肩こりの原因は体のりきみ?指や手首、腕をリラックスして解消!
「すごい肩凝ってますねぇ~パンパンに張ってますよ」
このセリフは『肩こり・首こり』の方であれば、美容室やマッサージに行った時によくあることですが、みなさんは心当たりありませんか?
そんな、『肩こり・首こり』にで悩まれている方の肩まわりの筋肉は、
- パンパンに張っている
- 触ると硬い
- 筋肉の弾力がなくなっている
などで
「鉄板を肩まわりに仕込んでいるんじゃないんですか?」
と聞きたくなる状態になられています。
このセリフも言われたことがあるのではないかと思います。
こんなカチカチの肩になってしまう原因にはあれこれあると言われていますが、その中でも
『指や手先が力んで力がなかなか抜けない』
というのは、意外に知られていない原因として挙げられます。
では、実際にみなさんは力んで手先をなかなかリラックスできないタイプなのでしょうか?
それをチェックしながら、その手先・指先の力みがなぜ『肩こり・首こり』と関係するするのか?について知っていただければと思います。
腕・手首・指先が緊張して硬くなる
手先・指先の緊張がなかなか抜けないとすでに思われている方は、ご自分の肩をチェックしてみますと、カチカチ・パンパンのはずです。
このように感じられるのは
ある理由で女性の方に多い
のですが、それは後ほど解説させていただきます。
まず最初に、ご自分の手や腕が緊張して硬くなってしまいがちなタイプなのかをチェックしてみましょう。
腕の緊張をセルフチェックしてみよう
試しに肘から少し指先側にいったところの腕の筋肉を自分で指で押してみてください。
「力入れてないはずなのにすっごいカチカチ~!」
「あぁ~ツボを押してるみたいで痛気持ちいいわぁ~(痛いような気持ちいいような感じがするわぁ)」
みたいな感覚ではありませんか?
まずは、腕がカチカチ・パンパンになっているのをなんとなく実感できたと思います。
なぜ、肩こりのカチカチ、パンパンと同じような状態が肩だけでなくて、腕、手首、指先までいってしまうのでしょうか?
その原理を知れば、『肩こり』と腕の硬さが関係することへの理解が深まり、『肩こり・首こり』対策が見えてきます。
対策をきちんとしていけば、指先、手首、腕の余分な力みが抜けるとあわせて『肩こり・首こり』が解消されることへと自然に繋がります。
力みの連動
最初に手の力みが肩・首まで連動して起きてしまうことを実感していただくためのチェックをしていただきます。
チェックの方法は簡単ですので順番に試してみてください。
これから紹介する動きをしたときに、
- 肩・首まわりに力を入れる(力ませる)
- 指先、手首、腕まわりに力を入れる(力ませる)
この2つが同時に起こらないように別々に分けることができるかを試してみていただきたいのです。
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指先を力ませて肩の力を抜くことはできますか?
- まずは、手で握りやすいもの(ボールやクッション、何もなければタオルを丸めたものでOK)を用意します。
- まっすぐ立った状態で、一気に手で握ったものを潰すように力を入れて下さい。
- 反対の手を使って、肩・首まわりの筋肉が硬くなっていることを触って確認します。
- 握りつぶした状態のまま、肩・首まわりの筋肉の緊張だけが抜けるよう努力してみます。
実際にやってみられていかがでしょうか?
肩の力を抜こうとしたら、手で握っている力も抜けそうになって、手でしっかり握ろうとすると肩も力が入ってきたのではないでしょうか?
ここで、少し休憩を入れて気分をリセットできたら、
次は今やったこととまったく反対のことをしていただきたいと思います。
さぁ、どのような身体の反応が出るでしょうか?
肩に力を入れた状態で手はリラックスすることができますか?
