膝の痛みのセルフチェック 結果10
今回の症状は、スポーツによる膝の内側の筋肉への負担によって起こっている『スポーツ障害』の可能性をまず考えられるのが良いでしょう。
膝のお皿と高さが近いところに『膝関節』があります。
この高さに近い膝の内側が痛いという場合には、その膝関節内にある『半月板』が傷んでいないかその可能性を疑う必要があります。
しかし、今回はその位置よりやや下の内側に位置する場所が痛むようなので、
『鵞足炎(がそくえん)』
という疾患をまず疑っていただいてよいと考えます。
膝の下の内側に『鵞足(鵞足)』という場所があって
- 縫工筋(ほうこうきん)
- 薄筋(はくきん)
- 半腱様筋(はんけんようきん)
という、膝・股関節の動きの役割を担う筋肉が集まっている場所です。
その筋肉の付いている場所に負担がかかって炎症が起こっていることが考えられます。
詳しくはこちらをご覧ください。
「スポーツで膝の内側が痛いランナー膝『鵞足炎』の原因や症状とは!」
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おすすめの対応
原則はスポーツ休止をおすすめします。
『鵞足炎』であった場合、基本的にはそのまま自然治癒で治ります。
しかし、スポーツをされている方は、どうしてもスポーツを休むことをためらいがちです。
そこで、だましだまし続けてしまって慢性化・重症化してスポーツができなくなってから休むと当然治りが非常に悪くなります。
そのため、早いうちから
- スポーツ休止(もしくは部分休止)
- テーピング、サポーター、フォーム矯正などのセルフケア
を始めておかれることをおすすめします。
期間は重症度によりますが、4~6週間程度を要するものが多いです。
「スポーツを休まないと治らないの?」
とよく聞かれますが、休まないと治らないわけではなくて、続けていると
- ジクジクと痛みが長引いてしまう(長期化)
- どんどん悪化してスポーツを全くできなくなって強制的に休まざるを得なくなる(重症化
ことになってしまうリスクが高くなりますので、あまりおすすめしないということです。
中には、練習量をコントロールしたり、徹底したセルフケアを行うことでスポーツをしながら良くなる方もいらっしゃいます。
病院で特別な治療をしたり、手術をいきなりしたりということはまずありません。
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基本的にはスポーツ休止、局所安静による治癒をみていくかたちになりますので病院へはすぐにいかないといけないということはありません。
「何か他の病態がある可能性が捨てきれないからそこをはっきりさせたい」
と思われる方は、病院を受診して病態をはっきりさせておくことをおすすめします。
自分でもう少し詳しく調べるには
インターネットを使ってもう少し自分の状態にあった内容を調べたい場合には、
- 鵞足炎(がそくえん)
- 内側半月板損傷
を『検索語句』で調べてみられて内容を確認し、ご自身の症状と一致するかみてみられてはいかがでしょうか。