いい病院・診療所の失敗しない選び方や医師との正しい接し方の心得
現代の医学は、日進月歩の目覚ましい進歩をとげていてそれらの情報はテレビやネットなどのメディアで簡単に手に入れられる時代になってきていています。
みなさんが何かの症状が出て困った時には、自分に何が起きているかわからない不安を解消するためにいろいろ調べてある程度わかるといったん安心できます。
しかし、完全に安心するためには専門家である医師の診察を受けないといけませんが、
「病院に行くってなったらどこの病院に行くのがいいかなぁ~」
と考えたとき、テレビなどの医療情報を紹介される番組では、 『大学病院や総合病院などの大病院』 ばかりなので
「きちんと診断していい治療を受けるためには大きい病院に行ったほうがいんじゃ・・?」
と思って、いきなり大病院に行こうとする人が増えていますが、そのせいで患者さんが大病院に集中するようになって、 『地元の個人でされている病院(開業医がされる診療所)』
が、地元のみなさんの 『かかりつけ医』 としての役割があまり果たされなくなってきているようです。
すると、
- 地元の診療所
あまり患者さんがこない(閑古鳥が鳴く)、経営が逼迫するため囲い込みが激しくなって
・過剰診療などをしたり
・セカンドオピニオンを嫌がったりして
患者の不利益になる - 大病院
どこで診てもらっても一緒のような人ばかりが昔に比べて多く受診してきます。
すると、本当に大病院じゃないと治療できないような難病の人が診療をきちんと受けられなくなる ような状態になってしまいます。
『大病院に患者さんが集中する現状を何とかしよう』
と、受診する際に
- 紹介状がないと受付しない
- 紹介状がない場合、高額の初診料がかかる
などを厳格にするように医療業界全体が徹底しているのが現状です。
そんな現状もありますが 『地元の診療所にまずは受診する』 ことをお勧めします。
自分にとって何かささいな症状だと思っていても、実は命に関わる病気が隠れているっていう非常にまれなケースをテレビでは紹介していますので
「ちょっと肩こりが続くんだけど、これってテレビでやってた難病が隠れてるんじゃ・・・」
とかなるかもしれませんが、99%はそんなことはありません。
医療業界がテレビを使って間接的に宣伝しまくってきた結果、 『大病院の集中』 と言う自分たちの首を自分で絞める現状を招いています。
患者さん側としては、それに踊らされないように
『地元の病院(かかりつけの病院)』
から受診しましょう!
何かあるたびに、遠い大病院にわざわざ時間かけて行ってすごい待ち時間を待って、ちょこっと診てもらって診療所と同じような治療なんだったら何のための労力や時間かわかりません。
そう言われても、さんざんテレビで脅され続けているみなさんからすれば
「開業医で誤診されても嫌だし、かと言っていい病院かどうかどう見極めたらいいかわからないから不安で行けない・・」
と思われるかもしれません。
そこで、今回は
『良い町のかかりつけ医を見つけるときポイント』
を紹介したいと思います。
わかりやすく説明することは医者の技術
確かな知識をもって、わかりやすく伝える力というのが必要なのは、テレビでよくみかける
- 池上彰さん
- 林修さん
の番組を見ればすぐわかるはずです。
もし、地元の診療所と大病院を比べて同じような診断をできるだけなら、
- 権威性がある
(≒信頼がおかれる) - 治療機器がたくさんある
- 費用はどこでも変わらない
大病院に行きますよね?
