『湿布』の効果や貼る時間、種類などの素朴な疑問をわかりやすく解説!

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温シップと冷シップの1番の違いは温度の感じ

次によく聞かれるのに

「温シップと冷シップの効果や貼るタイミングに違いってありますか?

というものです。

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温でも冷でも湿布は両方とも 『消炎鎮痛(炎症をおさえ、痛みを鎮める)』 の作用も有効成分も同じで大きな差はありません。

湿布効果2

この2つの差は、

  • 温感シップ
    →温かく感じる成分(唐辛子成分:カプサイシン)
  • 冷感シップ
    →冷たく感じる成分(メントール)

が含まれています。それぞれ入っている成分の差で、温かかったり冷たかったりしますが、実際に体温を上げたり下げたりする効果はほとんどありません。

では、この2つの湿布の使い分けですが基本的にはどちらをいつ貼っても構いません。

ただし、炎症が起きているところを温めると感覚だけとはいえ『温感』があるのを身体が嫌がる傾向があって痛みが増すケースもあります。

そのため、ケガをしてから

  • 2~3日を目安に熱を持っている→『冷シップ』
  • 3日以上経過した、または熱感のない慢性的な症状→『温シップ』

くらいで使い分けてもいいかもしれません。

注意としては、『温シップ』はカプサイシンの働きで 「ピリピリする」 という人もいらっしゃいますので、肌が敏感な方は特に注意して貼られた方が良いかもしれません。

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湿布はいつまで貼っているのが1番効果的なのですか?

湿布の貼り方はみなさんさまざまです。

「寝る前に貼ってから朝まで貼ってから起きて貼り替えてそのまま夜まで過ごします。」

という1日2回貼っているパターンが非常に多いです。外しているのはお風呂のときだけという貼りっぱなしみたいな状態です。

湿布は、製品上は1日1~2回の貼り替えでも効果が続くように作られていますので肌かぶれがしにくい、比較的肌の強い人は先ほどの貼り方でもいいかもしれません。

肌はかぶれていないけど心配な人の貼る時間の目安時間は、 1回で3~4時間程度 です。

ガムで例えると最初噛んで味がしっかり出ているときと同じで3~4時間が有効成分がしっかり出てくる時間帯になります。
それ以降はガムで味はするけどどんどん薄くなっていく感覚と似てきて効果はありますが少し下がります。

肌かぶれを心配する方は、少しぜいたくな使い方になりますが、3~4時間くらい貼ったら剥がして少しの時間肌を休めてからまた貼ることを繰り返すことをお勧めします。

寝ているとき付けると

  • かぶれて痒くなったりしていることにも気づきにくい
  • 3~4時間以上長く付けてしまう

ことで、肌への負担をかけてしまうこともありますので、肌へ優しくいきたい場合は控えることをお勧めします。

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湿布を貼るときの注意点

湿布を貼るときに少しでも肌に負担をかけてかぶれさせないために気を付けておきたいことは、

  • 肌がデリケートなところはなるべく避ける
    ひざ裏や肘の曲がるところや足の付け根などはかぶれやすいです
    湿布6
    湿布7
  • はがすときは引っ張らない
    はがす時に引っ張ると、皮膚を持ち上げるストレスがかかります。
    もちろん痛いですし、皮膚に余計な負担をかけないためにも押さえつけながら滑らせるようにはがしましょう!
  • 体の中心側からはがす
    毛の生え方は、体の中心から指先(足先)方向に向かっています。 はがすときに毛の生え方に逆らうと余計な痛みが伴います。 毛の流れに沿ってはがすようにしましょう!

などです。些細なことですが注意されることをお勧めします。

 

湿布は根本の問題を先送りしている可能性がある

『湿布』はいろいろなシーンで、痛みを抑えてくれる頼もしい薬です。

『湿布』を貼ることは痛みの原因を治さず痛みを感じないようにしています。痛み止めの薬にも言えますが、痛みを出している身体の問題を先送りにしていることに注意しておく必要があります。

『捻挫』や『打撲』など一時的な問題の場合はあまり気にしなくても構いませんが腰痛・肩こり・膝痛など慢性的にずっと続くものに貼る場合は注意が必要です。

身体は湿布を貼れば楽になりますが問題は何も解決してませんのでいずれツケが後に回ってくることもあります。

『腰痛』『肩こり』『膝痛』など体の慢性的な痛みに対して『湿布』を使われるときは、『湿布』を貼るだけで終わるのではなく、必ずそれらの問題を解消する手を打つことを一緒にすることをお勧めします。

もっと湿布についてにいろいろ知りたい方は、こちらによく質問されることを紹介しています。

湿布かぶれや塗り薬との違いなど、いまさら聞けない疑問に答えます

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お身体に関するお悩み解消にお役に立てる情報が提供できていますと幸いです。

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20 Responses to “『湿布』の効果や貼る時間、種類などの素朴な疑問をわかりやすく解説!”

