貧乏ゆすりはゆすりまくるのが解消の秘訣!?無意識にしてしまう原因から解消
「ストレスが溜まっているせいか無意識に貧乏ゆすりをしてしまう」
「貧乏ゆすり体操で関節の循環がよくなると聞いた」
貧乏ゆすりと言えば、昔からイライラしているときなどに無意識に足を小刻みに動かしていまうことで
「貧乏ゆすりなんて行儀が悪いことしちゃダメ!じっとしてなさい」
と叱られるイメージがありました。
今でも無意識に動かしてしまう方がなんとかしたい!と思われているかもしれませんし、逆に貧乏ゆすりをプラスに活用する方法もあることを知っていただいて身体に良い貧乏ゆすりをしていただければと考えています。
貧乏ゆすりをしてしまう原因は!?
椅子に座っていて気が付いたら足がリズムよく動いてしまっているとき、まわりに人がいたら迷惑をかけてしまったなと反省してしまうものです。
実際、まわりの方からすれば「カタカタカタカタ」足を動かされているのを見ているのは気分の良いものではありません。
そこはマナーとしてなんとか控えるように努力することが必要です。
ただ、貧乏ゆすりをしてしまう原因がそのままでは、気を抜くとまた足を揺すってしまっているはずです。
そこで、考えられる原因ですが非常にシンプルで
- ストレスが溜まっていて発散できていない
- 運動習慣がなく日ごろから運動不足になっている
が当てはまる方になります。
貧乏ゆすりをしなくするための最善の解消方法は?
悩み事があったり、仕事に追われたりトラブルを抱えていたりしてストレスが溜まっている方に
「ストレスを溜めなければいいんです、ストレスを解消すれば貧乏ゆすりもしなくなりますよ」
と言っても、
「そんなこと言われなくてもなんとなくわかってる」
「ストレスを発散するのがうまくできないから困っているんだ」
と言われそうなものです。
そこで、今回は具体的に何をすればよいかと紹介していきます。
順番に実践していくことをおすすめします。
1.とにかく身体を動かす
身体が運動不足で疲労が溜まってしまったり、血流が悪くなっていたりすることが1番身体によくありません。
そのため、どんな運動でもいいので身体をとにかく動かしましょう!
運動内容は基本的になんでも構いませんが、選べるようなら
- 自分が熱中できる、進んでできる好きな運動やスポーツ
好きなスポーツなら進んでたくさんできますし、終わった後の爽快感は心身ともに起こってくるものです。 - 単純な動きを繰り返す運動
ウォーキング・ジョギング・バイク・水泳など同じ動きをひたすら繰り返すと脳があれこれ処理しなくてもよいので続けているとかなりリラックスできて、溜まっているストレスが解消されていきます。
の運動を心地よく身体が疲れるくらいにおこなうとよいでしょう。
「運動する時間が今はとれないので今すぐ場所を選ばずできそうなものを知りたい」
という方は後半で紹介させていただいているエクササイズをお読みください。
ここで、ストレス発散すればいいと言って
- 衝動買い
- バカ食い
- カラオケ
- ネットサーフィン
などをするのはこの場合に限っては効果があまり高くないかもしれません。
2.余計な情報を入れないようにする
貧乏ゆすりをしてしまっているようなときのストレス発散方法としてのポイントは
- 身体をしっかり動かすこと
- 身体に情報をできるだけ取り込まない
ことです。
先ほどあまりお勧めしなかったものは、身体をあまり動かさずに頭に情報を入れたり一時的に欲望を満たすもので頭を刺激するものです。
特に今は情報が溢れていて、脳は情報を摂り過ぎてしまっている傾向がみられます。
そこで、脳には必要以上に情報を詰め込まないで身体をしっかり動かすことで心と身体のバランスがとれていきます。
そこで、あまりお勧めできないのは
- ストレス解消する方法をこれからも探し回る
- いろいろな人にストレス解消方法を聞く
などです。
情報を集めると一瞬すっきり安心できますがそれはほんの一時的なものです。
例えばご自分の部屋がものだらけで散らかった部屋だったらいかがでしょうか?
