すねや足の甲が痛いのは筋肉痛?それとも神経痛?原因を確かめる方法とは
「すねが痛いけど筋肉が痛いのかな?それにしては何か感じが違う気もする・・」
すねの前の筋肉のあたりが痛いような気がしたけど、筋肉痛になるようなことをした記憶もない。
数日の間は筋肉痛かも?と思っていたけどずっとなので筋肉痛にしてはおかしいって思われ不安になられることでしょう。
そういうときに疑ってほしいのが、
- 坐骨神経痛
- 腰椎椎間板ヘルニア
- 脊柱管狭窄症
などによる『神経痛』の症状の可能性です。
筋肉痛と神経痛では対処の方法が大きく変わります。そこで、神経痛かを見極めるためのセルフチェックの方法を紹介していきます。
筋肉痛か神経痛かは自分でも見分けられる
筋肉痛と神経痛は痛いような感覚が出るのが一緒なので紛らわしいですが、その他の特徴をひとつひとつ見ていけばおおよそ見分けることができます。
比較的多いのは神経痛のほうではないかと個人的には感じていますが見比べていってみてください。
筋肉の問題のときはどんな傾向がありますか?
筋肉に負担がたくさんかかることをしているために出ている症状の場合には、
- 思い当たる原因がある
歩く量が多い、歩いているときや歩いた後に症状が出てくるなど - 症状の出方が日により違う
毎日同じように出ないで、生活の内容によって症状の強さが変わる - 両足が痛いことがある
両足も程度にさがあっても症状があるというケースが考えられます。 - ケアをすれば楽になる
すねを揉んだり、お風呂に浸かったりすると一時的にでも楽になりやすい - 筋肉の痛みのみ
症状は痛いだけで、他のしびれなどは起こりません。
おおよそこれくらいは確認してみて当てはまるかみてみましょう。
次に神経痛ではどのような症状がでやすいかみていきましょう
- いつの間にか起こってきた
きっかけに思いあたるものがなく気づいたら出てきた - 症状の波が少ない
症状が多少動いたりすると強くはなるけど、ずっとあるのは変わらない - 片足に出ている
両足にでないわけではありませんが、ほとんどは片足に症状が出ます - ケアをしてもあまり変わらない
マッサージや電気治療などをしてもあまり変化がない - 感覚や筋力などが障害される
触ってみたら感覚が鈍かったり、ビリビリしたり、足に力が入りにくかったりします
これらを比べてみると下の表になります、対比してみるとだいぶ特徴が違うのがお分かりいただけますね。
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神経痛の可能性を考えて自分で更にチェックする方法
神経痛の可能性があると思われた方は更にこれらのことが当てはまるかチェックしてみてください。
- 痛いのがすねだけじゃない
すねに症状はあるけど、しっかりみてみたら、お尻やふともも、足の甲などにも症状があった - 腰痛や腰を患ったことがある
過去や現在に腰を痛めたり、何かの疾患を患った経験がある、もしくは腰痛が慢性的にある - 足に力が入りにくい
つま先立ちと踵立ちをしてみて力の入り具合の左右の差をみてみましょう。 - 感覚障害がある
触ったら感覚が鈍い、余計痛くなる、しびれているなどがあるか
当てはまるものがあれば更に神経痛の可能性が高まります。
神経痛だったらどう対処するのがよい?そのポイントは?
神経痛の線が濃厚になってきています。その場合には筋肉痛のときと同じような対応では改善が期待できません。
そこで、押さえておきたいポイントを紹介していきます。
1.はっきりさせたかったら病院を受診すること
神経痛かどうかはっきりしてくれないと不安で仕方がないという方は整形外科を受診しましょう。
ただ、神経痛のほとんどはわかったところで別に何も治療が変わるわけではありませんし自分で対処可能ですので無理に行く必要はありません。
2.すねをケアしても何も変わらない
痛いすねのところを揉んだり、温めたり、湿布を貼ったりされる方が多いですがあまり効果は見込めません。
たしかに、それらをすると楽になった気がすると患者さんはおっしゃられますが、根本的な対処にはなっていません。
3.腰に負担のかからない生活を心がける
すねが痛い気持ちが先だって、腰に問題があるかもしれないと言われてもどうも実感が伴わない方が多いです。
しかし、腰に負担をかけるようなことをすれば症状が悪化したり長引いたりする可能性が高まりますので意識を腰にむけてください。
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関係なさそうにみえる腰のケアをするのがポイント!
腰痛をお持ちの方が割合として多いので、ここでしっかり腰をケアしようと肚を決めていただければと思います。
ケアの方法には
- 治療院などに通って施術を受ける
- コルセットやサポーターなどをする
- 腰痛体操や筋トレ・ストレッチなどをする
などいろいろあります。
腰痛体操をしようと思われた方は、効果的なものをこちらで紹介していますのでお読みください。
「腰痛解消にストレッチは危険!?肩こりも一緒に解消する腰痛体操とは」
おわりに
「すねに痛みがあるけど、自分はどう対処したらいいんだろう・・」
と思われている方に、今回はその原因によってずいぶん対処が異なることがお分かりいただけたのではないでしょうか?
実際にそれを見極めることもそんなに難しくありませんので、ご自分でチェックしてから原因にあった対処をされることをお勧めします。
もし、一定期間(2週間~1ヵ月)ケアしても変わらなければ、
- もう1度チェックしなおして、判断が正しいか見直す
- 不安があるなら病院を1度受診しておく
など、対応していけば大丈夫です。
判断が万が一間違ってたとしても、修正をすれば問題ありませんので不安にならずに自分の状態(症状)をきちんと把握していきましょう。
お身体に関するお悩み解消にお役に立てる情報が提供できていますと幸いです。
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