足首を捻挫したら病院にいく?それとも安静?症状から判断材料を集めよう!

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「スポーツをしていて足首をひねって捻挫してしまった、すごく痛いから病院いこうかな」

「足首を捻挫して痛いのはそのときだけだったけどこれって病院行かないといけない?」

足首をグネッと捻ってしまうことはスポーツではよくあることですが、日常生活でも足の着地のときに何かの拍子に捻ってしまうこともあったりといろいろです。

  • 足首の捻挫はまわりでもよくみかけるケガ
  • 捻挫はクセになるとよく耳にする
  • 靭帯が切れたり、骨が折れてしまっていることもある

ことから、対処はきちんとした方がいいとは思います。

しかし、毎回毎回病院に行ってるのも時間も費用もバカにならないので行くなら必要最小限にしたいと思われることでしょう。

確かに病院に行ってギプスなどの処置を必要とするケースはありますが、すべてがそうではありません。

そこで、捻挫をしたとき、すぐに病院にいくべきか?整骨院などに行くのでも良さそうなのか?安静で様子をみてみてもよいのか?などの見極めのポイントをわかりやすく紹介していきます。

 

捻挫したとき転んでしまった?転んでいない?

捻挫と言っても、

  • スポーツなどで着地などをミスって捻った場合
  • ヒールなどで歩いていてグネッ捻ってしまったけど倒れなかった場合

とにまずは分かれます。

基本的に倒れないで反対の脚で踏ん張れて立てているならそこまで重症になることは考えにくいので様子見で対応してもよいでしょう。

倒れてしまった場合には、体重が捻った足に乗っかってしまって損傷が大きくなっているケースが多いため要注意となります。

捻挫で転んだ後、すぐ立って歩けた?歩けなかった?

捻挫で転んだとしてもその後にだいぶ違いが出てきますのでその違いをみてみましょう。

  • 起き上がってから少し足は引きずるけど歩くことができる
    →軽症~中程度までなので緊急性はそこまで高くない
  • 起き上がってから立てて少し歩けたけど痛くて歩き続けられない
    →中程度~重症で病院に行くかは微妙なライン
  • 起き上がれない、立っても足をつけられない
    →中程度~重症で病院にいく必要がある

とみてみるとよいでしょう。

これはなんとなくみていても、転んでから立てなかったから病院行きになるでしょうからそんなに迷うこともないでしょうが
『少しでも歩けるのか歩けないのか』
これで、歩くときに身体を支える骨や靭帯が大丈夫か?の判断ができますので当たり前のようで大切です。

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内出血を起こしているか?起こしていないか?

次は捻挫をしてから様子をみることを選択した場合についてです。

基本的に捻挫をすれば、足首まわりは程度の差があれど腫れてきます。

これはほぼ避けられませんが腫れていないようなら程度はかなり軽症だと考えてよいでしょう。

そこから腫れている足を少し時間を追って経過をみていると傷めたところかもしくはそこより下の足先に向かってのあたりに内出血が見られることがあります。

内出血があるということは、組織が大きく損傷していることを示しますので中程度以上の損傷はあったのだと判断しましょう。

内出血が起こるくらいの捻挫であれば、痛みもひどいのでまともに歩けないことが多いため何かしらの固定処置を受けているはずですが、万が一そうでなかったとしたら固定処置を受けておくことをお勧めします。

 

ギプスは特別な治療ではないから必ずしないといけないわけでもないが・・

捻挫をしたときは、損傷が強い場合にはちょっと揺れたりしたくらいでも激痛が走るものです。

そのため、自分で安静にしていようと気を付けてても

  • 寝ているときの寝がえり
  • 片足を浮かせていても揺れたり

するだけでも激痛が走って日常生活がままならないくらい痛みに悩まされてしまいます。

それをうまくやり過ごして他の簡易な固定手段を用いることで治療を進めるのも悪くはありません。

ギプスは、そのようなちょっとでも動くと激痛が走る患部を強力に固定しますので、痛みを和らげる効果は相当高いです。

ギプスをした患者さんから
「ギプスしてもらったらちょっとくらい動いても痛みが出なくなりました。これで普通に生活できます」
と言われることもあります。

ギプスはこのように強力に固定することで

  • 患部をしっかり固めて損傷した組織を安定して治癒しやすくする
  • 直後の激痛を和らげることができる

効果を期待しての処置ですが絶対に必要なものでもありません。

逆にデメリットには

  • 足がごっつくなって扱いにくい
  • 風呂に入るのがやっかい、足がかゆい、衛生的でない
  • 足がカチカチに固まる拘縮が強く起こりやすい
  • スポーツ復帰までに時間がかかってしまう

などあります。
ギプスをすることによるメリット・デメリットを考えながら治療者と相談して治療していくことが大切になります。

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捻挫は甘く見てはいけない

捻挫はたかが捻挫ですが、されど捻挫。甘くみてかかると手痛い結果を招くこともあります。

靭帯が緩んでしまってスポーツができなくなって手術に至ったり、将来足首がグラグラで足関節が変形してしまったりかなり大きな問題を起こすケースもあります。

もちろんですが、足首がグラグラであればその上の膝や股関節なども将来に渡って問題を起こしやすくすることも起こります。

きちんと治療しても傷めた組織が完全に回復するとは言えません。

絶対に病院に行かないといけないというわけでもありませんし、固定手段も捻挫の程度やスポーツや生活などを考えて選択することも必要でしょう。

しかし、必ず意識していただきたいのは、初期の処置の大切さもですが治ったあとの再発予防のリハビリをきちんとすることです。

スポーツを復帰しながらでも構いませんのできちんと再発しないための基礎作りをし直すことは大切ですが、みなさん熱さ喉元を過ぎれば・・で治ってしまえば関心は薄れまじめにリハビリする人は10人に1にいるかいないかです。

捻挫をしてしまった自分はすでに健康な自分とは違うということをきちんと自覚してそれに応じた対応を冷静に着実にしてしっかり治していただければと思います。

リハビリについて知りたい方はこちらをお読みください。

足首の捻挫は治療の後が重要!自分でできるリハビリでしっかり治そう

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