朝起きたら首が痛くて回らないのはなぜ?どうすれば治る!?原因や治し方とは

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「朝起きたら首が痛くて回らない、もしかして寝違い?」

ある朝から突然起こる首の痛みは、ちょっとした動きでも激痛が走って普通の動きですら気を付けないといけなくなります。

ちょっと無意識にでも首を動かせば「痛っ!!」と痛みに襲われることに。

痛くてまったく首が回りませんので振り向くときも身体から回ったり、身体を傾けるだけでも痛かったりすごくつらかった経験をした記憶が思い出されます。ます。

現在は、ケアをきちんとしておりますので再発はしておりませんがそのときの経験も踏まえて

こんな辛い首の痛みの不安から解放されるためにまず知っていただきたいことを

  • 首の痛みの解消方法とそのポイント
  • 首が痛くなった原因や再発予防の対処の仕方

の順に紹介していきたいと思います。

 

首が痛いときは、首を無理に動かしたりストレッチしたりはしないこと!

1番最初に気を付けることは、このような朝起きたときから急に起こる首の痛みは『寝違え』である可能性が高いです。

寝違えのとき首のまわりには、炎症が起こっていることが原因で激しい痛みが起こっていますので、まず

  • 痛む首の動きは避ける
    首を動かすと痛みが激しく炎症が強くなり悪化する可能性があります
  • 首を直接触らない
    炎症が激しい2,3日は少なくとも、直接首を揉んだりストレッチをしたりするのは避けましょう。
  • 1週間以内で自然に治まる
    この激しい痛みはいつまでも続きません。安静にしておけば1週間以内で治まるのが普通です。

この3つの原則をまずは知って、これに沿って生活していただくのが大切です。

 

首が回らないのがつらいのを楽にするツボ指圧の場所とポイントは?

安静にしていればまず2,3日をピークに治るのがわかって安心できたと思いますが、今のこの痛みが少しでも早く和らいでいってほしいとも思われるはず。

そこで、安全に首が回りやすくなるツボ指圧での治し方とそのポイントを紹介します。

寝違えといえばまずここ!指にあるツボ、『落枕(らくちん)』

鍼灸師であれば知らない人はいないだろうというくらい有名な寝違えのときにはまずここに鍼をしろ!と言われるくらいの場所です。

場所は、軽く握りこぶしを作った状態で、手の甲の人差し指と中指の間の溝にあるツボ『落枕(らくちん)』です。

その溝の真ん中より人差し指側寄りのところをグッと押さえるのがポイントです。

場所が不安な方は、そのポイントから少しだけまわりを押し比べてみて、押さえたときの反応(痛み)が強いところを押しましょう。

ギューッとしばらく押し続けます。時間があるときにずっと押し続けるくらいのつもりで押すとよいでしょう。

 

押さえると首がまわりがすぐ改善することも期待できるおすすめのツボ『裏手三里(うらてさんり)』

次は、まったく有名ではありませんが個人的には『落枕』より抜群に効果があると思ってよく使うツボを紹介します。

まずは、肩こりなどで有名なツボ『手三里』を見つけます。

  1. 肘を曲げるとできるしわの端を確認します。(ここは曲池というツボで肩こり・首こりなどに効果があります。)
  2. そこから指3本分手前にきたところが『手三里』です。ここを押しても寝違えにはよく効きます。
  3. 手三里から指1本分(ほんの少し)外側に移動したところが『裏手三里』になります。

ここを押すとたぶんものすごい痛みがあると思います。
そこを、痛くて身体が逃げてしまうくらいギューッと強く抑え続けます。顔が痛みが表情が険しくなるくらいが理想です。
(自分では勇気がいるので、家族に思いっきり押してもらうことも可能ならするとよいでしょう)

まったく痛みがないという方は、『手三里』の方を試してそちらに反応があればそちらでもかまいません。

これは左右してもいいですが、

  • 特に首で痛い側がはっきりとある方は、痛い側の腕から
  • 左右押さえてみて特にはっきり反応があるのがわかった方はそちら側の腕から

集中していくのがよりよいでしょう。

もし、ツボを押さえ続けられないというようであれば、エレキバンや米粒を貼り付ける方法もありです。




 

