寝違えの治し方!原因は腋窩神経圧迫によるもの?その真相は

寝違え治し方アイキャッチ「ある朝起きたら、突然首が動かせなくなってしまった・・・」

この瞬間から数日首がまともに動かせなくてつらい思いをした経験ございませんか?

これがいわゆる
『寝違え(寝違い)』
です。

「寝違えを早く治したい・・・」
という思いからネットで検索してみると、寝違えの原因は首ではなくて脇にある『腋窩(えきか)神経』の問題だと書いていて、その神経を解放してあげることが寝違え解消法だと書かれているものが溢れ返っています。

どうもそのネタ元を調べてみると
『ゴッドハンド輝』
という漫画にあるようです。 

今回は、この原因について進めていく予定ですが、寝違えでお困りの方にとっては、
「何説だろうがとにかくこの寝違えのつらさから解放されるなら何でもいい」
と思われている方もいらっしゃると思います。そういう方はこちらをご覧ください。

寝違えの安全な治し方のコツは、腕・肩・肩甲骨をうまく使うことにあり

ここからは、原因だと言われている『腋窩(えきか)神経障害説』について考えていきたいと思います。

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障害されているという腋窩(えきか)神経とは?

まずはなかなk聞きなれない『腋窩(えきか)神経』がどこにどうあるのか?から解説していきます。

一般的には脇という場所のことを専門用語では『腋窩(えきか)』と言います。
『腋窩(えきか)神経』とはその脇を通っている神経を言います。

元をたどると、 首の骨(頚椎)の5番目・6番目のところから分かれて枝となって出てきた神経の1部分のことです。

腋窩神経

この『腋窩(えきか)神経』の働きは、

  • 『三角筋』『小円筋』という筋肉を動かす指令を送る
  • 肩の外側の感覚情報を伝える

などがあります。

そこで、この『腋窩(えきか)神経』に障害が出た場合は、

  • 『三角筋』『小円筋』が正常に働けなくなる(筋力低下)
  • 肩の外側の感覚が触られてもわかりにくくなります(感覚障害)

などが起こります。

肩まわりに力が入らなくなったり、感覚が麻痺したりするのです。

脇を圧迫して『 腋窩(えきか)神経』が障害される寝方

『腋窩(えきか)神経』は、脇を通っています。
横になって寝ているとき下になった側の体と腕で脇の部分を圧迫してしまうことによって『腋窩神経』が障害されてしまうというメカニズムで説明されています。

寝違え治し方1

普通は、横になって一部分が強く圧迫されて身体に問題が起きそうなとき、寝ている姿勢を変えたり異変にさすがに気づいて麻痺する前に起きるものだと思いますが・・

 過度の疲労や睡眠不足・泥酔などであれば、長い時間圧迫されることで障害が起きてしまうことはあってその代表的な疾患に

  • サタデーナイト症侯群
  • ハネムーン症侯群

などと言われる
『橈骨(とうこつ)神経麻痺』
があります。

橈骨神経麻痺について簡単に紹介していきます。

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橈骨(とうこつ)神経麻痺で腕が動かなくなる

橈骨(とうこつ)神経麻痺で有名なシチュエーションは、
男女で就寝するとき、男性の腕枕で女性の頭が橈骨(とうこつ)神経を圧迫し続けることで、橈骨(とうこつ)神経が障害されます。
翌朝、起きて手が動かなくなっていることに気づくというものです。

ラブラブな夜から一転して、ちょっと恥ずかしいしカッコ悪い展開になっています。

寝違え治し方 腕枕
実際にはこのようなしちぇえーションより、
「疲れたところに飲酒して腕枕をしてテーブルなどで寝ていたらなってしまった」
というような方が多かったです。

このいったん障害の起こった神経が回復までにかかる期間は、
『軽いものでも数週間、長ければ数ヶ月』
というとんでもなく長い期間不便な思いをしなくてはいけません。

症状は、手が『下垂手』という幽霊の手のようなブランと下がった状態で手を持ち挙げられなくなります。
ひどかったらお箸やペンが持てないのでものすごく日常生活に困ってしまいます。

寝違え治し方 手
この『橈骨(とうこつ)神経麻痺』を題材に
『神経障害』ってどんなものかご理解いただけたと思います。

後半は、本題の『腋窩(えきか)神経障害』でほんとうに寝違えが起きるのか?
その可能性について考えていきたいと思います。

 

『腋窩(えきか)神経』が本当に障害されたら?

