すねの内側が痛い!学生の走り込みで起こる『シンスプリント』とは
シンスプリントの足底板療法で負担をかけにくい足にする
『シンスプリント』の場合、足の内側に体重がかかりにくいようにした 『中敷き(インソール、足底板)』 を挿れて『回内足』になりにくくします。
『足底板』は、人の個性にあわせて処置内容を決める方がその効果は高いですが、ある程度の傾向にあわせたパターンもありますので今回はその典型的パターンをひとつ紹介します。
今回使用するのは、
- 『ウェッジヒールパッド ソルボ社製』
- 『ヒールパッド ソルボ社製』
です。ネットやスポーツ用品店で同じものや類似したものは購入可能です。
スポンサーリンク
それぞれのパッドの役割は
- ヒールパッド
踵全体にクッション性が与えられることで踵から足への衝撃吸収作用があります。 - ウェッジヒールパッド
踵の内側に高さを作ることで体重を外側にかけやすくする役割がありシンスプリントに有効なことが多いです。
そのため、単体で試す価値があるのは 、
- ウェッジヒールパッド
- ヒールパッド
の順番です。
両方とも靴の踵に挿入するだけです。
『シンスプリント』になっているのは右足という前提にしておきます。
靴のかかと部分に貼り付けます。これで完全に痛みがとれることはまずありません。
「あぁ~まぁ、確かにパッド入れている方が痛みはましになるね」
程度が普通です。しかし、それでも少しでも楽になるのであればそれは負担を軽減する効果があるということです。
あとは時間をかけて使っていけばその小さな効果でも 『ちりも積もれば山となる』 のようにジワジワ効いてきます。挿れておくなので違和感が強かったりしなければやってみましょう!
スポンサーリンク
シンスプリントのテーピング
テーピングは正直面倒で『足底板』よりも効果は期待できませんが、
「少しでも早く治して、スポーツ復帰したい!」
なら、面倒だとか言っている場合ではありません。 とにかく少しでも楽になることなんだから是非やりましょう!
今回、使用するテープは、 一般的に『キネシオテープ』と呼ばれる 肌色で伸縮性のあるテープです。
ドラッグストア(薬局)やネットで購入可能です。メーカーはとりあえずどれでも構いません!
こちらでは、
『キネシオロジーテープ 50mm ニトリート社製』
を使用します。
スポンサーリンク
テープの貼り方
- テープを3本用意します。
角は丸くカットしておきましょう!
・1本目(A)→足の内側のでっぱりの骨(舟状骨結節)~すねの内側の膝下付近まで
・2本目(B)→踵の底側~膝裏の手前まで(カットは写真を参考にしてください)
・3本目(C)→踵の外側~内くるぶしまで
- 1本目のテープから貼る
足先を外側を上にあげた状態にします。
『足の内側のでっぱりの骨(舟状骨結節)』~内くるぶしの後ろを通って『すねの内側』
をそって上まで上がっていきます。
このとき、テープはピンピンに張って貼りません。
めくったまま状態で貼っていきましょう! - 2本目のテープを踵の底に貼り付けます。
ここはまったく引っ張りません。
足先を上に向けておいてから自然なテープのテンションを保ったまま写真を参考に貼り付けていきます。
まずは、踵の部分のテープを持って割くと裏の台紙だけ切れますので切っておきます。先端部分だけをまず踵の裏側に貼り付けます。次に二股に分かれるところを先ほどと同じように台紙だけカットしておきます。アキレス腱に沿ってまっすぐ貼ります。ふくらはぎを覆うように左右からテープを貼ります。
- 3本目のテープを貼る
踵の外側にテープの端を貼り付けます。
そこから足の内側を上に挙げるようにします。
テープをそこそこ引っ張りながら内くるぶしに向かって貼ります。
テープを引っ張るのは真ん中のところだけで端の数cmは引っ張らないように注意しましょう! - 完成です。
もし、 「テープいっぱい貼りすぎで嫌だ!減らしたい!」
と思われた方は、2本目のテープは省略していただいても構いません。
おわりに
『シンスプリント』は、
- ランニングの練習量が多い『使い過ぎ(オーバーユース)』による負担
- 硬い路面で衝撃吸収がうまくできていないこと
- シューズのクッション性が低い
ことなどが原因でした。
一般的には
「シンスプくらいでクラブ休んだりしませんよ」
という考えが強く、痛いままなんとかやりくりしようとするものです。
それで治まればラッキーですが、重症化して疲労骨』を起こしてしまったらまったくスポーツができなくなりますので、それまでにクラブを休めないのなら早めに対処をして悪化させないようにすることはできるはずです。
あまり甘く見過ぎないように注意していただきたいですね。
お身体に関するお悩み解消にお役に立てる情報が提供できていますと幸いです。
「自分の身体について直接相談したい」
「実際に自分にあったエクササイズを指導してほしい」
と思われた方は、こちらで直接診せていただくこともできます。
お問合せお待ちしております
固定ページ: 1 2