お尻が痛い原因は腰の関連痛?神経痛や股関節痛との見極め方は

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「お尻がだるいような痛いような感じがするけど、何かしたかな?もしかして坐骨神経痛?」

特に思い当たる原因がないのに、お尻が痛くなってきたときなぜ痛みがあるのかわからないと不安になります。

『坐骨神経痛』でお尻から太ももが痛くなるというのを耳にしたことはあるけどそれも当てはまるかどうかわかりません。

このようなお尻の痛みでまず最初に考えておきたいのが

  • 腰からの神経に問題がある(神経痛) 
    坐骨神経痛や腰椎椎間板ヘルニアなどからくる神経性の痛み
  • 腰に問題がある(関連痛) 
    腰が悪いことで神経痛と似た感じで少し離れたお尻に痛みを感じる
  • 股関節に問題がある(股関節痛) 
    股関節に負担がかかって痛みがでている

の3つのどれに近いかです。

これらは、簡単なチェックをしていけばおおよそ推測ができますのでやってみて、自分の状況把握に役立てていただけたらと思います。 

 

お尻の痛みの範囲を確認する

まず最初にお尻の痛みが本当にお尻だけなのか?もしくはもう少し範囲が広いのか?など、どの範囲で起こっているのかをおおよそみていっていただくだけでも原因の推測がしやすくなります。

  1. お尻だけが痛い 

    腰からの関連痛・股関節が原因の可能性が高いです。
  2. お尻の横や前も違和感・痛みがある 

    お尻だけでなく、前や横にも痛みがあれば股関節に問題がある可能性が高くなります。
  3. お尻からふとももに痛みがある 

    お尻から太ももや足にかけて痛みが続いていってそうなときは神経痛の可能性が高くなります。 

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関節の動きができるかで関節に問題があるかを見極める

腰や股関節の関節が構造的に問題が起こっているかをチェックしていきますので次の動きをしてみましょう。

  1. しゃがみこみ
  2. 後ろ反らせ
  3. 伸脚

これらの動きで 

  • お尻への痛みが出ている 
  • 動く範囲がせまくなっていないか

をみてみましょう。

お尻の痛みが出るだけなら腰からの関連痛の可能性を考えます。

腰を反らせると背骨のそばが痛い!椎間関節性腰痛の症状から治療まで

動き自体の範囲が狭くなったりしている場合には、お尻が痛くても股関節の問題の可能性が考えて

  • 股関節の筋トレや体操をしてみる
  • 股関節に負担のかかる生活を控える

などを意識して生活してみられると良いでしょう。 股関節の痛みについてはこちらをお読みください。

歩くと足の付け根が痛い!女性に多い『変形性股関節症』にご注意を!

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神経痛かそうでないかを見極める

ここまでで、「もしかして神経痛・・かな?」と思われた方は次の動きをしてみてください。

  1. FAIR肢位
    横向きに寝たときに、上側の膝を床に近づけるように下ろしたときにお尻の症状が強くなるか確認しましょう。 
  2. 座位SLR
    イスなどに座って背筋を伸ばした状態で膝を伸ばすように蹴り上げます。

    このときに、お尻や足に電気が走るような痛みが出るか確認します。
  3. ケンプ肢位
    立った状態で、後ろに腰を反らせてから身体をそのまま捻ります。

    これでお尻の痛みなどが出ないかチェックします。 

これらをやってみて、ビリッと痛みが走るようであれば神経痛だと考えても良いでしょう。

神経痛の問題が疑われた場合には、

  • 腰まわりに負担をかけないように生活する
  • 足に力が入らない・しびれが出てきたら病院に行っておく

などの対処を念頭に過ごされることをお勧めします。 

お尻から太ももが痛いしびれる『坐骨神経痛』の症状や原因・治療とは

 

腰に問題がありそうかな?と思ったら

「神経痛や股関節には問題がなさそうだな・・」
と思われた方は、腰の関節や椎間板などの組織に問題がある可能性を考えるときには

  • もともと腰痛があるか?
  • お尻だけでなくて腰にも違和感や痛みがあるか?

などを確認されて思い当たるようなら腰に問題があるといったん考えて

  • 腹筋を鍛えたり、腰痛体操を行ったりする 
  • コルセットをしたり、腰に負担がかかることを控える 

などの対策をされながら様子をみていかれることをお勧めします。 
実際にはお尻が痛い場合にとにかく腰をケアすると大半のものにはプラスに作用しますので、実践してみていただければと思います。

腰痛解消にストレッチは危険!?肩こりも一緒に解消する腰痛体操とは

 

 

おわりに

「お尻が痛いけど原因があまりはっきりわからないから不安」
と思われたときに、原因を探りやすくなっていただければと思ってチェック方法を紹介しました。

今回見極めていく原因がはっきりしていれば症状もわかりやすくなりますので、今のよくわからない状態というのはもしかしたらまだ早期(軽症)の可能性が考えられますので自分でしっかりケアしていくことで症状を改善することは十分可能でしょう。

不安でいっぱいになると、なにかしなきゃいけないと思いつつも逆に何もできなくなってしまいます。

そうならないように不安を少しでも解消されて、ご自分ができることをしっかりして痛みを原因からしっかり解消していっていただければと思います。 

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