開業医として診療所をするのであれば、大病院ができない
- 患者さんと親しみのあるコミュニケーションがとれる
- わかりやすい診断、透明性のある治療、質問しやすい人柄
- 多少の融通を利かすことができる
などがあってこそで上から目線の大病院と同じ対応しかできないなら何も魅力はありません。
昔のように患者さんにも義理や人情はありませんから、みんなあっさり大病院に流れていってしまいます。
だからこそもっと地元の診療所ならではの
- 親しみやすさ
- わかりやすさ
- 頼りがい
が求められて当然なのです。
なぜこんなことを延々と書いたかというと、患者さんからよく
「お医者さんが何も説明をしてくれなかった」
「お医者さんは愛想が悪くて、まわりのスタッフは優しかった」
「専門用語ばっかりで何を言っているかさっぱりわからなかった」
と耳にしますが、その割に患者さん側からお医者さんに
- きちんと自分の病態について説明を求めたり
- 難しい専門用語を省いてわかりやすく説明を求めたり
できないそうなんです。
しかし、確実にいえることは
- ボランティアではなく診察料をとっている以上、診察し病態を説明することは医師の義務
- 理解できない説明は独り言と同じ、説明したことにならない
- 簡潔にわかりやすい説明をする努力は、医療業界だけでなくどの業界であっても求められている
ということです。
このことを再確認した上で、必要にあわせて毅然と医師に説明を求めていくことが必要で、
- わかりやすく簡潔に説明する
- 質問にもきちんと答える
ことをする努力をしている診療所を選ぶことが 『ひとつめの診療所選びのポイント』 です。
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患者さんの話をゆっくりと聞けない理由
患者さんの話をきちんと聞いて丁寧に説明してくれる医師が良いのはみなさんのイメージであると思います。
「お医者さんも患者さんに喜んでもらった方がいいに決まってんだからそうしたらいいのに・・」
って患者側からしたら思うかもしれません。
しかし、それを『患者様』根性丸出しで要求すればお医者さんも人間ですから明らかに気分を害して良い結果にはならないでしょう。
そこで、まず
『きちんとした対応をしてくれないお医者さんがなぜ多いのか?』
その理由を考えてみましょう!
1、昔からの古い体質が抜けない
これは、比較的年配の医師に多い傾向です。
医師という職業は、そもそも患者さんの心情や理解度に合わせた対応をする必要はなく『お医者様』という権威を持って接するのが普通と教育されている特殊な性質があります。
以前、勤めていた診療所の医師は、年配ですが患者さんへの対応は丁寧で評判が良かったです。
その医師が言っていたのは、
「足の悪い患者さんのスリッパをそろえて履きやすくしてあげることすら医師はしないのが当たり前。自分も最初にするときにはすごく心理的に抵抗があった」
というのが印象深かったです。
その話を聞いて、
『お医者様という態度』で接するのが当然と若かりし頃に徹底的に刷り込まれた医師は、
なかなか頭ではわかっても変われないものなんだなって感じました。
2、診療所の医師は多忙
開業医の医師は、看護師や受付などスタッフを雇用し、高額な医療機器を備えた施設を運営する経営者でもあります。
そこで、経営を考えると医師がしっかり稼がないと院の経営が一気にひっ迫します。
そのため、
- 一定以上の患者さんを診て
- 一定以上の金額を稼がないと
院を維持していけないという現実問題が差し迫っているのです。
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3、問診・診療費は安い?
医師は、他の職業に比べなるために求められる学力や学費のレベルは格段に高い職業です。
その医師の収入は当然それに値する額を得られるようにしないとやっていられません。
そうすると、
- 短時間で売り上げの高いものは積極的にやっていき
- 時間がかかる割に収益にならないものは短縮していく
傾向があります。
このような収益率の向上への努力は、医師に限らずどのような職業でも一定の傾向はあるはずです。
そう考えたとき、
- 収益率が高い
→血液検査・画像検査・投薬(処方箋)など - 収益率が低い
→診察・紹介状など
と、ざっくりわけることができます。
収益率の低い分野は医療であっても短縮するようになりますので
- 問診で話をゆっくり聞いてもらえない
- 検査ばっかりするけど、実際身体を触ってももらえない
- とにかく検査、検査→薬の処方がセットでついてくる
などが起こります。
これらの事情があるため、お医者さんの中には
「患者さんの話をじっくり聞いたり、触って直接確認した方がいいのはわかってるけど・・・
それがなかなかできない現実があって・・」
というような心境にある方が多いのではないでしょうか。
ここまでで、病院側の事情についてはなんとなくご理解いただけたかと思います。
後半は、そういった事情を抱えた医師とよい関係を築き自分にとって有利な状況を作るためにどうしたらよいか考えていきましょう!
お身体に関するお悩み解消にお役に立てる情報が提供できていますと幸いです。
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と思われた方は、こちらで直接診せていただくこともできます。
お問合せお待ちしております
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