
『ヘルニア』という言葉、他の疾患名に比べてよくみなさん耳にされるため、『椎間板ヘルニア』も有名どころになります。
有名な割に『ヘルニア』がどんな状態か理解されたうえで治療されている方はほとんどいらっしゃらない不思議な疾患です。
頚椎は、積み木のように重なっていますが、その骨と骨の間に『椎間板』というクッションを挟むことで衝撃をうまく吸収しています。
そのクッションである『椎間板』が、傷んでしまい元の位置から飛び出してしまった状態を言います。
その飛び出した先にある『神経』に当たることで症状が出てしまいます。
『腰椎椎間板ヘルニア』は、もっと有名かもしれませんが、起こる原理などはほとんど同じです。
「私、昔ヘルニアって診断されたわ~」
なんて過去のことをいつまでも誤解して引きずってしまっている方が多いです。
『ヘルニア』について、正しい情報と対処法をお伝えします!!
「頚椎椎間板ヘルニアの治し方は症状と原因を知れば簡単です」 スポンサーリンク
頚椎症性神経根症
この疾患は、首の骨(頚椎)が傷んでいる状態が原因で、『神経根』と呼ばれる『神経』の枝を障害することで問題が起きるものです。
症状の出方が『頚椎椎間板ヘルニア』と似ているため、精査をしないと専門家でもなかなか違いを見極めにくい疾患です。
症状に苦しまれるかもしれませんが、『頚髄症』など重症なものに変わっていったりすることはあまりなく、自然経過で治っていってくれやすいので心配はあまり要りません。
しかし、内容を知らなかったらこの仰々しい名前が災いして言われたみなさんは不安のどん底に陥ってしまうことでしょう!
不安になる前にこちらをお読みいただいて現状を知ってまず不安を解消していただければと思います。
「頚椎症性神経根症の背中の痛みや手のしびれ・痛み症状に適切に解消!」
頸肩腕症侯群
病名が示している通り
『首や肩や腕に何かしら症状が起きているものをひっくるめにしたもの』
という疾患なのです。
ざっくり言ってしまえば、
『肩こりの西洋医学名』
もう少しちゃんと言えば、
『肩こり・首こりや腕の痛み・しびれなどの症状はあるけど、「頚椎椎間板ヘルニア」などのようにはっきりとした原因が見当たらないもの』
となります。
それくらい、西洋医学でははっきりしない慢性疾患を指すため、この疾患と同じ意味の『頚腕症侯群』は、鍼灸治療の医療保険を適用対象の疾患に含まれています。
これは、
「鍼灸という東洋医学の手に委ねても良いとくらい西洋医学では対処しにくい疾患です」
ということを意味します。
では、そのすごくぼんやりふわふわしている『頸肩腕(けいけんわん)症侯群』とはどんな疾患か?
興味が沸いたという方は、こちらをご覧ください。
「頚肩腕症侯群の原因は動かないこと!肩こり症状から解消法まで」
胸郭出口症侯群
肩こり・首こりの症状はあっても、『頚椎症』や『頚椎椎間板症』などではなく、
首にその原因が見当たらない場合この疾患が疑われます。
一般的に多いのは、
- 女性で『なで肩』や『猫背』などの不良姿勢がある方
- 肩こりだけでなく、腕や手のしびれやだるさ・冷感やむくみなどがある方
は、『胸郭出口症侯群』である確立はかなり高いでしょう。
しかし、よっぽどでない限り手術することはなく、
保存療法(投薬やリハビリ)で改善しやすい
とも言われています。
安心して症状の解消に取り組んでいくためにも、まずはこの疾患のことをしっかり知っておきましょう!!
「胸郭出口症侯群の症状は肩こり・しびれ!なで肩・いかり肩が原因!」
「胸郭出口症侯群を自分でテスト→治療(リハビリ)して症状を解消!!」 スポンサーリンク
頚椎症
ある程度の年齢を過ぎれば『頚椎症』と病名(疾患名)がつく確率は一気にあがります。
一般的に加齢(年を重ねることで起きる)変化や首の骨に負担をかける日常生活を続けてた方に起きる頚椎(首の骨)の変形が原因で起きる症状をまとめたものです。
「変形してしまった頚椎ってなんとかできるの?」
「症状の解消に自分でできることって?」
傷んでしまったことは仕方がないとして、それが修復可能なのか?その症状は解消されるものなのか?そのあたりが気になりますよね?
その疑問をまずしっかり解消していきたいと思います。
「肩こり・首こりの痛みの原因で診断された『変形性頚椎症』とは」
おわりに
ご自身が病院で告げられた疾患名ありましたか?
聞いた事のある疾患で病態や対処法が気になる疾患はありましたか?
これらの疾患を専門家から言われたら誰でも不安になっちゃいますよね。
それはその疾患のことがわからないからです!!
しっかり病態を知ればそんなに恐れることはありません、きちんと情報を得てご自身の症状と向き合うことで適切な治療を始めることができます。
多少難しい内容やわかりにくいものもあるかもしれませんが、安心するためにゆっくり読み進めてみてください。
また、病気のことも確かに知りたいけど、その主な症状の『肩こり・首こり』について
「肩こり・首こりについてのいろいろな情報を知りたい!」
「肩こりについて1からちゃんと理解しながら解消していきたい」
と思われた方は、
「肩こり・首こりを徹底攻略!自分で解消するための必要な情報まとめて公開!」
をご覧ください!
お身体に関するお悩み解消にお役に立てる情報が提供できていますと幸いです。
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MRI装置によって7段ある首の骨の2段目と3段目の間に神経が骨によって押し込まれてます。此れが痺れの原因でしょう。と言われ手術して頂きましたが、痺れが収まりません。
手足に力が入らないし、起用に動きません。
解決法は有りますかー?
当サイトをごらんいただきありがとうございます。
術後の回復では、しびれや筋力低下は特に時間を要するものです。
担当医と相談の上適切にリハビリしていかれることが必要ではないでしょうか。