足の指が床から浮いてしまうのを改善させる自分で簡単に始める体操やテーピングを紹介
「足の指が浮いてしまうのを改善したい!」
と最近なにかと耳にする『浮き指』が当てはまる方は思われていることでしょう。
立っているときに足の指が床からふわふわ浮いて体重がかかっていない状態を言いますが、この指が浮いていることがみなさんの気になる
- ふくらはぎが硬くて太い
- 太ももなどの下半身太り
- 足の疲れやむくみ、冷え
- こむら返りや足底腱膜炎
などを起こしてしまう原因になると言われているのでなんとかしたくなります。
そこで、足の指をしっかり床につける意識を常に持つ努力をされる方もいらっしゃいますが、さすがに1日中足の指に意識を向けているわけにもいきません。
また、このような方法は根本的な原因を改善していませんので、やめたらすぐに元通りになってしまいます。
浮き指の根本原因は重心が後ろに下がっていること
浮き指をなんとかしたい場合、その指が浮いてしまう原因を改善することが大切です。
その原因は、足になにか問題があるわけではなく実は
『姿勢バランスの乱れで重心が後ろに下がっている』
ことなのです。
これは、昔に比べて現代の人はどんどん重心が後方化していると言われていますので、浮き指の方も増加していっています。
この重心を正しい位置に戻すには
『悪い姿勢を改善して背筋を伸ばすこと』
が大切です。
浮き指を改善させるための重心や足のバランスを改善する体操とは
姿勢を改善することで、重心バランスが改善させて『浮き指』を改善させるのが基本となりますので是非実践してください。
「姿勢の改善は努力するけど、もっと積極的に筋トレやストレッチなどをして浮き指改善させたい!」
と思われる方のために、
- 後ろに下がりがちな重心をコントロールするためのエクササイズ
- 浮き指で乱れがちな足のバランスを改善するストレッチ
を紹介していきます。
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ステップスクワット
まずは、重心が後ろに下がった状態で慣れてしまっている身体に前に体重をかける意識を練習しながら、『浮き指』改善に必要な筋肉も鍛えようという体操です。
- 何か段差のあるとこを探します。
もし、段差が見つからなければ本や雑誌を積み重ねて段差を作ってください。 - 段差の上に乗りますが、踵は段差からはみ出るようにしてたちます。
- 両手を頭の後ろに組んで、お尻を後ろにつき出すようにして上半身を前に傾け『スクワット』をして10秒かがみ続けます。
- これを5~10回繰り返します。
このとき、
- 膝が前に出ないこと
- 背中が丸くならないこと
を注意して行ってください。
これで、踵に体重が乗れない状態でトレーニングができます。
お辞儀デッドリフト
次は、『浮き指』を改善するために必要な股関節の動きとお尻の筋肉を引き締めていきます。
- 脚は腰幅くらいの楽な歩幅で立って、両手は足の付け根あたりに添えて立ちます。
- お尻を後ろに引きながら身体を前に傾けます。
このとき、両手を添えたふとももを少し後ろに押す意識をつけてもよいでしょう。
膝が少し曲がっても構いません。 - お辞儀ができたら、ゆっくり身体を起こします。
この動きのときに背中は丸くならないように注意してください。
もし動きに慣れてきましたら、段差を作って、踵を浮かせた状態で練習されるとなお効果があります。
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正座ストレッチ
最後に、浮き指で反りがちな指と、固くなりがちな足首の前側の筋肉をほぐすストレッチで指を浮きにくくするバランスをとります。
- 正座になります。
- 両手を後ろについて身体を支えながら両膝を床から浮かせるようにしましょう。
- そのまま10~15秒保ちます。
足の甲から足首の前側の筋肉がストレッチされて筋肉が伸びていればうまくできています。
浮き指改善をサポートするテーピングの方法は?
これまでの姿勢改善やエクササイズで『浮き指』体質は改善されていくことでしょう。
しかし、テーピングとかもして効果をよりしっかり得たい!方もいらっしゃると思いますので紹介しておきます。
ただし、これはあくまでも補助なので、これだけで『浮き指』が根本から改善されると誤解されないようにお願いします。
- キネシオテープ(50mm)を用意します。
ネットや薬局で一般的に売られています。
- テープをおおよそ足裏の長さに合わせて2本用意します。
- 1本目で足の親指の付け根あたりから踵に向けてテープを少し引っ張りながら貼ります。
かかとの後ろのまわるところは引っ張らないでください。
- 2本目では、テープの真ん中を引き裂くと紙の台紙だけ切れます。
そこから真ん中を開きます。
- 足指が大きく反るところのやや後ろの位置に横向きに貼ります。
- 足指をやや丸め気味にしておいて、テープの真ん中をしっかり引っ張って足裏に貼り付けます。
残りはそんなに引っ張らなくていいので足の甲にまわしておきます。
これで、足底のあるアーチを補強することが狙いです。
足底のアーチがきちんとつくられると、足の指の動きがでやすくなって、地面をつかみやすくなります。
テープはかぶれたり、剥がれたりしなければ最長3日つけっぱなしでもよいです。
おわりに
『浮き指』対策には
- 後ろに下がった重心を正しい位置に戻していくこと
- 下半身太りにもつながる脚の筋肉を過剰に使わないようにするための股関節・お尻まわりの筋トレや足首のストレッチ
- 効果を少しでも早めるためのテーピング
があります。
これらをきちんと実践していけば『浮き指』が解消されていき、関連した
- ふくらはぎやふとももに余計な筋肉がついて太くなる(下半身太り)
- 脚の疲れが溜まりやすい
- 足がむくみやすい
- こむらがえりや足底腱膜炎
などの解消につながっていきます。
手順をきちんと守れば正しく効果はついてきますので、是非実践して浮き指を解消していきましょう!
お身体に関するお悩み解消にお役に立てる情報が提供できていますと幸いです。
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