悪習慣に潜む肩こりの原因!自分でチェックする生活見直しのポイント
「右側の肩こりが続いているけど、原因がわからない・・」
「肩が凝るようなことしていないはずなのになぜか毎日ずっと肩が凝る」
「朝起きたときからもう肩が凝っている」
このように、肩が凝るようなことをしていないつもりなのに肩は常に凝っていると慢性の肩こりでお困りの方はたくさんいらっしゃいます。
こういう方の場合、
「え!?そんなことが肩こりの原因になるの?」
というような、自分にとってはささいな生活習慣の癖などが実は慢性的な肩こりにしてしまっているというようなことがよくあります。
それに気づいて習慣でしていることをちょっと変えるだけで、慢性的な肩こりが楽になるとしたら・・
変えない手はありません。
ひとつでも当てはまるものがあれば、変えていただくことをおすすめしたい
『肩こりになるのに見落としがちなちょっとした生活習慣』
をご紹介していきたいと思います。
枕の高さはどうしてますか?
1日の睡眠時間は、4~8時間程度と個人差はあるようですがそれでも長い時間横になっています。
短く考えても毎日4時間は身体の置かれるポジションが寝具によって決まります。
枕や布団などが悪ければ、肩こりの原因になってしまいます。
このような寝具があっていない場合の肩こりの症状の出方の特徴は、
- 寝ている最中に肩が凝って目が覚める
- 朝起きたときからすでに肩が凝っている
などがあります。
日常生活をしていくうちに肩・首に負担がかかって出る一般的な 『肩こり・首こり』とは出方が違うので見分けはつけやすいでしょう。
こういう方としっかりお話してみると、
「睡眠がしっかりとれていないから朝から頭がボーっとする」
「寝具がしっくりこないから寝つきが悪い」
などとおっしゃられます。
寝具の問題というのは、一言で言ってしまえるほど簡単な問題ではありませんので一番わかりやすい例だけあげさせていただきますと、『枕の高さ』があります。
枕が高すぎると、寝ている間 肩・首まわりの筋肉が引き伸ばされ筋肉に負担がかかってしまいがちです。
そのことから最近は低い枕がブームになっているようで、
- 高枕=過去の悪い風習
- 低い枕=正しい方法
のように言われているようです。
ただ、枕の高さも人によってさまざまで、
- 猫背が強くなってしまっている人や
- 頸椎椎間板ヘルニアという疾患の方
などは高枕が合うこともありますので、誰もが枕が低いほうがいいとは言い切れないということをまず確認しておいてください。
枕の高さは絶対この高さがいいというのはありません。 枕選びは慎重にする必要があります。詳しくはこちらをお読みください。
「簡単ですぐ作れる自分の身体の調子に合わせた枕の作り方を紹介!」
スポンサーリンク
じっと横向きでいるのは身体に負担がかかっています
「テレビを見るときとかにずっと横になってみてたりしませんか?」
これは、片側の肩・首が頑固に凝って困っているというご年配の方に必ずさせていただく質問のひとつです。
「そういえば、確かにテレビを横になりながら見ている」
という答えが返ってくることがよくあります。
この場合は、この習慣をなんとかしないといくら治療をしてもよくなることはありません。
ここで誤解しないでいただきたいのは、横向きになること自体が身体に悪いということはなく、夜に寝ているときに、ゴロゴロ寝返りをしている中で横になっているのはかまいません。
身体が休まるのは確かですが、
長時間じっと横に寝ていると
特に下になっている肩の筋肉群に負担がかかっています。
そういうのは、テレビを見るときに起こりやすいので注意が必要です。
テレビだと集中してしまって時間を忘れてしまいがちなので、気を付けていても横になっている時間が長くなってしまいます。
そこで、体が負担を感じていてもテレビの内容に意識がありますので体勢のことを忘れて、そのままズルズル負担をかけ続けてしまいます。
家具やテレビの配置を見直す必要があるかも
実際にいらっしゃった方を例にしますと、
ある顔が左に歪んだ状態でいるのが自然だという方がいました。
その方に
「日常生活でずっと左に向くことって何か思い当たることがありますか?」
とうかがったところ、
「テレビがソファからみてまっすぐ正面の位置じゃなくて少し左向きにあります。」
「テレビは1日3時間は観るのでその間はずっと少し顔を左に傾けています」
とおっしゃる方がいらっしゃいました。
この方には テレビの位置を変えていただくよう生活指導させていただくと、その後首のこりが一気に軽減されました。
家具の配置だから・・という思い込みはいったんリセットして、ひとつの方向をずっとみてしまうような生活環境があるようであれば改善しなくちゃいけません。
かばんのかけ方に注意を払っていますか?