  1. 匿名 より:

    疑問に答えて、いない。

    • tomokazu より:

      当サイトをご覧いただき率直なご意見ありがとうございます。

      今回いただいたご意見を鑑みてよりわかりやすいサイト運営をしていければと考えます。

  2. 有岡大貴 より:

    首を寝違えてしまいました

    シップききますか?
    効くとしたら、いつ頃痛みが治まりますか

    • tomokazu より:

      当サイトをご覧いただきありがとうございます。

      『湿布』は痛みを抑える効果はあります。
      ただし、首は貼りにくいしかぶれやすいのであまりおすすめできません。

      寝違え自体がだいたい3日前後で治まるのが一般的で、『湿布』は痛みは和らげてくれますがそれをしたから早く治るというものではありません。

  3. 匿名 より:

    湿布の効果の所、疼痛 (とうつう)が疼痛 (とううつ)になってますよ

    • tomokazu より:

      当サイトをごらんいただき貴重なご指摘ありがとうございます。

      すぐに修正させていただきました。

  4. 匿名 より:

    発熱により脇の下に腫れと痛みを伴います。推奨できる市販湿布を教えてください。

    • tomokazu より:

      当サイトをごらんいただきありがとうございます。

      ボルタレンテープなどはいかがでしょうか?
      ボルタレン製剤は、強い効果がありますのでその湿布であれば他のものと比べても効果が期待できると思います。

  5. 匿名 より:

    胸に張ったんですが良いですか? シップ貼って寝る前にこのサイト見ました。12時ですが3~4時に起きて剥がす必要はないですよね?湿布にシワができましたいいんですか?

    中1ですがいろいろごめんなさいなるべく早急にお願いします

    • tomokazu より:

      サイトをごらんいただきありがとうございます。

      剥がす必要ありませんよ

      ただ、胸はかぶれが他よりは出やすいのでかゆくなったらすぐ外してくださいませ

  6. 匿名 より:

    効果時間は、よく聞くのですが、どれ位で、効きはじめるのか、分かりません。貼ってすぐ効きはじめるのでしょうか?知っていらっしゃいましたら、教えてください。宜しくお願い致します。

    • tomokazu より:

      当サイトをご覧いただきありがとうございます。

      以前有効成分の血中濃度のグラフをみましたが、貼ってすぐから上がっていき、約4時間のところでピークを示しそこからゆるやかに下がっていきます。
      その参照するグラフが見つけられなかったので記事には載せられていません。
      もちろん薬剤によって少し差があると思いますがおおよそすぐに効いて、4時間くらい経過時にそのピークがくると思っていただいたらいいと思います。

  7. 匿名 より:

    足首に湿疹があります。
    それにパップ剤は効きますか?

    • tomokazu より:

      当サイトをご覧いただきありがとうございます

      効果は期待できないでしょう。

  8. りほ より:

    足の関節
    を強く打ってしまいました。

    • tomokazu より:

      当サイトをご覧いただきありがとうございます

      歩けるくらいであれば打撲をまず疑って、安静や湿布などとあとは時間経過にそって自然に治るものと思われます。
      数日経過みてみられて歩行に支障があるくらい痛みが続くなら病院を受診されたらよいかと考えます。

  9. hiroto より:

    テニス部です。腰が痛いのですが部活中に湿布を貼っているのと寝ている時に貼るのはどちらがいいですか?

    • tomokazu より:

      当サイトをご覧いただきありがとうございます

      運動時で汗をかくとかぶれやすくなるかもしれませんがそれがないようなら、どちらで貼っても効果はあります

      肌かぶれに注意しながら、ご自分が痛みを和らげたいときに貼られるとよいでしょう

  10. hiroto より:

    テニス部です。腰が痛いのですが、部活中に湿布を貼るのと寝ている時に貼るのはどちらがいいですか?

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