がに股歩きは無理に足を閉じずに矯正するのが正しい方法!
意識しないで歩いていると、気づけば がに股で歩いてしまっているのが気になるという方は多いです。
ヒトは基本的に意識しないでいるとがに股になってしまいがちな身体のバランスがあります。
脚を閉じて歩こうと意識してみると、その時はまっすぐ歩けていますが注意が逸れるとまた元通りになってしまいます。
ちょっと意識した程度ではすぐがに股に戻ってしまうという方、根性(意識)だけでは効果的にがに股習慣は改善にづらいものです。
がに股で今までずっと過ごしているせいで、がに股グセが身体に染みついて筋肉の付き方もがに股仕様になってしまってます。
そこで今回は、そんな身体に染みついた癖をリセットしながらがに股を効果的に改善していくためのポイントを紹介していきます。
がに股バランスをリセットするために緩めたい筋肉は
最初にがに股にすぐ戻ってしまう原因になっている2カ所のコリコリに硬くなっている筋肉を緩めていきます。
緩めるために『テニスボール』みたいな道具があれば用意してください。
なければ自分のこぶしでおこないます。
方法は簡単で横向きに寝ているときにボールかこぶしを目的の部分に敷いておくだけです。
- 殿筋群エリア
お尻のえくぼ真ん中あたりの部分にあててそこを下敷きにしてじっと30~60秒寝ておきます。
- 大腿筋膜張筋エリア(?)
骨盤の前のでっぱりの骨の外側のエリアにあてて、ややうつぶせ加減気味に下敷きにしてじっと30~60秒寝ておきます(写真)
これだけで、自然に脚を投げ出したときの足の開きが閉じていく方も結構いらっしゃいます。
がに股解消のキーワードは、『重心位置と姿勢』
がに股になる1番の原因は重心が下がってしまうことです。逆にきちんとした重心位置にあればがに股歩きになることはありません。
実際に歩き方を比べて体感していただきたいのですが、
- 背筋を伸ばしてへその高さをグッと上に引きあげるイメージを持って歩く
- 全身の力をダラッと抜いてへそが下に下がる意識で歩く
この2つをやってみれば、重心が下がれば足が外に開いていきやすいことが実感できることでしょう。
そして、このように重心が下がれば姿勢も悪くなりますので、重心を引きあげ背筋を伸ばすことが大切です。
重心を引きあげ、姿勢を保ちやすくするための準備体操
いきなり、重心を引きあげ姿勢を保つというのもなかなか大変なことです。
そこで、ここでもがに股になっている人が縮んでしまっている筋肉
- わき腹まわり
- おなか・胸まわり
をしっかりストレッチで引き伸ばして、逆に筋肉が引き締まっていない
- お尻・内もも
を意識しなおす体操を紹介します。
- 頭の上で両ひじを組んで脚を交差させ背筋を伸ばします。
- 目線は正面においたまま、前に出している脚側に身体を傾けます。
天井方向に胸を向ける意識ができればなおいいでしょう。
- 15~20秒ポーズを保ち反対側も行います。
次に行うのは、ペンはさみ歩きです。
お尻や内ももにペンを挟んで落とさないように歩くというものです。
これで、普段開きっぱなしの股関節を締めるイメージを身に着けましょう!
歩くときの意識は引き脚を意識すること!
最後に歩くときのポイントは、出す脚を
「足先が外に向いちゃダメ!足はまっすぐしないと」
と意識するのではなく、前に着いた足を引くときに意識向けて
「骨盤を引くのに合わせて足が一緒に下がる!」
というイメージで歩いてみてください。
すると、自然にがに股でなくなりますし骨盤まわりを使ったいい歩き方の練習ができます。
おわりに
がに股をなんとかしたい!というとき足先だけをなんとかしようとしても長続きしないか、見た目にブサイクな歩き方になってしまいます。
がに股になっているのは、身体全体のバランスの結果なので、アプローチも全体ががに股でなくなる方向性に進めていくようにすることが自然で確実に改善するためのポイントです。
この方法だと、がに股だけでなくプロポーション全体の改善にも繋がってきますので、これを機に足の開きだけじゃなく身体のあちこちをきれいに整えていかれてはいかがでしょうか?
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