関節がポキポキ鳴るのはなぜ?仕組みや種類を知って自分で解消
「関節をポキポキ鳴らるのはなぜ?鳴らしててもいいの?」
「関節を動かしたら音が鳴るんだけどどうにかならないの?」
と関節が鳴る人にとっては自然なことかもしれないけど、関節を鳴らしていると関節が太くなるとか、あんまり鳴らすと良くないとまわりの人に言われたことがあると思います。
実際に関節をポキッ鳴らすとなんかすっきりする快感にも似た感覚が起こるのでつい鳴らしてしまうという方もいらっしゃると思います。
そこで、今回はこの『関節の音が鳴る』ことについてその種類や原因や対応について紹介していきたいと思います。
関節が鳴るには大きく2つある
『関節を動かすと音が鳴る』というとき、
- 指の関節を決闘の前にボキボキって鳴らす
肩こりが強い人が顎を押さえながら勢いよく首を捻って『ボキッ』と鳴らす - カイロプラクティックなどを腰を捻じりながら『ボキッ!』と鳴らす
などという鳴らし方と
- 腕を挙げるときに必ず肩や肩甲骨のあたりが『ボキボキッ!』って鳴る
- 股関節を一定の方向に曲げたときに鳴る
などという音の鳴り方があるように思いますがこれらは別で考えていったほうがよいです。
そこでまずは、最初の方のいわゆる『自分で関節を鳴らす』系について紹介していきます。
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1、自分でポキッと鳴らす系
まずは、指を自分で『鳴らす』という表現の時にイメージされやすいものは
- 関節内轢音(れきおん)
- クラッキング(Cracking)
- ポッピング(Popping)
などと言われて、その特徴には、
- 自分ないし、他人が関節を大きく動かすことによる
- 一定のポジションから一気に勢いをつける
- 連続で同じ関節を鳴らすことができない(1度鳴らすと一定時間(約40分)は同じことをしても鳴らなくなる)
- 痛みが伴うことはあまりない
- ポキッと鳴らした後、なんかすっきりする
というものです。
「なぜ、関節からポキッと音がなるのか?」
その原因についてはいろいろな説があってまだはっきりとわかっていませんがその中で現在有力とされるのに 『キャビテーション(Cavitation)説』 があります。
これは、簡単に言うと、
『急に関節が動いたとき、関節内のスペースができます。そのスペースは真空に近い状態ですがそこにすぐに関節液などが流れ込んできて埋まります。この時に音が出る』
というのです。 最近の研究についてはこちらをご覧ください。
http://www.huffingtonpost.jp/2015/04/18/cracking-your-knuckles_n_7094258.html
これは、自分で関節を鳴らすと結構スッキリすることもありますし
- カイロプラクティック
- 骨盤矯正、整体
などの施術で音が鳴るっていうのはこちらにあたります。
関節をポキポキ鳴らすと関節が太くなる!?
