首や背中が痛い頚椎椎間板症で知っておきたいポイントをクイズ形式で紹介!
首が痛かったり、首こり・肩こりなどで病院に行ったら『頚椎椎間板症』と診断されるとビックリしますね
「ただのコリだと思っていたのに病気だったなんて・・」
のような思いをされるかもしれません。
しかし、頚椎椎間板症と診断される多くの方は病態としては軽症でそこまで悲観的になるほどのことではありません。
病態をきちんと知らない方はかなり不安になってしまうかもしれませんが、知識を深めるだけでその不安はかなり和らいでいくことでしょう。
実際『頚椎椎間板症』に関する記事を読まれてそのように不安が解消された方もいらっしゃるかもしれませんが、1回読んだだけでは意外と頭の中に正しい記憶として残っていないかもしれません。
そこで、『頚椎椎間板症』に関するポイントを二択形式のクイズとして紹介しており、それに今から挑戦していただけたらと思っています。
たった10問ですが、これに答えるだけで得られた知識がきっと深まっていくことでしょう!
チャレンジの前に、基礎知識を復習しておきたいと思われた方はこちらをまずお読みくださいませ。
「頚椎椎間板症とは首・背中の痛みが症状!原因から治療方法を知る」
スポンサーリンク
- Q1椎間板の役割は背骨の間に入って衝撃を吸収するクッションのような役割をしている
-
- ◯ 正しい
- × 間違い
-
背骨は積み木のように重なっていて、家の大黒柱のように身体を支えていますが建物と違うのは、積み重なっていることであれこれ背骨が動きますがそのままであれば、すぐに骨に部分的な力がかかって潰れてしまいます。
その部分的にかかる圧力を分散する役目をしてくれているのが『椎間板』です。 - Q2椎間板が傷んでいれば必ず頚椎椎間板症と診断される
-
- ◯ 正しい
- × 間違い
-
椎間板は骨と違って柔らかい組織でできていて、そのクッションの役目を生まれて直立をするようになってからずっと担っています。
そのため、20歳を越えたころからどなたでも椎間板に傷みは起こっています。
首や背中の痛みでレントゲンやMRIを撮れば誰でも多少の傷みは見つかりますので物理的な傷みが画像で確認されただけでは診断されません。
他に痛みの原因がないかを探ったあと、合わせて年齢や首の痛みや動き具合、痛みの出る場所などの症状が椎間板症ならではのものと一致するか確認したのちに『頚椎椎間板症』と診断されます。 - Q3頚椎椎間板症のように傷んでいる場所から離れた場所に感じる痛みを『関連痛』と呼ぶ
-
- ◯ 正しい
- × 間違い
-
椎間板が傷んでいてそれによって痛みが出る場合は、その椎間板のある首の骨のところに痛みが出るわけではありません。
首の後ろから背中にかけて痛みが出る領域がおおよそ決まっていて、それを『関連痛』と呼びます。
これは首だけでなく、腰の場合であれば腰からお尻にかけて関連痛が出たりします。 - Q4頚椎椎間板症ではヘルニアのように痛みが腕や手などに出ることもある
-
- ◯ 正しい
- × 間違い
-
頚椎椎間板症では、関連痛として症状が出るため首から離れたところに症状が出ますが、腕や手に出るようなことはありません。
- Q5顔をうなずくように下に向けると椎間板に負担がかかってビリッと電気が走るような痛みを感じることがある
-
- ◯ 正しい
- × 間違い
-
整形外科の検査に『ジャクソンテスト』という首に負担をかけて症状を診る検査があります。
このときの動作では天井を見るように顔をあげる動きをすることからも上に向けることが首に負担をかけることになります。
首を悪くされている方の多くは、下に向くことはできても上に向くことができないことからも上に向く動作をするときには注意が必要です。 - Q6椎間板は、腰と首では腰の方が痛みによる症状が若い時期から出やすい
-
- ◯ 正しい
- × 間違い
-
成人を過ぎたあたりから椎間板は全体的に傷んでいくと言われていますが、特に椎間板の問題によって症状を起こしやすいのは腰椎になります。
腰椎では、10代後半~30歳代あたりに出やすく、頚椎では50代以降に出やすいと言われています。 - Q7椎間板症になった場合は安静にしてなるべく動かないように過ごすことが大切だ
-
- ◯ 正しい
- × 間違い
-
基本的には、首に関しては激しく動かさないようにされるのがよいでしょう。
ただし、まったく動かしてはいけないわけではありませんし、首以外のところの肩や背中などはむしろしっかり動かしていくくらいの方が効果的な場合が多いです。
過剰に安静に気をとられる必要はありません。 - Q8頚椎椎間板症では交通事故のときのような『カラー』を巻くのが主な治療方法になる
-
- ◯ 正しい
- × 間違い
-
基本的にはそのような仰々しい治療は選択されません。
もし、首をちょっと動かすだけでも辛くてカラーをすると楽なのであれば処方される可能性はあるかもしれませんが、まずないと考えておいてもよいでしょう。 - Q9頚椎椎間板症は椎間板が修復されない限り痛みなどの症状は治ることはない
-
- ◯ 正しい
- × 間違い
-
ある程度の時間経過による自然治癒は要するかもしれませんが、打撲や捻挫などのようなものではありませんのでそのような考え方をする必要はありません。
- Q10頚椎椎間板症は、椎間板の変性より出ている症状に重きをおいて診断される傾向にある
-
- ◯ 正しい
- × 間違い
-
椎間板が傷んでいること(変性)はもちろん診断の要因ではありますが、それよりも症状が当てはまってきているか?他の病態の可能性はないのか?の方が重要視されます。
あなたの理解度は●点です。
スポンサーリンク
いかがでしたか?
全問正解とは言わなくとも80点以上取れていなければ、まだまだこの疾患についての理解が深まっているとは言えません。
不正解だったところ、答えに迷ったところは解説をしっかり読んでいただくか疾患の記事を読み直して知識をしっかり定着させていかれることをおすすめします。
お身体に関するお悩み解消にお役に立てる情報が提供できていますと幸いです。
「自分の身体について直接相談したい」
「実際に自分にあったエクササイズを指導してほしい」
と思われた方は、こちらで直接診せていただくこともできます。
お問合せお待ちしております