頭と首の付け根のコリを解消する簡単エクササイズは

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「後頭部がギュッと詰まっているような痛みと首のこりがつらい」

肩首のこりを持たれている方は多く、こりだけではなく頭痛や目の疲れ・歯の痛みまで肩首こりとあわせて出る方が多いです。

その中でも
『首と頭の付け根の後頭部』
がすごく凝っている方はここをすっきりさせると一気に首こりやそれに伴う症状が楽になります。

そこで今回は、後頭部をほぐす体操や後頭部が詰まってしまう状態を紹介していきます。

まずはしっかり筋肉のつまりを取って楽になっていただいてから、再発予防のために原因を知っていってください。

 

首と頭のつなぎ目の筋肉を楽にほぐすストレッチの方法

後頭部の詰まりをほぐす方法をおこなっていきます。

座りながらでもできますが、今回は寝ながら楽に行う方法を紹介していきます。

  1. まずはバスタオルを用意してください。
  2. 折りたたんだバスタオルを床に敷き、肩の付け根から背中が当たるようにして膝を三角にして床に寝ます。

    慣れればバスタオルは厚みを高くしていただいてかまいません。
  3. 両手を頭の後ろに組みます。
    できるだけ頭の上の方に手を組み、肩の後ろは床に近づくようにして胸を張ります。
  4. お腹をしっかり凹ませて、腰と床の隙間をなくすようにします。
  5. 頭から首を床に下げながら、両手で頭を少し引きあげると後頭部の筋肉がストレッチされる感覚がわかります。
  6. 次にゆっくり左右にかたむけると、後頭部の少し横側の筋肉もストレッチされます。
  7. 伸ばす時間は10~15秒程度心地よく保つようにしましょう。

後頭部の詰まっているところの近くの筋肉がしっかり伸びていれば正解です。

このとき、

  • 頭を引っ張り挙げ過ぎ
  • 背中が丸くなってしまっている

などの場合には、後頭部から首・背中まで筋肉が伸びます。

これは悪くありませんが、1番ほぐしたいところを集中してストレッチかけたほうが抜群に効果が出ます。



 

後頭部の筋肉をストレッチする前にしておきたいストレッチ

上のストレッチで後頭部の詰まりがとれましたら、かなり肩首のこりから頭のあたりまですっきりしてくるのが分かります。

このストレッチをより安全で効果的に行うために、事前に行っておくのをおすすめしたいものを紹介します。

1.椅子アッパーバックエクステンション

  1. まず背もたれ付きの椅子を用意し椅子に腰かけます。
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  2. 背もたれの縁に背中をあてて、できれば両足を少し床から浮かせておきます。
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    難しい場合には、片足だけ上げるか、つま先立ちになるだけでも構いません。
  3. 両手はバンザイか頭の後ろで組んで顎は軽く引いて身体を反らせていきます。
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  4. 呼吸は止まらないように注意して、15~20秒程度保ちます。

目標回数 3~5回 3セット

2.鎖骨前出し

  1. 胡坐で座り、両手は膝をつかむようにして座ります。
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  2. 膝をつかんだ手で肘が後ろに下がるように引きつけながら、バストトップのあたりをやや斜め上に押し出します。
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  3. そのまま、鎖骨の付け根から天井に胸をひき上げます。
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  4. 最後に頭を後ろに可能なだけ下げていきます。
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  5. 背中の筋肉がしまり、胸が開いて、頭が後ろに引けることを感じながら10秒保ちます。

目標回数 3~5回 3セット



 

後頭部の筋肉がなぜ詰まってくるのか?その理由から再発予防へ

ストレッチで後頭部の詰まった筋肉がゆるみましたら、首まわりから頭がすっきりしてきました。

これをつらいときにおこなうことで楽になっていただけますが
「ここが詰まらないようにするにはどうしたらいい?」
と思われる方もいらっしゃると思います。

後頭部の筋肉がつまって問題を起こす原因は

  • 猫背
  • 頭部前方移動

が起こっているケースがほとんどです。

これらが起こると、後頭部にある
『後頭下筋群』
という小さい筋肉の集まりがギュッと詰まり、肩首の大きな筋肉は頭が前に落ちないように支えるためにパンパンに張ってきます。

そのため、対策としては

  • 後頭部の詰まりをとるストレッチ
  • 猫背・頭部前方移動を改善する体操

の両方をうまく組み合わせていくことで、長年悩まされていた肩首のこりやそれに伴う頭痛・目の疲れ・顎の痛みなどが出なくなってきます。

 

おわりに

後頭部が詰まっているのは頑固な首こりのもとになります。

ここには、『後頭下筋群』という筋肉が集まっていて、それらにアプローチすることが首こりや目の疲れなどに効果的なのは昔から知られています。

その結果として、後頭部まわりにあるツボはそれらに効果が高いと言われているものが集まっています。

まずは、コツコツ紹介したストレッチを実践して肩首のこりをすっきり解消してください。

そのあと、ゆっくり根本的にこんな目にあわない身体づくりをするように気持ちを切り替えていっていただければと思います。

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