「関節をあんまりボキボキ鳴らすと関節が太くなるから鳴らしたらダメよ!」
なんて昔はよく言ってました。
それというのは、ある程度の年齢からはっきりとしたきっかけがなく 『指の変形性関節症』 が起こってきて関節の変形によって『節が太くなる』のを経験される方が多いです。
そのときに
「なぜこんな指がケガをしたわけでもないのに節が太くなってくるんだろう・・」
と思った時に、関節をポキポキ鳴らす習慣があったことを思い出して
「あっ!!あれが悪かったんだ!!」
ってなったというところでしょうが、まったく影響がないとまでは言いませんが、その1回1回の刺激やトータルの回数を考えれば、自分で『ポキポキ鳴らす』ことを直接の原因と考えるのにはちょっと無理があると思います。
2、鳴らす気はないのに鳴ってしまう系
自分で鳴らす『ポキポキ』とは少し違って 、
- 股関節
屈むときや深く股関節を曲げるときや、グルグル回す時の一定の場所になると必ず『ポキッ』と鳴るようなことがあります - 肩関節
腕を挙げるたびに『ボリボリボリ』ってこすれるような音が鳴ったり、肩がガクッとずれるような感覚で『ボキッ!』と鳴ることがあります。 - 膝関節
屈むたびにポキポキ鳴るものです。嵐の二宮和也さんは屈むたびに鳴るそうです 。
比較的多い、一定の動きをするたびに『ポキッ』『ボキッ』と鳴る
などがあります。
特に股関節には 『弾発股(だんぱつこ):snapping hip』 と呼ばれる疾患があるくらい構造上起こりやすいと思っていただいてもよいでしょう
これの特徴としては、
- 自分で関節を一定の動きをすることで起こる
- 勢いをつけないで動かしても鳴る
- 何回も同じ動作をすれば鳴らすことができる
- 痛みは伴わないことが多いが、痛みが伴うこともある
- 音が鳴ってもすっきりもしない
というものです。
これは、『キャビテーション』で起こっているわけではありませんので、何回も鳴らすことができますし、実際に組織同士がぶつかったり擦れたりしているため痛みが伴うことも起こり得ます。
自分でポキポキ鳴らすのは自分でやめればいいですが、こちらのタイプだと鳴らしたくもないのに鳴ってしまいますし、中にはそのたびに『痛み』が伴うことがあってなかなか厄介です。
それぞれの関節が鳴るに対する対応は・・
『関節が鳴る』ということについてもある程度はおわかりいただけたと思いますので
「この『関節が鳴る』っていう状態をなんとかしたい!」
という場合の対応について紹介していきます。
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関節を鳴らして音が鳴る場合
これは、基本的にご自分で鳴らしている習慣性の問題なので、ご自身が癖になっているとは思いますが我慢されていくことでその習慣はなくなっていきます。
「いや、鳴らしたら気持ちいいし鳴らしてたいんだけど・・」
と思う方についていくつかのアドバイスをさせていただければと思います。
1、指は反らせて鳴らすほうがまだいい
関節を鳴らす時に指の場合では、主に曲げる方向に『ボキボキ』って鳴らす方が多いと思います。
しかし、日常生活から仕事までずっと『指を曲げる方向にばかり』 使っていることと、『指の変形性関節症』では指が曲がってくることから
「いつも使って負担をかける方向と逆に動かしておいた方がいいんじゃない?」
って考えれば指のケアには反対側を反らせておくことがお勧めです。
2、首や腰は不良姿勢ほどよく鳴る
腰や首の『背骨』につきましては、いわゆる『不良姿勢』の
- 頭が前に出る
- 猫背
- 腰抜け
などがある人の方が『ボキボキ』鳴りやすいですし、よく鳴らす方が多いです。
そういう方は、『不良姿勢』による
- 肩こり・首こり
- 腰痛
などをお持ちの方も多いのです。
これは、カイロプラクティックの治療で急速に関節に刺激を入れて『ボキッ!』と動かそうとするときには、おおよそ丸めたポジションをとることからも、関節が鳴りやすい(動かしやすい)ようにするには丸めるのがいいということからもわかります。
そこで、『関節を鳴らす』と確かに気持ちいのですが、根本的に治す方法は 『身体が丸くなりつつあるので背筋を伸ばす』 という心がけをしていくことです。
そういう身体づくりをした方は、関節が鳴りにくくなりますし結果として身体の調子もよくなります。
ここまでで、関節が鳴ることに対する基本的なことは確認できました。
後半では、関節がなっている状態から実際に自分ができるケア方法についてなどを紹介していきます。
お身体に関するお悩み解消にお役に立てる情報が提供できていますと幸いです。
「自分の身体について直接相談したい」
「実際に自分にあったエクササイズを指導してほしい」
と思われた方は、こちらで直接診せていただくこともできます。
お問合せお待ちしております
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10秒間に指だけで30回鳴らせるんですが
当サイトをご覧いただきありがとうございます
肩関節などでも動かすたびにゴキゴキ鳴るみたいなのがあってその形態で鳴っているのかもしれません。
それの場合は、時間をおかないでも鳴るようです。