肩・首が太くてカチカチなのはなぜ?スラッとした首に戻るため知るべき原因とは
「首が昔に比べて太短くなってきたようにみえる」
「最近肩首まわりに余計なお肉がついてきて身体がごっつくなってきた気がする」
など、肩首まわりががっちりしてきたかのような感じがしてくる方がいらっしゃると思います。
ダイエットで体重を減らすのも大切ですが、それで肩首まわりはあんまり変わらないことが多いです。
そのごっついわりに引き締まっている感じのない肩首まわりを引き締めたいと思っても、首を筋トレすると言えば『プロレスラーや格闘家』がするような重りをのせて首を動かすような動きしか出てこない・・ですが、そんなことできるわけありません。
そんな肩首まわりをすっきりさせるためには
『首肩まわりにお肉がついてしまう原因を知り、それにあった対策(トレーニング)をする』
ことが必要です。
そこで、今回はその原因についてみなさんに体験していただきながら解説していきたいと思います。
これに気づけば自然とどうすれば改善できるかわかっていただけます。
肩首まわりにお肉がついてしまうのは頭が原因
肩首まわりががっちりしたり、首が短くなったりして太くみえがちになる大きな原因は 『頭部前方位姿勢』 にあります。
これは、頭が本来いなければいけない位置より前に飛び出した状態を言います。
最近ではスマホやパソコンを使うことなどで頭が前に出るようになりやすい生活をみなさんはされています。
画面を見つめて集中すればするほど頭が自然に前に出ていきます。
それでも頭が前に落ちないのは、
- 背中が丸くなってバランスをとっている(猫背姿勢)
- 肩首の筋肉が緊張して落ちないように引っ張っている(筋肉の過緊張)
のおかげです。
頭が前に出ると筋肉は硬くなって盛り上がってくる?
これをまず実感していただきたいと思います。自分の見た目を確認するために鏡をご用意ください。
- 背筋をまっすぐ伸ばした状態で首まわりの太さや長さを確認します。
- 次に頭を前につき出す姿勢をとってみて先ほどと太さや長さを比べてみましょう。
これで、頭を前に出すだけで首まわりがすっきりしないで太短くなっていくのがわかります。
- 背筋をまっすぐ伸ばした状態で首と肩の付け根あたりの筋肉と首の真後ろあたりを触ってみます。
- 次に頭を前につき出したときに触り、筋肉の硬さや盛り上がり具合を確認してみてください。
頭を前に出せば筋肉は硬くなって、肉が盛り上がってくるとを実感できたと思います。
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猫背と頭が前に出てくるのはセットで解決する
頭が前に出てくるのが
- 肩首まわりに余計な肉をつけ、筋肉を硬くする
- 首が太く短くなる
原因になっていることがわかりました。
そこで、スラッとした肩首まわりを手に入れるためには頭を後ろに引くのがよいことはおわかりいただけると思います。
ただし、単純に頭を後ろに引くだけではすぐに頭は前に戻ってしまいます。
そこで、注意しておきたいポイントは、猫背と頭の位置をセットで解決するようにすることです。
そのためにおすすめの方法をひとつ紹介します。
- 壁際に立ってお尻・背中を壁につけます。
足は踵を少しだけ壁から離しておいてください。
- お腹を凹ませて背筋を伸ばしていきます。
このとき、首の後ろの骨はやや下側に下がって鎖骨は上に上がるような動きをイメージします。
- その鎖骨と一緒に頭が上に上がりながら後ろに下がって後頭部が壁につくようにします。
ただ頭を壁にひっつけるのではなくて、この方法をするとスムースに頭の位置を修正することができます。
普段から背筋を伸ばす意識を行う
頭が前に出がちな生活をされていますので少しでも頭が前に出ないようにすることが大切です。
その時のポイントは
- 背筋を伸ばして頭を前に出さないように普段から気を付ける
- 頭を後ろに引くときはただ引くのではなく背中の意識も含めておこなう
ことを意識されることが大切です。
それらを普段から気を付けることで、肩首まわりに余計なお肉が付きにくくすることができます。
おわりに
肩首まわりは50歳を過ぎると急激に余計なお肉がつきやすくなります。
それは、頭が前に出る『頭部前方位姿勢』が進むのがその年代のためです。
これは誰にでもおこりがちなもののため、できるだけ早い段階から対処していくことをおすすめします。
頭が前に出ていくのが強くなれば、今回のような見た目だけに限らず
- 肩こり・首こりがひどくなる
- 頭痛やめまいなどが出る
- 顎関節症や目の疲れ・抜け毛などが起こる
など、たくさんの問題が起こってきます。
それならないように少しずつでも予防・改善をしていくことをおすすめします。実際の解消方法はこちらをお読みください。
「首が太くて短く肩まわりに余計な肉がつく!悪姿勢を正しく改善する体操とは」
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