首の痛みを早く治すためにおすすめのストレッチ体操の種目とポイント

首のまわりを直接ストレッチするのは悪化のリスクが高いためおすすめできませんが、首から少し離れた場所をうまくストレッチすることは、首の痛みを安全に改善する効果が期待できます。

首に無理がかからない配慮はしていますが、痛みのない種目を選んで無理せず行ってください。

カメの首ストレッチ

  1. 正座か椅子に座り

    太ももの付け根あたりに両手をおきます。
  2. 肘を伸ばすと肩がすくんできますので、

    その状態になってから背中を前に押し出していきます。
  3. 脇腹や背中のストレッチ感を味わいながら心地よいところ(もしくは痛みの感じない範囲で)でじっとして10~20秒います。

目標回数 3回×3セット

両肩をすくめて作った器の上に頭というボールを乗せるようなイメージです。

これでじっとしているだけで、寝違えで過緊張を起こしている首の筋肉の緊張が和らいでいきます。

動かせる範囲で、肩甲骨を円を描くイメージでゆっくりまわして動かすのもできそうならしてみましょう。

更に動かせそうならウォーキングをイメージして肩甲骨から腕を振る動きをしてみましょう。

どの動きもできる方向とできない方向が出てくる可能性がありますが動きはできる範囲で構いません。

続けていけばどんどんすべての範囲ができるようになりますので、あわてないで痛みを避けながら動きを確認しつつおこないましょう。



首が朝から突然痛くなってしまった原因や再発予防でできることとは?

「こんな激しい痛みが起こるようなことをした覚えがない」

と、思い当たる負担やケガなどの原因が見つけられない方がほとんどです。

実は、熱い鍋を触ってやけどするような1回にすごい負担が首にかかったというのではなく、電気毛布や温熱便座でする低温やけどのようにジワジワ負担がかかっていたという状況が当てはまります。

このようなやけどでも、低温やけどの方が熱い!!という自覚は少ないのに実はやけどの重度が高くなりやすいと言われています。

普段の仕事や日常生活で、首をずっと酷使して蓄積していた負担がブワーッっとあふれ出す形で出るのが原因になります。

他には、布団で寝ないでソファや寝袋など寝がえりができない慣れていないところで寝た場合などにも負担がかかって起こったりします。
また、枕を急に変えてすごく高くしたり低くしたりするのもいけません。

「もう二度と同じ思いをしたくない・・」

と思われた方は、その前兆にもなる首こり・肩こりをコツコツ解消するためのストレッチ体操を普段からしておくことが1番確実な再発予防につながります。

ストレッチ体操の習慣のない方には、寝る前の布団の上でできる簡単なストレッチ体操からはじめられるのがおすすめです。

こちらで紹介していますので今回の症状が治まってからやってみられてはいかがでしょうか?

寝ながら猫背を直すストレッチは、筋肉がリラックスして効果倍増!?

 

おわりに

1日の始まりの朝にいきなり首がまったく動かなくなる、なんて体験してしまうと痛みと不安で冷静に対処ができなくなりがちです。

そこで、まずは最初の3つの原則をしっかり確認して、

「いつまでもこのつらい状況が続くわけじゃない」

とまずは安心してください。次に、痛い場所があるときに誰でもその場所にアプローチしてなんとかしようという気持ちが起こりがちです。

しかし、悪化のリスクを考えてもそれはしない方がいいでしょう!

最大限、首に痛みが出る動作は避けながら痛みを治す方法を実践していくことがポイントです。

ちょこっと何か特殊な方法をしたら魔法のように治る方法は残念ながらありませんが、ツボ指圧やストレッチ体操を気づいたときにちょっとずつする、というのを続ければどんどん効果が出てきます。

そうすれば、痛みで苦しむ期間を短縮することが可能になってきますので、少しでも自分でやれることをやってみようと思われた方はやってみていただきたいです。

ただし、痛みが激しい過ぎて自分でどうこうする気になれないという方は3原則だけ頭に入れていただいて無理せずじっとしておくのでも対策としては正解です。
無理せず身体の自然治癒力に任せるのも間違いではありませんので不安にならずにやり過ごしていただければと思います。

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