膝の痛みのセルフチェック 結果7

今回の症状は、スポーツによる膝への負担によって起こっているのではないかと考えられているところからも、『スポーツ障害』の可能性をまず考えられるのが良いでしょう。

膝の前には、『大腿四頭筋』という

  • ボールを蹴ったり
  • 走ったり、ジャンプしたり

するというスポーツで必要な動作をするときによく働く筋肉が付いています。 

その『大腿四頭筋』への負担がかかっていくことでいろいろ問題が起こってきます。

その傷め方は年齢によってやや違いますので若年から順番に起こりうる疾患を紹介します。 

  1. シンディングラーセンヨハンセン病 
    小学校高学年前後に起こりやすい、ほぼ100%完治すると言われていますのでそこまで心配することはありません。
  2. オスグッド・シュラッター病 
    小学校高学年~中学生に起こりやすい、きちんとスポーツ休止しないと膝の皿の下の骨がどんどん飛び出してきます。
    そして、それは1度飛び出したら一生凹むことはありません。
  3. ジャンパー膝(膝蓋靭帯炎) 
    高校生以降に起こりやすい、スポーツを続けていると慢性化して痛みやスポーツパフォーマンスの低下にずっと悩まないといけないケースがあります。 

となります。 

これらの膝の痛みについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください
膝の前が痛い!成長痛と間違われやすいスポーツ障害『オスグッド病』とは

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おすすめの対応  

原則はスポーツ休止をお勧めします。 

スポーツをされている方は、どうしてもスポーツを休むことをためらいがちです。

そこで、だましだまし続けてしまって慢性化・重症化してスポーツができなくなってから休むと当然治りが非常に悪くなります。 

そのため、早いうちから

  • スポーツ休止(もしくは部分休止)
  • テーピング、サポーター、フォーム矯正などのセルフケア

を始めておかれることをおすすめします。 

期間は重症度によりますが、4~6週間程度を要するものが多いです。 

病院で特別な治療をしたり、手術をいきなりしたりということはまずありません。

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基本的にはスポーツ休止、局所安静による治癒をみていくかたちになりますので病院へはすぐにいかないといけないということはありません。 

ただ、骨に影響がでてきている場合はレントゲンなどでその程度を把握することができます。

骨にも影響が出ている心配のある方でその程度を把握して治療したいと思われる方は、病院を受診して病態をはっきりさせておくことをおすすめします。 

自分でもう少し詳しく調べるには  

インターネットを使ってもう少し自分の状態にあった内容を調べたい場合には、

  • シンディングラーセンヨハンセン病
  • オスグッド・シュラッター病
  • ジャンパー膝(膝蓋靭帯炎)

の中で自分の年代に当てはまりそうなものを『検索語句』で調べてみられて内容を確認し、ご自身の症状と一致するかみてみられてはいかがでしょうか。

 
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