腰を捻ってボキっと音を鳴らしてもいいの?腰が鳴る原因から改善方法まで紹介! 

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「腰がだるいなぁ~、疲れたなぁ~」
と思ったとき、つい身体を捻って腰をボキッ!と鳴らしてしまう方は多いと思います。

こわばって硬くなってしまった腰まわりがボキッと鳴らすことで、すっきりする感覚が感じられるのでクセになってしまいがちですが

「これって鳴らしていて腰に悪くないのかな?」
「慣らさないでも硬くならない腰まわりの状態にすることはできないの?」
など疑問が出てくるかもしれません。

実際、鳴らすと気持ちいいですが、スッとするのは一時的。
時間が経てばまた元に戻ってしまうのでその場しのぎ感があるのは実感されていることでしょう。

ボキッと鳴らすこと自体が悪いわけではありませんが、根本的に音が鳴りにくい身体にすることが『腰まわりがだるくならずに常にをすっきりいる』ことに繋がりますので今回はそのような身体を作るための方法を紹介したいと思います。 

 

とにかく身体を反らせまくれば腰が鳴らない身体が作れる!?

腰をちょっと捻ったりするときにボキッと簡単に鳴ってしまう方に必要な動きは腰を『反らせる』動きです。

日常生活や仕事では、ほとんどが前に向いていてまっすぐか腰を丸めて屈むようなことが多いです。

腰がボキボキ鳴りやすい人に多いのは、『姿勢が悪い、猫背』で腰が丸くなってきている方に多いです。

丸くなってしまった腰、背中をしっかり反らせる方向にリセットしていく方向になります。

安全性への配慮は必要ですが、大きな方向性としては反らせる方向を意識して

  • たまに伸びやバンザイから身体を反らせる
  • 椅子の背もたれに思いっきりもたれて身体をそらせてみる

などを日常生活に少し取り入れていくのは腰をすっきり違和感・痛みを解消していくのに役立ってくれることでしょう。

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腰がケアされボキボキ鳴りにくい身体に仕立てるおすすめ反り系体操 

1.椅子アッパーバックエクステンション

  1. 背中の丸いところが椅子の縁に当たる位置に坐ります。
  2. 足を床から浮かせておいて、

    両手をバンザイから後ろに反らせていきます。
  3. 顔は斜め上を見るようにしておいて10~20秒ポーズを保ちます。

勢いをつけてしまうと、息が止まったり、無駄な身体の力が入ったりして効果がさがりますので、ゆっくり心地よく行うようにしましょう。 

2.四つ這いストレッチ

  1. 四つ這いになります。
  2. 両手を少し前に出して、お尻を斜め上の天井に向かってつき出すようにして胸を床に近づけます。
  3. 背筋が伸びて、肩・脇がストレッチされるのを感じながら10~15秒程度ポーズを保ちます。 

3.踏み込みバンザイストレッチ

  1. 大きく片足を1歩前に出します。
    後ろ足は踵が浮いていてもかまいません。
  2. 身体を下に鎮められる範囲沈めてから、両腕を頭上にまっすぐ伸ばします。
  3. 鎖骨を斜め上の天井に押し出すようにして身体を少し反らせていきます。

 

病院でボキッと鳴らしてはいけないと言われたりするのは・・?

腰に限らず、肩首が凝ったときに首を捻ってボキッと鳴らす方もいらっしゃいます。

こちらも腰と置かれている状況は似たようなものですから、鳴らすことを今すぐに止めないといけないというくらい悪いものとは思えません。

しかし、病院で医師に
「首をボキッと鳴らしても大丈夫ですか?」
と質問すると、大半の医師は
「鳴らすのは止めておいてください」
と言われてしまうものです。

なぜこのような答えをするのかについては大きく3つの理由があると考えられます。

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  1. 頚椎の関節に負担がかかる 
    瞬間的に大きく首を捻ることで頚椎の関節にストレスがかかっていることは確かです。
    そこには大事な組織(神経・血管)がありますので負担をかけることは好ましくないだろうという考え方です。
  2. 矯正のイメージがある 
    整体やカイロプラクティックではこのボキッと鳴らすのを意図的に作り出す手技を行います。
    その方法論の正しさは別にして未熟な治療家の施術によって逆に調子が悪くなって病院を受診される方が多く、その話を普段医師は耳にするからそのようなことへのマイナスイメージを持っている。
  3. 本当のところがわからない 
    実際に鳴らすことがどういうメカニズムでどのくらいの負荷で問題があるのかないのか、医師にも断定して言える材料を持ち合わせていないため無難にさせない方がいいという考え。

医師であれば、無難な対応として鳴らすことを止める対応を勧めてきますのでこの答えになるのは自然でしょう。

実際には自分で首・腰を鳴らす分には調子が悪くなることはほとんどありません。
それは感覚で無理しない程度にコントロールできる力加減で行っているためです。

これが、治療として他人に鳴らされるときに話が変わって

  • 身体が緊張してしまっていた
  • 必要以上の力がかけられていた

などがあって、無理な動きや力が加わることで痛めてしまうことがあります。

自分で鳴らすことへの捉え方としては
『積極的に鳴らさなくてもいいですが、鳴らさないと気持ち悪いという場合は痛み・違和感が伴わずすっきりするなら鳴らしてもいい』
という対応で問題ないでしょう。 

 

背骨がボキボキなりやすいポジションから今の身体を知る

実際に自分で鳴らしたり、治療で鳴らす場合でも、背骨はほぼ丸まった状態を作ってから刺激していきます。

このことから、簡単に鳴らせてしまう、鳴りやすいというような方はもともとその鳴る部分が理想のポジションよりも丸くなっている可能性があります。

そうなれば、ちょっと捻ったりしただけでもボキッとなるようになりますし、逆にしっかり背骨を反らせるようにしてその丸みを改善していくと今まで通り簡単に鳴らすことができなくなってしまいます。

「今の自分の腰(首)がボキボキ鳴りやすいし、鳴らしたらすっきりするってことは丸くなってきてるんだ」
と認識しておいて対処していくとスムースに健康な方向に進めていくことができます。 

 

 

おわりに

「ボキッ!ボキボキッ」
と腰や首などを鳴らすと、ちょっとすっきりした爽快感と身体が軽くなったような感覚が得られます。

そのために鳴らしてしまうことが癖になってしまいます。

それは悪いことではありませんが、鳴らし続けても根本的な解決にはならないことは確かでしょう。

スッキリさせたいときには、痛みや違和感がなければ鳴らしてしまって、根本的には運動や体操などをすることで鳴らない・より健康な背骨まわりの環境を作ってあげることが大切ではないかと考えます。

背骨以外に関節が鳴ることについて気になると思われた方はこちらもあわせてお読みくださいませ。

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