腰痛予防・軽減のための正しいコルセットの着け方で腹圧を強化!
「コルセットの正しい着け方を知らない」
「腰痛ベルトをしているけど腰痛が楽になっているのかその効果が実感でいない」
という方、コルセットを正しく着けることができていないかもしれません。
どんなものでも一緒ですが、正しい使い方をしないで適当に着けていてはコルセット(腰痛ベルト)の効果がきちんと出ません。
それでは、ただ着けるのが面倒で着けているのも窮屈に感じるのに、得られているの効果が心理的な安心感だけだったらそれは非常にもったいない話です。
そんなことにならないために、一般的によく使われている
『腰痛ベルト・コルセット 』
の正しい着け方やコルセットとの上手な付き合い方をご紹介していきます。
コルセットを正しくつけると効果が大きくかわります。
『腰痛ベルト・コルセット』
といってもいろいろ種類がありますが、代表的なものでは
このようなコルセットと
こちらの幅が少し狭いタイプの『骨盤ベルト』をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
どちらであっても、比較的長い時間着けるものです。
正しく付けてその効果がずっと出ているほうがいいに決まっています。
ただし、長時間着けることで1点大切な注意点があります。
それは、化学繊維でできていますので直肌に着けるとかぶれやすいことです。このどちらにおいても、『肌かぶれ予防』のために季節に関係なく肌着を一枚はさんで着けましょう!
- コルセット
- 骨盤ベルト
は太さには違いはありますが、着け方はほぼ同じのため一緒に着け方を紹介します。
- コルセットを後ろに回し、ベルトの真ん中の一番太い部分が腰(背骨)にくるように当てます。
ベルトの高さは、半分かそれ以上は骨盤を覆い、残りがウエスト(腹部)にかかるような高さにします。
・骨盤を締め付けて固定することが腰の動きをうまく抑えられることにつながります。
・下腹を圧迫することが腹圧をかける(腹横筋をサポートする)ことができます。『骨盤ベルト』では、骨盤にひっかかるようにします
- ベルトを締めるときは、
・軽く背伸びをします
・ウエストが細くなるようにお腹を凹ませます
この状態でコルセットを前で締めます。 - 身体のラインに沿うように締めると斜め下方向で重なるように締める形になります。
真横に締めると隙間が空いてしまってぴったりフィットしません!
固定力が落ちてしまってすぐにずれてしまう原因になります。 - 補助ベルトがついている場合は、骨盤の安定を更に高めるように締めてください。
締め具合は、ある程度がっちり締まっているくらいが理想的です。スポンサーリンク
コルセットを着けている方で
「コルセット締めると苦しいし動きにくいから緩めに着けてます」
とおっしゃる方が非常に多くいらっしゃいます。
そんなことしちゃったらせっかくのコルセットの 腰の保護の役目が果たせなくなります!
最初は多少はきつく感じても、慣れますから少し頑張って締めましょう!
「しばらく頑張ってきつめに締めたけどつらい・・・」
というようなら、少し緩めましょう。
最初から「あまあま」では効果がありません。!
「コルセットを骨盤にひっかけるとすぐにウエストの方に上がってくる。
直すの面倒だからはじめからウエストに巻くようにしている」
と言われる方もたくさんいらっしゃいます。
こんな感じですね。
この着け方では効果がほとんどありません。確かに正しい着け方をしても動いていればずれてしまいます。
しかし、トイレに行くたび締め直すなどを面倒くさがらずにこまめにすることが大切です、これも慣れればトイレの後にズボンをあげるのと一緒くらいの感覚でできるようになります。
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コルセットはあくまでもサポートであることをお忘れなく
『腰痛ベルト・コルセット』を着けることで、腰の動きを制限したりサポートできます。
ただし、ここで安心してはいけません!
腰痛をしっかり解消していくためには、コルセットに頼らない身体づくりをしていく必要があります。
それは、
「『腰痛ベルト・コルセット』を着けることで筋力が低下するから」
とかではありません!
コルセットを長期間着けるデメリットは他にあります。
- 腰痛に対する根本解決になっていない
- コルセットをつける時間やファッション性に問題がある
- コルセット頼りの甘えた身体・考えになってしまう
これらについてひとつずつ内容をきちんと確認していきましょう!