では、次の動きを試してみましょう
- まっすぐ立った状態で、片側の肩を「ギュッ」とすくめて肩・首まわりに力を入れてみます。
- 念のために 反対の手で肩首まわりを触ってみて筋肉が硬くなっていることを確認します。
- そこから肩をすくめたまま反対の手を使って、手首を動かしてみてください。手首を手の甲側に反らせてみて今度は、手のひら側に反らせてみて
手首を動かそうとしたとき、意識していないのに
「あれ!?手首カチカチになってる?」
と思われた方、それが普通の身体の反応です。肩に力を入れていると手首も一緒に力んでしまいます。
ここから、最後のステップで
『片側の肩をとすくめたまま、肘から下を脱力して手首が柔らかく動かす』
イメージで手首を脱力する努力をしてみてください。
手首の脱力には成功できましたか?
力みの伝わり方
このセルフチェックを通してまずお伝えしたかったことは
- 片側の肩をすくめたまま、肘から下を脱力
→努力すればなんとかできるようになる
- 手でものをつかんだまま、肩の力を脱力
→力みがなかなか取れにくい
というような結果になられませんでしたか?いかがでしょう。
この結果から実感していただきたかった原則を確認しますと
- 力んだところ→体の中心に向けて
筋肉は一緒に緊張してしまってバラバラにすることが難しい
(緊張が同時でお互いの関連が強い)
- 力んだところ→体の先っぽに向けて
先っぽ側の筋肉の緊張を解くことも比較的しやすい
(基本的には緊張は関連しあうけど、その結びつきはまだ弱め)
ここからわかる結論は、
手や腕が緊張してしまえば、そこからなかなか解くことのできない肩・首の筋肉の緊張が連動して起こってしまう
ということです。 スポンサーリンク
手や腕の緊張が肩の余計な緊張をつくっている!?
肩・首まわりの筋肉の緊張によって当然『肩こり・首こり』は起こります。
しかし、手や腕の緊張も同じように肩・首まわりの緊張を生んで『肩こり・首こり』が起こります。
頑固な肩こりは、このように
肩からと腕まわりからの2重の緊張に襲われて
起こっています。
そして、この
『指先、手首、腕まわりの力み』は特に女性に強く起きやすくなります。
それは女性は、男性に比べて筋肉量が少ないことが1番の要因です。
筋肉量が少ないと、同じように手を使おうとしても自分の持っている筋力をしっかり発揮しないといけなくて、必要以上に力んでしまう場面が多くなります。
そのため、肘から少し指先側にいったところ付近に筋肉を押したときの
「力入れてるつもりじゃないのに、すっごいカチカチ~!」
「あぁ~痛気持ちいいわぁ~(痛いような気持ちいいような感じがするわぁ)」
という感覚があるという話に対しても
「うんうん、そうそう!」
と頷いていただけるのは圧倒的に女性が多くなります。
実際に、女性では男性よりはるかに細い腕をしているにも関わらず、マッサージなどで触るとものすごく硬い方が多いです。
頑固な肩・首のこりを解消されたい方は、特にこの
『腕・肩からの2重の緊張』
が起きていないかしっかりチェックしていただくことが大切です。
これらを解消するために1番大切なのがそんな自分にまずは気づいていただくことです。
「すっごい腕に力入ってますね」
とこちらがいくらそのことを指摘しても
「え?そんなことありませんよ、そんなに力入ってますか?」
と答えられる方は、自覚がありませんからそこからの対処のしようがありません。
しかし、いったん気づいていただければそこからは脱力をする努力はできますし、それを積み重ねていくだけで頑固な肩こりを解消させるきっかけ作りができます。
特に、現代は社会背景としてパソコンやデスクワーク・スマホの使用などで、指先をとにかくよく使うようになっています。
そのため、『指先、手首、腕まわりの力み』はみなさんが生じやすく、解消しづらくなっています。
だからこそ大切な気づきが必要なのです。
おわりに
原因がわかったのですから、腕から指先のリラックスを意識して生活していくことに挑戦してみましょう!
もちろん最初は難しいですが、失敗してもコツコツ努力していくことで緊張しやすい体質も改善していけますよ。
その脱力の意識の練習に肩こり解消体操を組み合わせると非常に効果的です。
また、
「肩こり・首こりについてのいろいろな情報を知りたい!」
「肩こりについて1からちゃんと理解しながら解消していきたい」
と思われた方は、
「肩こり・首こりを徹底攻略!自分で解消するための必要な情報まとめて公開!」
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