なで肩にストレッチはダメ?根本的な治し方を知るために原因から探ろう!
『なで肩』は、日本人に比較的多いためか、和服には『なで肩』がしっくりきますが現代のファッションでは似合わないものも多くあります。
また、『なで肩』は顔が浮いて強調されることから顔が大きくみえることもあります。
女性からは、
「ショルダーバッグをかけるとすぐにずり落ちてくる」
「なんか格好悪いから嫌」
男性からは、
「貧弱にみえて男らしくないのが・・」
などという声をよく聞きます。
女性の『なで肩』は”女性らしい”というか”可憐に”見えもしますが、確かに男性の『なで肩』は”弱々しく”みえますね。
そんななで肩だなって思われている方の
- 『なで肩』をなんとかしたい
- 『なで肩』による肩こり・首こり・背中の痛みなどを解消したい
などお悩みをお持ちの方に、まずは『なで肩』の特徴を知っていただきたいと思います。
その特徴をわかったうえで対処することで効果的に改善させることができます。
なで肩ってどんなイメージを持ちますか?
なで肩の問題となっている状態について考えていくとき、みなさんはそのような肩にどのような心理的なイメージをお持ちでしょうか?
- 肩身が狭い
- 肩を落とす
みたいな『なで肩』に近い言葉から連想されるのは
『消極的な、後ろ向きな』
イメージではないでしょうか?
例えば、
- キリッとしたやる気に満ちた顔
- ショックを受けて落ち込んでいる顔
の2つを『いかり肩』と『なで肩』と組み合わせてみると・・
- キリッとしたやる気に満ちた顔+『いかり肩』
- ショックを受けて落ち込んでいる顔+『なで肩』
の組み合わせがしっくりくるのではないでしょうか?
このことから、心理作用としては、なで肩は“消極的な、後ろ向きな”態度の現われとなりやすいようです。
なで肩になる原因は肩まわりの筋肉が弱っている?
医学的には、『なで肩』により症状がでるものを
『下垂肩症侯群(droopy shoulder syndrome)』
と呼んでいます。
これは、『胸郭出口症侯群』という疾患のの中に含まれていますがその内容についてはこちらをご覧ください。
「胸郭出口症侯群の症状は肩こり・しびれ!なで肩・いかり肩が原因!」
「胸郭出口症侯群を自分でテスト→治療(リハビリ)して症状を解消!!」
一般的に『なで肩』は、
- 肩の筋肉
(僧帽筋上部・肩甲挙筋) - 背中の筋肉
(菱形筋)
などが弱っていることで起きると言われています。
これらの肩・背中まわりの筋肉に問題が起こっていると考えられているのです。
そこで、『なで肩』を解消するには、これらの問題を筋肉をストレッチする方法が紹介されています。
一般にされるなで肩解消方法はストレッチ
このような筋肉の問題には、筋肉にアプローチするのが良いということでストレッチをする方法が紹介されています。
それらをみていきましょう!
僧帽筋ストレッチ
- 耳が肩に近づくように頭を倒して首を傾けます。
- 頭を倒した側と反対側に顔を向けるようにまわします。
- 頭を倒した側と反対の首から肩あたりの引っぱり感を感じながら、そのまま20秒程度じっとします。
肩甲挙筋ストレッチ
- 耳が肩に近づくように頭を倒して首を傾けます。
- 頭を倒した側と同じ側に顔を向けるようにまわします。
- 頭を倒した側と反対の首から肩あたりの引っぱり感を感じながら、そのまま20秒程度じっとします。
これらで肩まわりの筋肉をストレッチすることができますが、弱っている筋肉をストレッチするのが正しい方法と言えるのでしょうか?
それらについて考えを進めていきます。 スポンサーリンク
『なで肩』の状態は
『なで肩』は、肩まわりの筋力低下が関係していると言われていますが実際に肩が下がる大きな理由は2つあります。
『なで肩』になる理由 その1
わたしたちは、立ったり座ったりしている時、常に上から下に向かって重力に押しつぶされるような力がかかっています。
身体は重力に負けないように身体を持ち上げていますが、重力の押しつぶす力に肩や背中の筋肉がやや負けている状態が『なで肩』です。
これは、筋肉量や筋力の少ない女性などに起こりやすい状態でしょう。
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『なで肩』になる理由 その2
その原因は、
ズバリ!!『猫背』
です。
『猫背』のような丸い背中になると、肩が内巻きになり下がってきます。
そして、腕の重みは通常よりも常に重くかかり、肩を引き下げる負担は更に高まります。
この『猫背』による『なで肩』は、『猫背』を改善することで大きく変わることができます。
なで肩になる原因として言われる
- もともと『なで肩』である
- 筋肉のバランス(つき方)
- 重たい荷物をもつことが多い
というのは、
- もともと『なで肩』である
もともとそうだと言われてしまうと
「そうかもしれません」
としか言いようがありません。 - 筋肉のバランス(つき方)
筋肉の付き方というのは、特に筋力トレーニングをする人にあることですが、肩を引き下げる作用のある筋肉ばかりを鍛えてしまうことがあります。
その代表的なトレーニングは、
『腕立て伏せ(プッシュアップ)』
『懸垂(けんすい:チンニング)』
『腹筋(シットアップ)』
などです。
筋力トレーニングの代名詞とも言える有名どころばかりですね。
結構、筋トレをしていくと『なで肩』傾向になりやすいので、バランスを考えてトレーニングしましょう! - 重たい荷物をもつことが多い
重たい荷物を持つとなると言われるのはあてはまります。
ただ、これは『猫背』など『なで肩』になる要因がある人に限るものだと考えます。
個人的には、『猫背』による『なで肩』は『いかり肩』と違い、普段の生活習慣によって強まっていく傾向があるのではないかと考えます。
そのため、『なで肩』や『なで肩による症状を解消したい』という方は、
姿勢をよくして『なで肩』になりにくする予防が一番大切です。
そして、『猫背』になりやすい生活習慣や肩に負担をかけないように気を配っていく必要があります!
では、実際に『猫背』から起こる『なで肩』を自分で解消するための方法をご紹介していきましょう!
「なで肩の体操や筋トレによる正しい治し方!肩こりも一緒に解消!」
お身体に関するお悩み解消にお役に立てる情報が提供できていますと幸いです。
「自分の身体について直接相談したい」
「実際に自分にあったエクササイズを指導してほしい」
と思われた方は、こちらで直接診せていただくこともできます。
お問合せお待ちしております
7年前から胸郭出口症候群で悩んでいます。
原因は、鉄棒で懸垂を数10回した後に、悩まされています。
なで肩です。
駆け足を約1キロくらい足ると右手が浮腫んできます。我慢して走ると胸が痛くなります。
アルコールを飲むと浮腫んできます。
続きまして、いろんな病院に行きましたが、最初は何の病気かわかりませんでした。整骨院でたぶん胸郭出口症候群ではないかと診断されましたが、一行に解消されません?何か良くなる治療法はありませんか?
当サイトをご覧いただき、そして投稿ありがとうございます。
今回の話の内容のみで考えさせていただくならば、『胸郭出口症候群』の可能性はあると思われます。
対処法は、基本的には一般的な『肩こり・首こり』解消に対するものとほぼ同じと考えていただければと思います。
当サイトで紹介させていただいている体操を継続されることで同様の症状が軽快される方が多いので、根気を必要としますが
それをさせてみることを私としてはお勧めさせていただきます。