右肩こりの人に
「ショルダーバッグはどちらでかけますか?」
とうかがったところ、
「右側にかけます」
といわれることがよくあります。
かばんをかけた側にの肩に負担がかかるのは当然のことです。
仕事上どうしてもその掛け方しかできないという方は仕方ないかもしれませんが、かばんの掛け方を変えることができそうな方は、是非かばんの掛け方を考えてみてください。
「どういう風にかばんの掛け方を選んだらいいの?」
と思われた方は、こちらをご覧ください。
「肩こりの原因になるカバンのかけ方!自分にあったかけ方を選ぼう」 スポンサーリンク
冬の厚着、服の重さもばかにならない
特に肩こりが出やすい季節はと言われれば冬ではないでしょうか?
「寒さで縮こまって筋肉をギュッと縮こめてしまう」
「寒くて動く気がしない」
「寒くて厚着をするから服が重くて」
など、よく話を耳にします。
ここで、冬の厚着が原因で肩こりなどになると言っても、厚着をやめることはできません。
しかし、
「1枚は薄手で温かいインナーを着てみよう」
「腹巻などをして身体の芯が冷えないようにしよう」
などの配慮で厚着を少なくする工夫はできるはずです。
運動不足は肩こりには大敵です
慢性的な肩こりがある方は、必ずと言っていいくらい運動不足です。
「日常生活で手を使っている」
「事務仕事で手を使っている」
と手を使っている方はいらっしゃいますが、手の使用量に比べて肩まわりを動かしている人は少ないです。
それは確かに身体は動かしていますが、肩にとっては運動不足であることは変わりません。
肩まわりをしっかり動かすことで、手の使用量と肩まわりの使用量のバランスがとれて肩こりが解消されていったりもします。
たまに肩こりの方で
「肩が凝るから、負担を受けているから休ませないと・・・」
とおっしゃられる方がいますが、大きな誤解をされていてそこで休めても余計悪化していくだけです。
少しやり過ぎなくらいバシバシ動かしてやってください!!
そのときは疲れるかもしれませんが、後で必ず肩まわりがすっきりしてきます。
肩を動かすときにきちんとした肩こり解消体操をおこなうことで、肩がこりにくい身体づくりができます。
「体操をしてみたい!」
と思われた方はこちらをご覧ください。
おわりに
肩こりになってしまう生活習慣(環境)について紹介してきました。
「右側の肩こりが続いているけど、原因がわからない・・・」
という方、右側でバッグを持ったり、肩掛けしたりしてませんでしたか?
「肩が凝るようなことしていないはずなのになぜか毎日肩が凝る・・・」
ご自分の生活が運動不足ではありませんか?
「朝起きたときからもう肩が凝っている・・・」
良質な睡眠はとれていますか?
思い当たるところがひとつでもあったという方は、是非改善していきましょう。
肩こりを解消させることについて
「もっといろいろな情報を知りたい!」
「1からちゃんと肩こりを理解しながら解消していきたい」
と思われた方は、
「肩こり・首こりを徹底攻略!自分で解消するための必要な情報まとめて公開!」
をご覧ください!
お身体に関するお悩み解消にお役に立てる情報が提供できていますと幸いです。
「自分の身体について直接相談したい」
「実際に自分にあったエクササイズを指導してほしい」
と思われた方は、こちらで直接診せていただくこともできます。
お問合せお待ちしております
最近 肩甲骨付近が痛くてネットで検索していたらこのホームページがヒットしたのでそれ以降ずっーと見ています。
大変参考になりました。だいぶ楽になりました。
ありがとうございました。
当サイトをごらんいただきありがとうございます。
引き続きお役に立てる情報をお届けできればと思います。
これからもネストラをよろしくお願いします。