足の開きは骨盤が開いてる証拠って本当!?骨盤の開き・歪みチェックを自分でする

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仰向けに寝たときに足が外側に開いているのが気になるとおっしゃられる方がいらっしゃいます。

多くは、治療院などで骨盤の開きや歪みの徴候として指摘されて気づくようですが
「これって骨盤が開いて(歪んで)いるからこんなことになっているの?」
と、いったん気になると考えないようにしても、つい頭をよぎってしまうものです。

そこで、足の指先が外側に開いてしまう状態がなぜ起こっているのかをチェックして正しく把握するポイントを紹介したいと思います。 

 

まずは開き具合の左右の差を比べてみましょう!

最初に足の状態から骨盤か身体が歪んでいる可能性があるかを確認するために足の開く方向が左右ともに同じがみてみましょう。

開き具合に関わらず左右で向いている方向が違うなら、それは足から骨盤までの間で左右のバランスが不均等になっているところがあるのは間違いないとみることができます。

たとえ足先が大きく開いているように思えても左右の角度が同じならそれは歪みが原因とは言い切れません。

今回のモデルさんで言えば左の方が若干開きが多いように見受けられますね。

 

膝のお皿の位置を確認しましょう

足が外側に向いているなと思ったとき、その開いている要因は必ず骨盤にあるとは限りません。

要因として考えておかないといけないのに

  • 足首
  • 股関節(骨盤)

があります。

その部分の影響のどれが強いかを知っておくことで、自分の身体のバランスを知ることができますし、足の開きを改善させるためにアプローチするポイントが変わります。

まずは確認しやすいものとして、『膝のお皿(膝蓋骨)の向き』があります。

膝の向きと足先の向きを見比べてみると

  • 足先と近い方向に膝のお皿も向いている 
    股関節(骨盤)から開いている可能性を考える
  • 膝のお皿は天井に近い方向を向いている 
    膝から下(膝関節)の捻じれの影響が強いと考える

など、足先の開きにどこが強い影響をおよぼしているか推測する材料が得られます。 
モデルの彼の場合は足先もでしたが膝も左が右に比べて外側に向いているように見られました。

※チェックするときに注意すること
膝のお皿の位置や足の角度をみる方法は寝ている状態で誰かにみてもらうのが1番よいです。

ただ、まわりに今みてもらえる人がいないという方が多いと思いますので、チェックの方法をおススメする順に紹介します。

  1. 寝たまま写真を撮って確認する 
    スマホのカメラで構いませんで撮影して画像を確認します。
  2. 顔だけ起こす、肘付きで上半身を少し起こす 
    身体を全体的に起こさないで確認できる範囲だけ身体を起こす

1番おすすめできないのは、身体を起こした状態で確認することです。

一般的に、この状態だと寝ているときよりもより足先が外側に開きやすくなりますのできちんと評価できません。

そこで、足~骨盤は床についた状態でなるべく評価できるように身体をあまり起こさない工夫をするのがうまく評価するためのポイントです。
 

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腰を前後に動かしてみて変化するかみてみましょう

骨盤から腰のバランスの影響がどれくらいあるかをみてみましょう。

  1. 自然に寝たときの足の開きを確認しておきます。
  2. 腰と床の隙間を浮かせて腰を反らせる動きをしてみます。
  3. 腰と床の隙間をなくすように腰を丸める動きをしてみます。
  4. それぞれの動きによって足先の角度に変化があるかチェックします。

一般的には

  • 反り腰(骨盤前傾)→足先が閉じやすい
  • 腰を丸める(骨盤後傾)→足先が開きやすい

傾向がありますが、その影響が実際の足の開きに対してあるのかを動かしながらみてみます。 

これで大きく変化があるなら、背骨の影響があると考えてもよいかもしれません。

 

お尻の筋肉を緩めてみて変化するかみてみましょう

次は、足先・股関節がが開く状態をつくりやすい筋肉の緊張を落として、足の開き具合が改善するかみてみます。

方法はいろいろありますのでいくつか紹介していきます。
どれかやりやすいものだけ選んで行ってもかまいませんし、全部してもかまいません。

それらを試してから仰向けに寝て足の開きに変化があるかみてみるとよいでしょう。 

1.テニスボールで緩めてみる

テニスボールのようなボールを用意します。
何もなければ自分のこぶしを使ってもできます。

お尻に敷いて仰向け、もしくは横向きに寝てお尻の筋肉をギューッと圧迫できていればそれで結構です。


そのまま20~30秒程度じっとしておきましょう。 

2.ストレッチで緩めてみる

目標とする筋肉を緩めるストレッチをしていきます。立った状態で足をクロスして

後ろ脚側のお尻の斜め後ろにつき出していくようにします。

これで、お尻から太ももの外側の筋肉がストレッチされます。

15~20秒程度そのポーズを保ちます。 

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3.カエル足のポーズをする

うつ伏せに寝て片膝を脇に近づけるようにして曲げてから

上半身を起こして15~20秒程度じっとしておくだけです。 

これらをしてみてから足先の角度が変わるなら、骨盤の状態が足先の開きに強く影響していることが確認できます。

 

足首の位置を変えてみましょう

次は自然にしているときの足首の曲がり角度をみてみましょう。

  • 足先が天井に近い 
    足先が外に向きやすい
  • 足先が床に近い 
    足先は内に向きやすい

とこれだけでも変化があります。

「足先が上向き加減かも!?」
と思われた方は、足の甲側の筋肉をゆるめてみるとよいでしょう。

方法は正座から身体を後ろに少しのけぞらせて膝を床から浮かすことで簡単に伸ばせます。

 

 

 

普段の歩き方を思い出してみましょう

足が外に向くようなバランスになるようなことをしている可能性があります。
そこで1番思い出していただきたいのが、歩いているときの足の運び方についてです。

普段から

  • がに股で膝や足先が外に向くような歩き方
  • 足の横幅が広い

ような歩き方をしていれば、その癖が必然的に身体に染みついてしまいます。 

 

 

足の開きについてどうするべきか考えをまとめてみましょう

ここまでで、自分がどのくらい足が開いていて、その要因はどのあたりにあるのかおおよそ分かったのではないでしょうか?

それがわかれば後は

  • 股関節が開いているなら内ももを筋トレしたり
  • がに股歩き方をしていたなら歩き方を改善していく
  • 腰の反りや丸みが影響がありそうなら腹筋を鍛える

ようなことから始めていくだけでも大きな変化が得られるようになると思います。

最後に、足が開いているバランスというのは誰しもなりがちでありますし、そのようなバランスからいろいろ問題が出ることも可能性としてはあります。

しかし、開いていること自体が悪いとか良いではありませんしそれだけをもって骨盤が開いているとも言えません。
たとえ開いていたと仮定してもそれがさも悪いことのように決めつけるのはちょっと行き過ぎでしょう。

現状のバランスを知ってそこから理想とする方向へどうアプローチすればいいのか?
それをうまく整理していくことが大切で、そのためのヒントに今回紹介させていただいた記事がなれば幸いです。 

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