- 今使いたいものがすぐ見つからない
- 部屋を少し動くだけでものを踏みつけて壊さないか心配
- ごちゃごちゃしている雰囲気だけで落ち着かない
などを感じると思います。
頭の中では今、整理・収集のつかない情報でごちゃごちゃになっていて、そこにまだ新しいものを入れていこうとしているようなものです。
快適になるためには、新しいものをいれるのは少し抑え気味にして今までため込んだ情報を整理する時間を作ってあげることです。
3.貧乏ゆすりをしたい自分を我慢しない
身体がストレスや運動不足などによって身体の循環が悪くなっているのを少しでも動かそうとしている反応だと思ってください。
これは、社会的には行儀が悪いかもしれませんが自分の身体にとっては今は必要な動きなのです。
極端な話になりますが、貧乏ゆすりは止めようとしても身体が無意識下で動かそうとします。
そこで、誰にも見られないところにいるのであれば、
『わざと自分で意識してガンガン揺すり続ける!』
ことをお勧めします。
自分で意識して揺するときは、少し大げさに揺すります。
すると、脚の筋肉をしっかり使って血流がよくなります。
それを少し疲れるくらいまで動かすのを繰り返していると自然に治まることが期待できます。
身体を揺することによる意外な効果
貧乏ゆすりはあまりいいイメージがありませんが、
- 貧乏ゆすり
股関節の循環改善
- 足をブラブラ揺する
膝関節の循環改善
- 振り子運動
四十肩のリハビリ
などの効果が期待できるため、股関節や膝が悪い人で運動すると痛みが出てしまうというような方には勧めることができるエクササイズです。
もちろん、これはどの関節にも言えますし、揺らすことによる身体への健康効果はいろいろな人がによって紹介されています。
これを応用してとにかくあちこちの関節をブラブラ揺すってやることはお勧めです。
短時間でも揺すった後にはポカポカ身体が温かくなるのがわかりますし、筋肉がほぐれて余計な力みが抜けるのを実感していただけれることでしょう。
簡単に始められる心身をリラックスさせる方法
最後に貧乏ゆすりの解消だけでなく、ストレス発散などにも使えるエクササイズを4つ紹介していきます。
1.スワイショウ
これは中国の気功などで実践されるもので、やり方は非常に簡単なので是非実践してみてください。
- 足は肩幅くらいで立って、膝を少し曲げて下半身が安定するようにしておきます。
- 両手を肩の高さくらいまで前に挙げてから
力を抜くと腕が下にブランと下がって落ちていきます。
- また、腕を挙げて力を抜いて腕を落とす、これをひたすら繰り返します。
- 眼はできれば閉じるか、半眼(薄く目を開けているくらい)がおすすめです。
- 3~5分くらい続けてみましょう。
続けるほどにリラックスしていくのが実感できます。
慣れればもっと時間を伸ばしても構いません。
2.うつ伏せ寝深呼吸
次は深呼吸をします。
本来はどんな体勢でも構いませんが
- 椅子、正座
長く座っていると背中が緊張してなかなかリラックスできない - 仰向け
リラックスできるけど寝てしまいやすい
こともありますので、うつ伏せで行ってみることをお勧めします。
- 両手を重ね合わせておでこの下に敷きます。
- 鼻から呼吸を繰り返していき、呼吸や身体の力み具合を感じていきます。
- ずっと感じ続けていると自然に身体の余計な力が抜けてきて呼吸が自然で深いものになっていきます。
- 3~5分くらいから始めてみましょう。
3.ゴキブリ体操
次は手足をしっかり揺すって、手足に停滞している血液を身体の中心に戻していきながら、身体を揺すってほぐしていきます。
- 仰向けになって両手・両足を挙げます。
手首・肘・膝・足首などは楽に曲げていて構いません。
- 手足をブラブラと10~15秒揺すります。
- 手足を下ろして30秒程度休憩します
休憩とブラブラを繰り返していってください。
揺すり終わったあとの手足の血流がよくなること、余分な力みが抜けてリラックスしていくことが実感できます。
4.息吐き出し
楽に座った状態で鼻呼吸でお腹を凹ますのに合わせて息を一気に吐き出すことを繰り返します。
ヨーガの呼吸法で『カパーラバティ』と呼ばれるものです。
- 正座かあぐらなど楽に座って背筋を伸ばし目を閉じます。
- お腹を凹ませるのに合わせて鼻から勢いよく息を吐き出します。
- 60~80回/分 くらいのペースで1分行います。
- 4、終わった後は、一時的に呼吸が止まってから自然な呼吸に戻っていくのを観察します。
あわせて身体の余計な力抜けることも感じましょう。
最初は1~2セットくらいまでにします。
慣れればペースやセットを増やしても構いませんが無理はしないように気をつけましょう。
おわりに
貧乏ゆすりは行儀が悪くいい印象を持ってもらいにくいことがあり、少しでも早く止めたいと思われるかもしれません。
しかし、無理に抑え込んでしまおうとしてもなかなかその癖は直ってくれません。
そこで、動かしたい、余計なストレスを発散したいと考えている身体の要望に応えるように、運動やストレス解消の対策を講じてあげることが大切です。
また、貧乏ゆすりをはじめとする『揺する』という動きは筋肉の緊張を和らげたり、関節内の循環を良くしてくれる効果も期待できますので悪いイメージばかり持たずに揺するという動きをプラスに活用していかれるとより健康に近づいていけるのではないかと考えます。
お身体に関するお悩み解消にお役に立てる情報が提供できていますと幸いです。
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