早く楽になりたい足底腱膜炎の踵の痛み!自分でできる治療や処置とは
「寝起きの1歩目に足を着いたときに足裏の踵のところが痛い!」
「踵が痛いから病院に行ったところ、足底腱膜炎と診断された」
という方、自分が『足底腱膜炎』だとわかってもその『痛み』に対して
- どのような治療があるのか?
- 自分で症状を軽減できる処置の方法
- 痛みの解消や再発予防のためのセルフケア
などがわからず、ただ我慢をしている方って思ったよりたくさんいらっしゃると思います。
病院では、診断だけで安静を指示されて放置もしばしばで、治療してくれると言っても
- 足底腱膜のストレッチの指導
- マッサージ
- 電気治療
じゃ本当によくなっているのかわからないという方に少しでも楽になっていただくために役立つ情報を今回は紹介していきたいと思います。
「その前に足底腱膜炎の原因や症状について確認しておきたい」
と思われた方はこちらをご確認ください
「寝起きや立ち上がりで踵の足裏側が痛い!『足底腱膜(筋膜)炎』とは」
足底腱膜炎の治療
病院で行う『足底腱膜炎』の治療は、手術療法をしない『保存療法』が一般的なので、保存療法を順番に紹介していきます。
安静
足底腱膜に負担をかけないことを目的にスポーツが原因の方は、スポーツ休止をすると効果は期待できますが、多くの中高年の方の場合は日常生活から生じていますので
「どこをどう休んだらいいの?休めないといけないようなことしていないけど」
と困惑するだけです。
確かに、実際の患者さんを診る中でただ休むように気を付けるだけでうまく治めることができた中高年の方の『足底腱膜炎』はほとんどありませんでした。
靴の変更
安静よりも現実的で対処しやすいのが『靴をクッション性のあるものに替える』 のが効果的です。
- 革靴
靴がそもそも硬い、靴底がカチカチでクッション性がない - ペタンコ靴
足底腱膜炎はヒールの高さが若干あるほうが負担がかかりにくいです。
など、靴の材質・形状・クッション性を考えていただく必要があります。 足のことを考えるとやはり『スポーツシューズ』が良いでしょう!
もちろん、仕事上靴を選べない方もいるとは思いますが可能な限り変更できるように工夫しましょう!
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鎮痛処置
湿布や消炎鎮痛薬の処方を受け、痛みと炎症をおさえます。
ちょっと湿布したくらいで治まりませんし、痛み止めを飲んでも根本的な治療にはなりませんので『痛み』が辛すぎる場合は使っていただければと思います。
注射
- 痛みを抑えるために『局所麻酔』
- 炎症を抑える『ステロイド注射』
をすることがあります。 ステロイド注射はよく効きますが『足底腱膜』に負担をかけて脆く(弱く)してしまうため、慎重に選択されます。
『注射』で症状が大きく改善したとしても、再発しないようにする必要はあります。
理学療法
病院などで行われるリハビリです。
- 電気治療
痛みを和らげる目的で、『踵の内側』の痛みのあるところに低周波などを流します。
あくまで『除痛』という痛みの感覚を和らげるのが目的です。 - 温熱治療
『ふくらはぎ』や『足底腱膜』の柔軟性が低下していることで負担をかけています。
筋肉を温めることで、柔軟性を高めることが目的になります。 - マッサージ
筋肉の緊張をほぐす目的で痛い場所を避けてマッサージします。 - ストレッチ
筋肉の柔軟性を作ることを目的としますが、痛みの強い時期にストレッチは絶対しないようにしてください。
手術療法
保存療法で改善がなかなか見られない場合には、『手術療法』がされることもあるようですがまれです。
まずしないものと思っていただいてよいと思います。
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足底腱膜炎の足底板療法
『足底腱膜炎』では、足を着いて歩き進めるときにかかとが挙がる瞬間に 「痛っ!!」 てなることから
「踵をあらかじめ高くして蹴る動作を減らしたらいいんじゃ?」
という考えから踵の高さを上げるために『足底板(インソール)』をしますので、ここでは簡単な方法を紹介します。
今回使用するのは、
- ヒールパッド ソルボ社製
- ヒールサポーター ソルボ社製
です。 同じものは手に入らなくても踵の高さを上げるアイテムは
- ネット
- スポーツ用品店
- ドラッグストア
などで購入することができます。(100円均一にもあるらしいと聞いたことはあります)
『ヒールパッド』の役割は
- クッション性
- 踵の高さをあげる
ことです。
個人的な経験では急に痛くなって辛いときティッシュを重ねて踵にテープでとめたこともありますがそれだけでも楽になるものです。
- ヒールパッド
靴の踵の部分に挿入するだけで装着は簡単です。 - ヒールサポーター
同じようなパッドが縫い込まれていて靴下の要領で履くだけです
「靴にパッドを入れると、歩くときは楽なんですが1番辛いのは寝起きの一歩目なんです」
という方にはサポーターを履いて寝るのがおすすめです。
踵に高さを作ってあげるのが1番簡単で負担が軽くなります。
後半では足底腱膜にストレスがかかりにくくするための『テーピング』を紹介します。
お身体に関するお悩み解消にお役に立てる情報が提供できていますと幸いです。
「自分の身体について直接相談したい」
「実際に自分にあったエクササイズを指導してほしい」
と思われた方は、こちらで直接診せていただくこともできます。
お問合せお待ちしております
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ネストラさんのサイト、本当に詳しく説明していて下さり、とても参考になりました。痛みで苦しんでいた私には、神様の声に聞こえました嬉しかったです。ありがとうございました❤️これからも、色々と参考にさせて頂こうとおもいます。
当サイトをご覧いただきありがとうございます
実際に治していかれるのはご自身ですし歩くだけで負担になるので少し根気が要ると思われます。
しかし、実践していかれれば改善していきますのでそのための道しるべになってくれたなら幸いに思います。