身体や骨盤が歪んでいるか?自分で簡単にチェックし今を知るためには
肩こりや腰痛から痩せにくい体質まで幅広い問題の原因になると言われている『骨盤や身体のゆがみ』について
「治療院で身体が歪んでいると言われたけど自覚がない」
という方が多く、ゆがみについてピンと来ないままじゃ解消しようという気持ちも生まれにくいことでしょう。
そこで、骨盤や身体のゆがみが自分にあることと、その程度をきちんと知っていただいて改善への意識を高めていただければと思います。
簡単なポーズでわかる身体のバランスの左右差
まずは日常生活でもされがちな体勢をおこなってみながら、すでに自分の身体が左右対称でないことをしっかり確認していただければと思います。
1.骨盤のゆがみを作るとされる『脚組み』
椅子に座っているときに、無意識に脚を組んでしまう方や
「足を組む習慣があると骨盤がゆがむからやめた」
という方もいらっしゃると思います。
ここで1回左右に足を組んでみてその左右差をみてみましょう。
組みやすさや身体の安定感にかなりの差があることを自覚していただけたと思います。
2.座ってはいけないと言われがちな『横座り』
次は、女性なら自然にされる方もいらっしゃると思う『横座り、女の子座り』と言われる座り方です。
実際に座ってみると、左右の差は『脚組み』よりわかる方が多いことでしょう。
これらの座り方に差が生まれる原因などを詳しく知りたい方はこちらをお読みください。
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3.自然にしているのに意外と自覚のない『腕組み』
先ほどまでは比較的、骨盤・股関節を中心のゆがみをみてみましたが、次は肩・腕まわりのゆがみをみてみたいと思います。
誰でもしたことのある『腕組み』で習慣のある方はすぐに腕を組んでしまうと思います。
『猫背』があると自然に腕を組みたくなってしまいやすいですが、どちらの腕を上にするかなどの左右差は肩や腕のバランスの違いで組む方向が決まります。
実際に腕を組んでみた組み心地の違いとその時の肩の高さなどのバランスを比べてみられるとよいでしょう。
4.上半身(体幹)のねじりバランスをみる『四股身体捻り』
次は、身体のねじりバランスをみていきますが、普段であれば落ちているものを拾うときに左右の差がある方はこのチェックでよりはっきり差がわかることでしょう。
両足を大きく開いて四股を踏んでから片側の肘を引きながら反対の腕を床に向かって伸ばします。
この動きを左右で比べてみると、遠くまでしっかり腕が出せる側が見つけられ、そちら側が身体が捻りやすいのがわかることでしょう。
動きを使ってもっとゆがみによるバランスの乱れを感じてみましょう。
ちょっとしたポーズを使ってその左右の差を感じることで身体のゆがみを実感していただきました。
今度は、ある動きを繰り返すことで身体のゆがみを簡単にチェックしてみたいと思います。
1.体重のかかり方の偏りを知れる『その場歩き』
身体のゆがみによる体重のかかり方の偏りを知るには1番簡単な方法を紹介します。
- 床に目印になるテープやシールをつけてその上に立ちます。
- 目をつぶってその場で20歩歩いてみましょう。
- 目を開けたとき最初の場所に立っていられるかでみてみます。
このとき、前後左右に進んでいた方向に体重がかかりやすいバランスをしていることがわかります。
また正面でなく斜めに向いていた場合には身体のねじりをつくりやすい方向があることがわかります。
2.左右の脚の使い癖や、体重の左右のバランスの差を知る『サイドステップ』
先ほどのその場歩きを左右のステップで行ってみます。
目印から目をつぶって右→左→右と交互に20歩左右にステップを踏んでみます。
すると、左右の体重のかかりのバランスの差をよりはっきり知ることができます。
3.骨盤・股関節のねじりバランスを知る『正座まわり』
次は、身体のねじりやすさをチェックしてみます。
- 正座で座って目をつぶります。
- 膝を開いて正座、また同じ側に開いて足をそろえるというのを右回りと左回りを10回ずつ繰り返します。
これで正面に戻っていればいいですが、なかなか戻れていないものです。
習慣的に行っている身体のゆがみの反応とは
いろいろなポーズをとったり、動いてみて自分の身体のゆがみを感じていただけたと思います。
しかし、これらをしなくても普段から何気ないところで身体のゆがみに対応していることがわかります。
いくつか例を挙げてみると
- 自転車の乗る側
自転車を乗るときに左側から乗る方が圧倒的に多いと思いますし、1度逆で乗るのをチャレンジしてみてください。
特にわかりやすいのは自転車を押して走りながら乗り込むようにするとはっきり差がわかります。 - クロールのブレス
プールをされている方であれば、クロールの呼吸を左右均等にするってかなり難しいことがよくわかると思います。 - かばんのかけている側
かばんを肩から下げるときを思い出してみれば左右決まってかけている側があると思います。
社会生活が捻りを作っている
これまでいろいろと身体のゆがみについてチェックしてきて、
「あっ結構ゆがみあったんだな」
と気づいていただけたと思います。そのゆがみが大きくなりすぎることでいろいろと身体に問題を起こすことがあります。
しかし、そこで知っておいていただきたいことは
『身体のゆがみは誰にでもあって、ゆがみを完全になくすことはできない』
ということです。
いくらゆがみに気を付けても骨盤矯正しても絶対に完全な均等になろということはありえません。
まず確認しておきたいのが『内臓も左右非対称』ということです。
見た目は左右均等に見えたりしますが、身体の中にある内臓は全く左右均等ではありません。
そして、これまでしてきた日常生活を考えれば、利き手や利き脚があってまったく左右同じ使い方はできません。
- ドアのノブや蛇口
- 自動販売機や改札機
などをみるといかに右利きが使いやすいように社会が整備されているかわかりますし、車の車道も日本は左通行になっている時点で向く向きなどに偏りが出ます。
そのように、ゆがむようになっている社会で過ごしていますので完璧なゆがみの解消はできないことをしっておいてください。
その中でも明らかに偏ってしまう仕事の動作などがあればそれは変えていく必要があって、一定範囲のゆがみにとどめるようにしていくべきです。
おわりに
身体のゆがみが気になっている方は今回、自分の身体がどのようにゆがんでいるのかおわかりいただけたと思います。
気づいていただいたゆがみは大きくなると問題を作りますが、何をしても完全になくすことはできるものではありません。
そこで、うまく自分のゆがみに気づいて適度なバランスをとりながらゆがみと付き合っていくことをお勧めします。
お身体に関するお悩み解消にお役に立てる情報が提供できていますと幸いです。
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