腰痛のままで臭いものに蓋をしているような状態になっている
腰の動きの制限やサポートを受けることで、腰にかかる負担は減ります。
ただ、『腰痛ベルト・コルセット』の固定力・サポート力はさほど高くありません。
もし、本当に痛みを解消したければ、ガッチガチの
『硬性コルセット』(少なくとも『軟性コルセット』)
くらい強固な固定力のあるものにする必要があります。
しかし、そんな硬いものを着ければ、仕事やスポーツにかなり支障が出ます。
よって固定力をあげるという対応はおすすめしませんし現実的ではありません。
『硬性or軟性コルセット』は、病院で医師が必要性を認めた上で義肢装具士に依頼され作成しますので、手間と費用は相当なものになります。
これらコルセットの種類や違いについてはこちらをご覧ください
「コルセットや腰痛・骨盤ベルトの効果や種類・違いを知って正しく選ぶ!」
簡単に着けられる『コルセット』は、着けていても無理をすれば腰に負担をかけます。
『コルセット』は、痛みや腰への負担を和らげる手段であって、決して着けていれば腰痛を解消してくれるというものではありません!
言い方を悪くすれば
『単なるその場しのぎの処置』
程度のものです。
くれぐれも誤解ないようにお願いします。
コルセットをつけたらごわついて太く見えてしまいます
『腰痛ベルト・コルセット』を
- 毎回着ける手間、ズレれば着け直してを繰り返す手間
- 特に夏場は「暑い・蒸れる・お腹周りが膨らむ」
- 定期的に買い換えるコスト
など時間やコスト・手間(不便)などがあります。
また、いくら上から服を着たからと言っても、ウエストが太くみえてしまうことになります。
いつかはそのしわ寄せがやってくるかも
『腰痛ベルト・コルセット』を着けることは、力仕事などしている方で仕事中のサポートが必要という場合には必要でしょう。
ただし本来は、コルセットは着けなくても生活できる程度の身体の構造を備え持っています。
それができないというのは、
「自分の身体の使い方が悪い(身体の使い方が下手)」
なだけです。
- 筋力が不足しているなら筋力をつけ、
- 身体の使い方が下手なら身体をうまく使う意識と練習をし、
- 腰に負担がかかる環境なら少しでも負担のかからない環境にかえる努力をし、
- 治療が必要であれば治療を受ける。
その当たり前なことを放棄してしまう可能性が高くなります。
いつの日か、そのサポートだけではどうしようもなくなるほど悪化してしまう可能性を秘めたまま生活することになります。
そうならないためにサポートしている間に根本的にコルセットを使わなくてよい身体にしていくケアをすることが大切です。
おわりに
『腰痛ベルト・コルセット』を着けていることが全て肩代わりしてくれているかのような感覚になってしまってはいけません!
あくまでも、サポート!だということを肝に銘じておいてください。
極めつけは、
『腰痛ベルト・コルセット』を着けて
『痛み止め(鎮痛薬)』を飲み、
何も変わらず生活しようとするような人
です!!
こういう人はその場はしのげたとしても必ずと言っていいほど再発します。
「コルセットで今の負担を減らしたいが、いずれはコルセットを着けないで生活できるようになりたい!」
「コルセットが腰痛を根本的に解消しないのなら、根本的に解消する方法が知りたい!」
と思われた方は、こちらのエクササイズなら腰痛でもできます。
さっそく読んで実践していきましょう!
「お腹を凹ませるドローインはダイエットや腰痛改善に効果絶大!」
「ドローイン基本から応用まで!正しく効果的なやり方でお腹を凹ませる」
お身体に関するお悩み解消にお役に立てる情報が提供できていますと幸いです。
「自分の身体について直接相談したい」
「実際に自分にあったエクササイズを指導してほしい」
と思われた方は、こちらで直接診せていただくこともできます。
お問合せお待ちしております
70歳の独居老人です。多分アルコール依存症が原因と思われますが、1年程前から歩行中等に右足に力が入らなくて転倒することがたびたび起こるようになりました。因みに転倒したのは昨年9月が2回、次が本年1月、そして今月です。原因がなにか分かりませんが、今回は歩行中に突然腰が抜ける感覚があり、本当にそうなのか、だとしたら原因は何か、対処法はあるかをネットで検索していたところ御社のホームページに辿り着きました。直接納得できるような記載は残念ながらわずかでしたが、いろいろ思い当たることも多々ありましたので御礼を申し上げたく一筆したためさせていただきました。
因みに、私の右腰には若い頃から違和感があり、20年ほど前にはぎっくり腰も体験しました。現在はそのときのコルセットを活用した自己流の療養を行っています。どうなりますことやら?
とにかく ありがとうどざいました。
当サイトをご覧いただきありがとうございます。
コルセットを使っていただくのもひとつですが、もし自分で体操などをされることで改善したいと思われているようであれば
http://ne-stra.jp/1321.html
などを参考にしていただければと思います。