お尻が垂れるのが筋トレで引き締まらない原因は骨盤の傾きにある!?
「お尻が垂れて大きくなってきた気がするから何とかしたいんだけど・・」
と女性の方からよく質問されます。
女性は、もともと身体にある脂肪が男性より多くてたるみが出やすいのでこのような悩みは多いですね。
自分でパッと見ることはできなくても、スラッとした細身のパンツなどを履いたときなどにはヒップラインが気になったりするものです。
こういったときに、男性はとにかくダイエットと筋トレをガンガンしてある程度のマッチョになってしまえばいいのですが、女性はそうはいきません。
ムキムキにならないで、お尻を引き締めて引き上げるには
「ヒップアップのエクササイズを試したみたけど・・」
と、筋トレなどをしたのに思うように効果が出なかった方もいらっしゃるはずです。
そんな方でも効果をきちんと出すためには、まずお尻が垂れてしまいやすい身体のバランスを改善させる必要があります。
それらをわかりやすく実感していただければと思います。
エクササイズをしてもなぜヒップは上がらない?
ヒップアップでお尻を引き締めようと筋トレをされたことのある方は多いと思いますがあまりうまくいかなかったのではないでしょうか?
弱くなっている筋肉を筋トレで鍛え直すことは必要ですが、
- 筋トレで鍛えられてもすぐ弱くなってしまう身体になっている
- 筋トレのやり方が効果的なものでない
という理由によって、思うような効果が得られていません。
特に、ヒップアップのときに絶対にしなければいけないのは筋トレではなくて実は
『身体のバランス改善』
なのです。
筋トレでお尻を引き締め、骨盤まわりを中心としたのバランスを改善することでヒップアップ効果が得られます。
これは、両方きっちりされて初めて手に入ります。
そこで、骨盤バランスを含めて身体の何を変えていけばいいかを知るためには、ヒップが下がってしまう原因を知ることから始まります。
そこで
『3つのお尻が垂れてしまう原因』
を紹介します。
ヒップラインが下がる3つの原因とは!?
お尻のラインを引きあげたいと筋トレやストレッチをがんばっても、お尻のラインが下がってしまう生活習慣のままではその効果は大きく下がってしまいます。
ヒップアップの体操を行う前に、体操で引きあがったお尻をしっかりキープできるようにするために、お尻が垂れる3大原因をまずは確認していただければと思います。
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1.骨盤後傾の姿勢
お尻が下がるのは筋肉が落ちて脂肪がついたからというのは、すでにおわかりのことかと思います。
確かにその要因はありますが、それ以上に大切な要因を見逃されているかもしれません。
それは、『骨盤の後傾』という状態です。
「欧米人の女性のようなプリッとした美尻になりたいのになれないのは人種のせい・・?」
と諦めていた方、人種の違いはありますがだからといって諦めなくても大丈夫です。
日本人と欧米人の女性で大きな差があるのは、骨盤が
- 前に傾いている(前傾)→欧米人
- 後ろに傾いている(後傾)→日本人
に多いためです。1度ご自身で骨盤を前傾・後傾と動かしてみて実感していただきたいと思います。
実感しやすくするためにやや大げさにやってみてください。
- 骨盤前傾
お尻をやや後ろに引きながら尾骨を天井に向かって持ち上げる
- 骨盤後傾
お尻を少し前に出して、恥骨が顔の方を向くように前から持ち上げる
骨盤の動きにあわせて、これだけでもヒップラインが大きく変わりますし、それだけでなく姿勢も大きくかわります。
- 骨盤前傾
お尻が上がって、ウエストのくびれが出てきて、背中がやや反っていくようになります。
- 骨盤後傾
お尻が下がって、ずん胴になって猫背で背中が丸くなります。
日本人の方で多いのが、この『骨盤後傾』で猫背のようなアライメントをとる方が多いです。
逆に言えば、『猫背』の人は『お尻がたれる』こともセットで襲ってきますので、ヒップアップを目指している方は『猫背』の解消もされておくことをお勧めします。
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こういう骨盤の後ろが下がるような肩が、いくらヒップアップ体操やお尻の筋トレを頑張っても
「お尻が少し硬くなった気はするけど、ヒップアップはされた気がしない・・」
となってしまいます。
それは、この『骨盤後傾姿勢』に何もアプローチせずきちんと改善できていないためなのです。
2.お尻を使う歩き方ができていない
お尻がたるんでしまう大きな原因には、
『お尻の筋肉をきちんと使った日常生活の動き』
ができていないことが多いです。
すると、筋トレなどをしている限られた時間だけお尻を使うことになって効果が出にくくなってしまうのです。
ヒップアップ体操をしながら、他の普段の生活でもしっかりお尻を使っていると必ずお尻は引き締まって上がってきます。
そのような歩き方ができたなら、歩くときの力が膝や太ももに頼りにくくなりますので
「太ももだけが筋肉がついて硬くなって太くなっていく気がする・・」
という方や、膝を傷めやすい方などには膝にかかる負担を減らすことにもつながりますので治療にも使えます。
少しその違いを実感していただきましょう。
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- 足幅を広めにとって、少し腰を丸めて骨盤を前に出します。
このときのお尻の筋肉の緊張を感じるか実際に触ってみてください。
- 緊張を感じたまま歩いてみて、緊張を確認しましょう。
- 次に、足をクロスしてお尻を少し後ろにつき出して背筋を伸ばします。
このときの緊張を先ほどと同じように感じます。
- 緊張を感じたまま歩いてみて、先ほどの歩き方の時とお尻の引き締まり具合を比較してみましょう。
比較してみられていかがでしたか?
ヒップアップのためにしっかりお尻を使っていくには
- 足の横幅は狭い
- 足先はやや外向き
- お尻は少し後ろに引けている
- 背筋は伸びている
の条件がたくさん満たされているほどよいです。
逆にこれから遠ざかっている人ほど、何もしていなくてもお尻のたるみが出てしまいやすい体質になってしまいます。
3.運動不足
最後に、年齢を重ねていくに従ってお尻だけではなく、身体全体の筋肉量も減ってたるみが出やすくなるのはある程度仕方ありません。
しかし、自分の努力でなんとかなるのにきちんとできていないものに、
『運動不足や運動習慣がまったくない』
というのがあります。
当たり前かもしれませんが、歩くだけでもお尻の筋肉は使われてある程度は引き締まっていくものです。
ヒップアップの体操を行うというのも運動になりますが
「駅までいつも自転車ていってたけど、今日は気候もいいし歩いていこう」
など、ご自分のできるところから少しずつ運動を採り入れていってください。
おわりに
「お尻のたるみが気になってきたから、これを機にしっかり引き締めて美尻をめざしたい」
と思われた方は、失敗しない方法できちんと引き締めていきたいと思われるはずです。
また
「お尻が垂れてくるのが気になるから筋トレをしてみたんだけど・・」
と、筋トレやエクササイズをしてみたけどいまいち効果を実感できなかった方は、次こそは!と思われていると思います。
そこで、大切なのが
- 筋トレで鍛えられてもすぐ弱くなってしまう身体になっている
- 筋トレのやり方が効果的なものでない
というような状況になっていないかしっかりチェックする必要があります。
これをそのままにしていては、思うような効果が得られていません。
そこで、今回紹介させていただいたお尻がたるむ原因をおわかりいただければ、これをきちんと改善していくことが成功のカギになることもおわかりいただけると思います。
これをきちんと実践したうえで正しい引き締め体操を実践されれば効果がきちんとついてきてくれます。
お身体に関するお悩み解消にお役に立てる情報が提供できていますと幸いです。
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