肩こり解消は、『揉む』より簡単で安全な『肩たたき』でほぐす!
4.リズミカルに流れにそって叩く
上手に『肩たたき』をするための最大のコツは、リズミカルに流れに乗せて叩き続けることです。
叩く場所や刺激の質などはもちろん大切ですが、それがなくても一定のリズムで叩き続けていると相手は自然に気持ちよくなっていきます。
それは、相手が次に来る刺激の量と場所とタイミングが分かるからです。
そうすると、相手は次にくる刺激のタイミングがわかりますので
「いつ刺激が来るのかなぁ・・」
という刺激への不安がなくなります。
次来る刺激をリラックスして受けて大丈夫なものだと心の底から理解します。
すると、無意識に身体の力みはとれて刺激を受け入れます。
その緩んだ肩には強い刺激がなくても、どんどん筋肉の奥に刺激が入っていき、ほぐれていきます。
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5.はじめちょろちょろ中ぱっぱ
肩が凝っている方に、『肩たたき』をしていると、
「もっと強くして!」
「そんな強さじゃもの足らない!」
と言われることがよくあります。
しかし、そこで相手の要望にあわせていきなり刺激を強くするのはあまりおすすめしません。
『肩たたき』の最初は誰でも硬くてほぐれていません。
美味しいご飯を炊く時と同じで、
『はじめちょろちょろ中ぱっぱ』
が大切です。
最初は、身体が刺激に慣れていくように刺激していきます。
この時の『ちょろちょろ刺激』でオススメなのが『さする』ことです。
『按摩(あんま)』の
- 『按(あん)』→「押さえる」という 意味
- 『摩(ま)』→「なでる」という意味
です。
「なでる」というのが『按摩(あんま)』の名称に入るところからも昔から非常に大切だとされていたのがうかがわれます。
「なでる」のは低刺激ですが、筋肉の緊張を緩めるには最適の方法です。
「なでる(さする)」方法は、手のひら全体で基本は『上から下』『内から外』へさすっていきます。
そこから『肩たたき』に入っていくのもいいでしょう!
そうすることで、 スポンサーリンク
『疲れにくく』
『もみ返しが起きにくい』
良い『肩たたき』ができるようになります。
たたかれ上手ならなお良い肩たたかれのコツ
『肩たたき』する側の心得はわかりました。
更によい『肩たたき』には、
『肩たたき』をされる側の『肩のたたかれ方』を知っていただけると非常にいいですね。
とにかく相手に身を委ねてリラックスする
肩をたたいてもらうとき、相手は
「気持ちよくほぐれてもらいたい」
という気持ちでたたいています。
その気持ちにうまく応えていくためには、その刺激を自分がどう感じているかを伝えることが大切です。
より気持ちよくしてもらえるようにうけている側が、相手に今の強さがどうなのか?感じていることを伝えることが非常に大切になってきます。
ただし、言い方には注意してください。
「もっと、強く!」
「そこじゃない!」
みたいな言い方をしたら、単なる文句(クレーム)です。 相手は不快になるだけです。
「気持ちいいわ。ゆっくりしてもらえたらもっと気持ちいいかな」
などのようにやんわりとした言い方にするなど、相手への気遣いをわすれないで下さい。
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7部目の満足感で終わる
肩をたたいてもらっていると気持ちがよくなって、ずっとしておいてもらいたいくらいの気持ちになります。
しかし、その気持ちに従って大満足するまでやらないほうがいいでしょう。
直後はすごくほぐれて気持ちいいですが、プロでない方ほど
「ちょっともの足りないな・・」
と思うくらいでやめておくことをおすすめします。
事前に背伸びなど体操をしておく
『肩たたき』でほぐしてもらう前に、自分でできる範囲は自分でほぐしておくことができれば、同じ『肩たたき』時間で更に深いほぐし効果が得られるようになります。
自分でできる範囲は肩こりをほぐしておきたいなと思われた方は、こちらをごらんください。
さいごに
肩のこりをほぐしたいとなったら、昔は子供や孫に『肩たたき』をしてもらうのが日常よくある風景だったと思いますが、現在は『マッサージ屋』や『整骨院』などにわざわざ行くことが普通になってきているように感じます。
しかし、今でも年配の患者さんから「子供に腰や背中を乗ってもらっている」という話を聞きます。
個人的には、家族や友人などで軽くほぐせる肩こりだったらそれでほぐしてもらっている方が、お金も時間もかかりませんし家族のコミュニケーションになっていいのではないかと思います。
そう思って、「肩が凝ったわ」と腕をグルグルまわす母に「マッサージするよ」と言うと、「今はいいわ」と断られ、近所の整骨院に通われる僕はいまいち親孝行できていないのが私としては切ないのですが、みなさんはこれを機にまわりの方をほぐしてあげてみてはいかがでしょうか?
お身体に関するお悩み解消にお役に立てる情報が提供できていますと幸いです。
「自分の身体について直接相談したい」
「実際に自分にあったエクササイズを指導してほしい」
と思われた方は、こちらで直接診せていただくこともできます。
お問合せお待ちしております
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