テニス肘の原因や対処方法などのポイントをクイズに答えるだけで簡単に理解しよう!
肘の外側が痛いのが、いわゆる肘の筋肉の腱鞘炎みたいなもの(付着部炎)で筋肉に負担をかけたんだろうな・・ってことがわかったとしても、日々の生活の中で痛みが出ますしなかなか治りが悪いため、本当によくなるのかどんどん不安になる方が多いです。
そのような今持たれている不安は『テニス肘』の病態をきちんと知っていくだけでかなり和らいでいくことでしょう。
実際『テニス肘』に関する記事を読まれてある程度理解されて不安が解消された方もいらっしゃるかもしれませんが、1回読んだだけでは意外と頭の中に正しい記憶として残っていないものです。
そこで、こちらでは『テニス肘』に関するポイントを二択形式のクイズを用意しましたのでそれに挑戦していただけたらと思っています。
たった10問ですが、これに答えるだけで得られた知識がきっと深まっていくことでしょう!
チャレンジの前に、基礎知識を復習しておきたいと思われた方はこちらをまずお読みくださいませ。
「肘の外側が痛い!なかなか治らないテニス肘の原因やセルフ診断・治療法は」
- Q1テニス肘はテニスを代表としたスポーツで起こる障害で、スポーツをする人が注意しないといけない疾患だ
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- ◯ 正しい
- × 間違い
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名称からもラケットを持つスポーツであれば起こる可能性のあるものです。
しかし、近年はテニスで起こるというよりも事務作業やパソコンなどで腕を浮かせたまま指を使う動きによる持続的な負担で起こる方が多いですのでスポーツ以外のそういう方にも要注意な疾患です。 - Q2テニス肘の正式名称は『上腕骨外側上顆炎』という
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- ◯ 正しい
- × 間違い
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腕の骨にあるでっぱりの部分を『上腕骨外側上顆』と言いますが、そこに手や指を動かす筋肉が固まって付いています。
そこに炎症が起こっているのが病態のため、このような名前が正式名称になります。 - Q3テニス肘は負担がかかっている筋肉全体に炎症が起こる疾患である
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- ◯ 正しい
- × 間違い
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テニス肘は、筋肉の付き目(付着部)に起こる炎症である『付着部炎』に分類されますので筋肉全体というわけではありません。
近いところでは、腱鞘炎の方が近いものと考えられるとよいでしょう。 - Q4緊張しやすい人、筋肉が硬い人はテニス肘になりやすい
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- ◯ 正しい
- × 間違い
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スポーツや仕事などで手を使うときに、緊張されたり筋肉が硬い人はより力が入って1回1回の負担が大きくなってしまうことが考えられます。
よりリラックスして手を使えるようにしておくことは大切です。 - Q5テニス肘などの負担を減らすバンド(サポーター)は痛みが出るところに巻きつける
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- ◯ 正しい
- × 間違い
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痛みが出る場所は筋肉が付いている場所ですが、そこを引っ張ってストレスを与える筋肉のテンションを途中で堰き止めるのが目的になります。
痛いところから指2~3本分指先側か、グーを握った時に1番腕の太いところあたりに巻きつけるのがよいでしょう。 - Q6テニス肘は最近テニスで起こる人よりも事務仕事で起こす人の割合が多くなってきている
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- ◯ 正しい
- × 間違い
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事務仕事で特にパソコンを使う人に増えています。
外国では『マウスエルボー』などと言われたりするくらいです。
このタイプは従来のテニスで起こすタイプのように安静をとりづらいため、治りにくく慢性化しやすいので非常にやっかいです。 - Q7テニス肘の判断材料に肘が伸びない・肘が曲がらないという症状がある
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- ◯ 正しい
- × 間違い
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テニス肘では基本的には肘の伸び曲がりについて問題が出ることはありませんので最初には確認する必要はありません。
ただし、長期化して重症化してくる場合には肘が伸びなくなったりするケースも出てきます。 - Q8テニス肘を注意しなければいけない人は、テニスなどのスポーツをしている人、年齢を重ねていった方、妊娠・出産後などの女性である
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- ◯ 正しい
- × 間違い
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スポーツでは純粋な負担によるもの、加齢によって筋肉・腱が弱くなっていることで負担を受けやすくなるもの、妊娠期の女性はホルモンバランスが崩れて腱鞘炎が起こりやすくなっていたり、赤ちゃんをだっこすることで腕に負担がかかることもあります。
- Q9テニス肘の治療で注射(ステロイド、麻酔)は非常に効果が高い
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- ◯ 正しい
- × 間違い
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痛みを鎮める麻酔、炎症を抑えるステロイド、どちらも効果は非常に高いです。
ただし、これらは軽症の方や何回も注射している人の場合には慎重に適応を判断することになります。
病院でお願いしたら必ずしてくれるということはありませんので、あらかじめ知っておかれるとよいでしょう。 - Q10テニス肘を防ぐためには、肘と身体との間の距離をなるべく開かないようにすることが大切だ
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- ◯ 正しい
- × 間違い
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肘が身体から離れた状態を昔は『脇が甘い』と言いますが、この状態では適切に腕の力が発揮できません。
非効率な力の発揮の仕方をするため、腕にかかる負担は全体的に高まります。
今回のテニス肘だけでなく、他の筋肉の腱鞘炎なども全体的に起こしやすくなりますので気を付けることをおすすめします。
あなたの理解度は●点です。
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いかがでしたか?
全問正解とは言わなくとも80点以上取れていなければ、まだまだこの疾患についての理解が深まっているとは言えません。
不正解だったところ、答えに迷ったところは解説をしっかり読んでいただくか疾患の記事を読み直して知識をしっかり定着させていかれることをおすすめします。
お身体に関するお悩み解消にお役に立てる情報が提供できていますと幸いです。
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