親指や人差し指がしびれる原因は手根管症候群かも!症状や問題は?
手根管症候群は何が原因で起こってくるのでしょうか?
手根管症候群とは、
『正中神経が手根管内でなんらかの原因によって障害されたことにより起こるさまざまな症状の総称』
です。
狭い渋滞したトンネル内なのに、手首を動かすことでトンネルはあっち曲がりこっち曲がりします。
その中でも1番浅いところにある 『正中神経』 は、そのストレスを直接受けてしまいます。
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手根管症候群がよく起こる人には、
- 手をよく使う
手を酷使する仕事に従事していたり、裁縫・編み物などの手を良く使う趣味などをされていてもなります。
現代人はパソコンで相当手を使いますので、将来的には『手根管症候群』の心配がありますね。 - 妊娠や出産
これらの時期には、ホルモンバランスが変わることで腱鞘炎が起こりやすくなります。
同じ『手根管』内で腱鞘炎が起こる影響で『正中神経』が圧迫されて起こります。
の女性に圧倒的に多く起こります。時期は、妊娠期以外では、更年期以降に中高年に起こりやすくなります。
手根管症候群の原因は、
- 度重なる手首の動き(酷使)
手首は曲がると手根管内の組織を圧迫する力は(内圧)は増します。
長年酷使し続けることで徐々に負担が蓄積され問題となってきます。 - 指の酷使による腱鞘炎
指を酷使し続けると、指を動かす筋肉がオーバーワークしてしまって『炎症』を起こし(腱鞘炎) その影響で手根管内の内圧が上昇して正中神経にストレスをかけます。
です。
わかりやすく解釈すれば一般的に 『手の使い過ぎ病』と考えていただいて良いでしょう!
他には、
- 甲状腺機能低下症
- 糖尿病
などの病気に罹っている方などに起こるとも言われております。
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手根管症候群の症状
『手根管症候群』の症状は様々あります。軽症から出てくる症状から順番に紹介していきましょう!
(個人差で前後したり、出ないものもあります)
1、しびれ・感覚が鈍い(麻痺)・痛み
これらの症状は、 『感覚を感じる神経(知覚神経)』 に問題が起こったときに起こる症状です。
手根管症候群であるかどうかを確認するのは、しびれが起こっている『範囲(領域)』が重要です。
『正中神経』の担当エリアは図の色付きの範囲です。
人差し指の先だけ色が違いますが、この場所は『固有領域』という特別なエリアで 『正中神経だけの担当になる領域』 なのです。
ここの感覚が鈍くなっていたら『正中神経』に問題がある!とよりはっきり言うことができる場所なんです。
この範囲内で
- ビリビリした『しびれ』
- 触っても感覚があまりわからない『感覚鈍麻』
- 火照って焼けるような熱さを感じる『灼熱感』
- 「しびれ痛い」とよく表現される『痛み』
などが起こって、よくみなさんからうかがうのは 『人差し指のしびれ』 です。
症状は1日の中で多少の変動はあります。
中には、
「寝ているときの夜明け前や寝起きに手のしびれが強くなって目覚めてしまう」
という方はいらっしゃいます。
そして、よくいらっしゃるケースで難しいのが、
「たまにしびれる感じがすることがあるけど、しびれない日がある」
というようなことをおっしゃっている場合で医療機関を受診してもはっきりと診断をしてもらえないことが多いでしょう。
症状がはっきりしてくるころ(ある程度症状が重くなる)まで進行している場合は、『病院』できちんと診断されるでしょう!
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2、指でこまかい作業がしにくい(巧緻運動障害)
- 「レジでお金を払うときに小銭をとるのが煩わしいからお札で払うことが増えた」
- 「シャツのボタンがかけにくいから、ボタンのない服を着ることが増えた」
など、
細かいものをつまむ動作がしにくくなってくるのを 『巧緻運動障害(こうちうんどうしょうがい)』 と言い、
- しびれていて感覚が感じにくいから細かい作業がしにくい
- 筋力低下でうまく細かいその動きを作れなくなっている
ことなどで起こります。
この場合、この次で障害する『筋力低下』が起こってますが、自覚症状としてはこちらの方が先に来る方が多いです。
3、手に力が入りにくい
正中神経は、筋肉に運動する指令を送る『運動神経』でもあって障害されるとうまく筋肉を動かす指令が伝わらず筋肉が今まで通りの動きをすることができません。
それで『筋力低下』が起こります。
みなさんは普段、手の力を入れることを無意識で行いますので、日常生活ができていれば少々の変化には気づきません。
「力が入りにくくなったな」
と思うときにはかなりの『筋力低下』が起こっている期間が長いことが多く、
『筋肉を使わない期間がながくて痩せてしまう(筋委縮:きんいしゅく)』
が起こってきます。
痩せるのは、 『親指の付け根の膨れているところ(母指球)』 というところがわかりやすいです
おわりに
「手(指)のしびれが気になるけど、どこが原因かわからない・・」
と思われた方、いかがでしょうか?
手がしびれるといっても、大きくわけて
- 首から(頚椎椎間板ヘルニアなど)
- 首の付け根から(胸郭出口症候群)
- 腕、肘・手首(手根管症候群など)
があります。
手首のところの障害で起きているしびれである『手根管症候群』であれば、紹介してきました症状と一致するところがかなり多く見られるはずです。
ある程度は自分でチェックすることは可能ですのでじっくり見てみましょう!
首などが原因のものと見分けをしっかりしたいという方はこちらをお読みください。
「指や手のしびれの原因って首の神経!?自分で確認できる方法とは」
お身体に関するお悩み解消にお役に立てる情報が提供できていますと幸いです。
「自分の身体について直接相談したい」
「実際に自分にあったエクササイズを指導してほしい」
と思われた方は、こちらで直接診せていただくこともできます。

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こんにちわ。外傷性てんかんと診断され二年。イーケプラ飲みながら、血圧の薬飲んでます。隠れ脳梗塞も五個程跡があります。最近、指先、おや指、人差し指に痺れがあります。口も左側だけ痺れがありましたがバイアスピリン飲んで口は良くなりましたが、指は痺れたまんまです。首と腰は、30年前に事故しました。普通の生活で、支障はないです。
親指と人差し指の第二関節までの痺れきになります。