湿布かぶれや塗り薬との違いなど、いまさら聞けない疑問に答えます
「湿布でかぶれてしまったらどう対処したらいい?」
「貼り薬(シップ)と他の似たような塗り薬との違いや使い分けの方法が知りたい!」
湿布は普段からよく使っているけど、気になることは結構いろいろあるもので気になったときに誰かに聞けばいいとわかっていても
「いまさら聞くのもなあ、そこまで知りたいってわけでもないし」
と思ってつい聞きそびれてしまうことあると思いますのでそういった湿布に関する素朴な疑問におこたえしていきたいと思います。
なお、湿布の効果や貼る時間などの基本的なことはこちらをお読みください。
「『湿布』の効果や貼る時間、種類などの素朴な疑問をわかりやすく解説!」
こむら返りに湿布を貼るのは効果的?
『こむら返り』はほんとうにつらいです。寝ているときに1度なった経験がありますが眠りは当然妨げられますし、時間にしては短いと思いますが鮮明に記憶に残る激痛でした。
年配の方は、こむら返りを頻繁に経験されるようでその痛みを少しでも楽にしようとして
- ふくらはぎを一生懸命さすったり
- とにかく痛みに耐え続けたり
します。なにかせずにはいられません。
こむら返りが治まった後の対応をうかがうと人それぞれで
- 自分でマッサージする
さすり続けたり、もんだりします - カイロで温める
「体が冷えることは体によくない」
「温めると痛みが楽になる」
という考えがあってどんな痛みでも困った時には『カイロ』を使う - 湿布を貼る
「痛みのあるところには湿布」
「またならないように貼っておく」
という考えから貼ります。 - 足首のストレッチ
『こむら返り』の対処に最善と言われている
『ふくらはぎのストレッチ』
をします。これが一番無難な対処法になります。
こむら返りの激痛に苦しんでいるときに冷静に判断してストレッチをすることはなかなかできないと思います。こむら返りの正しい対処方法についてはこちらをお読みください。
「ふくらはぎがつった!『こむら返り』の痛みを早く治める1番の対処法」
こむら返り後に残る痛みに対して貼るには多少の効果が期待できますが、こむら返りが済んでから貼る必要はなく再発予防に対しては全く効果がありません。
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湿布かぶれの予防やなったときの対処方法は?
敏感肌や肌が弱い方は、他と人と同じように湿布・エレキバン・テーピングなどを貼っても皮膚がかぶれてしまいます。
かぶれる状態というのは、
- 皮膚が赤くなる
- 赤い斑点がプツプツできる
など軽い状態からひどくなると
- 皮膚の薄皮がめくれる
- ジュクジュクしている
ような状態になります。
このかぶれは
- 貼って1時間程度で真っ赤に腫れてくる
- お風呂の時以外は1日中貼っているけど少し赤くなる程度
など、貼る方の個人差が非常に激しいためいつ出てくるとは予想することができません。
なんとかかぶれを減らすためのポイントは、
- 『かぶれ』の兆候にいち早く気づく
- 頻繁に貼りかえる
ように気を付けることです。
『かぶれ』のような異変が皮膚に起きたとき、なにかしらの反応がおきます。
よくあるのは、
- 皮膚が赤くなっていないか?
- 貼っているところが『ピリピリ』『ヒリヒリ』する
など、見た目や感覚にかならず何か変化がおきます。 ちょっとしたことに敏感に気づいていくことです。
もしくは、異変が起きてなくても湿布の貼り替えを一定時間でする『ルール』を決めておくのもいいでしょう!例えば
- かぶれやすい人、かぶれが心配な人
→3~4時間以内で次に貼るまでに時間を必ず空けて肌を休める - かぶれにくい人
→7~8時間程度
貼り替えの前に30分~1時間程度は貼らないで時間を作るようにしましょう!スポンサーリンク
貼り薬と塗り薬の違いはどこにあるのか
「痛いところにつけるのは、貼り薬と塗り薬どちらがいいですか?」
とよく聞かれます。
ふたつの効能や有効成分には特に大きな差はありませんが、効果の持続時間や使い勝手の良さなどで自分の目的にあわせて選んでいただくのがよいです。。
特徴を下の表にまとめていますので見比べて選んでみてください。
選び方の例えとして、
- 湿布(貼り薬)
「見栄えは気にならない!とにかく痛みを抑えたい」 という方 - 軟膏・クリーム・ゲル剤(塗り薬)
「かぶれてしまっている」
「かぶれやすい肌です」
など『湿布かぶれ』が気になる方
「湿布を貼ってるのみられるなんて恥ずかしい」
「突き指や足の裏が痛くて湿布は貼れない」
など、『湿布』を貼ることが難しい方
にそれぞれお勧めできるのではないでしょうか。
湿布が保険適用外になる可能性がある!?
「ニュースで湿布が病院でもらえなくなるかもしれないって見ましたがどうなんですか?」
確かに現在、政府で『湿布』について審議されているようです。その審議内容は、
- 第1世代の『湿布』の処方に関して、保険適用から外す
- 『湿布』の処方に上限を設ける
というものです。
この審議では、
『消炎鎮痛』の有効成分が含まれた第2世代はそのままで処方数量の限度だけ決めましょう!
昔からある(第1世代)効果の低いものにいつまでも保険適用するのではなく、効果的な第2世代だけ保険適用にして乗り換えてもらうほうがいいんじゃないか?
ってことなのでしょう。
『湿布』すべてが保険適用されなくなるんじゃ・・? という不安はいまのところしなくても良さそうですね。詳細についてはこちらを参照下さい
こちらについては、今後の動向をみていく必要がありますね。
おわりに
「湿布について普通に使うには問題がないから人にわざわざ聞かないけど、ちょっと気になっていた」
というような疑問などにお答えしてみました。
湿布はみなさんがよく使われるものですが、使いたいときに使えなくて困る湿布かぶれが出ないように普段から気を付けて、実際に使うときも湿布と同じような効果のある他のタイプのものとうまく使い分けしながら痛みを抑えていっていただければと思います。
お身体に関するお悩み解消にお役に立てる情報が提供できていますと幸いです。
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