『腋窩(えきか)神経』が『橈骨(とうこつ)神経』と同じような圧迫によって

神経が障害されれば、

  • 筋肉への指令が送れなくなる → 担当している『三角筋』『小円筋』が使えなくなる
    肩の動きがうまくできなくなります
  •  感覚の情報がうまく伝えられない
    肩の外側の感覚が鈍くなる

ことに気づきます。

腋窩(えきか)神経障害での筋力低下

寝違え治し方2 このように腕を上に持ち上げたり

寝違え治し方3腕をひねるような動きなどがしにくくなってしまいます。

腋窩(えきか)神経障害になったときの期間は

神経障害の重症度は、圧迫されている時間によりますが、『橈骨(とうこつ)神経麻痺』と同じくらいの期間(数週間~数ヶ月)は症状が改善されることはないでしょう。
腋窩神経だけ1週間とかそんあ都合のいいことはありません。

 

寝違えは腋窩(えきか)神経障害で起きているの?

『寝違え』『腋窩(えきか)神経麻痺』『橈骨(とうこつ)神経麻痺』を比較してみましょう。

腋窩神経障害比較表

これで見比べてみますと、

『神経障害』では症状が

  • 肩が動かせない
    (筋肉が働かないことによる運動障害)
  • 肩の感覚がおかしい
    (筋肉が働かないところ周辺の感覚障害)

というのに対して、

『寝違え』では、

  • 運動による痛み
    (運動痛)
  • 痛みによる運動できる範囲が狭くなる
    (可動域制限)

です。

治るまでの期間でも『神経障害』に比べて『寝違え』は圧倒的に短いです。

神経の関与は数字上お互いが近く見え関係があるようにみえます。

しかし、川に例えて考えてみると、
首の運動に関わっている筋肉群を動かしている神経は、『腋窩(えきか)神経』や『橈骨(とうこつ)神経』よりも上流にあたります。

川であれば、上流が汚れたり、堰き止められたりしたらその影響は下流にまで及ぶのはありますが、下流が汚れたり、堰き止められて上流にその影響が出ることはないですよね。

神経もそういう意味では同じですので、神経の下流にあたる『腋窩(えきか)神経』に問題が起きても、いくら同じ川だからといってその上流にあたる部分に影響がでるということはありえないのです

寝違えた人で、首が動かせなくなる人はたくさんいても
「肩が動かせなくなったり、感覚が鈍くなってしまった」
なんてことありますか?

そんな症状聞いたことありません!!

これらから考えても『寝違え』と『腋窩(えきか)神経』に関係があるとは考えらず、『腋窩(えきか)神経』の圧迫による神経障害で『寝違え』が起きているという説には無理があると考えます。

『寝違え』の原因とされた『腋窩(えきか)神経障害説』はについては、ご理解いただけたと思いますが、『腋窩(えきか)神経障害説』とセットでよくネットの記事で紹介されている『寝違え』解消法もあやしいものなのでしょうか?

最後にここについても解説していきます。

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ゴッドハンド輝は寝違えを治せるのか?

『ゴッドハンド輝』式『寝違え』解消法では、脇の圧迫による『腋窩(えきか)神経』を解放するために、肩まわりを動かして血行を促すという方法が紹介されています。
実際にそれらを確認していきましょう!

腕引き体操

  1. 首が痛む側の腕を後ろに上げます。
    寝違え治し方4
  2. あげられるだけあげたら止まったところで20秒キープ。
  3. 20秒経ったら腕を下ろして、同じことを繰り返します。
     

肘引き体操

  1. 痛む側の手のひらを腰あたりにあてます。
  2. 肘を後ろに引いて20秒保ちます。
    寝違え治し方5
  3. これを繰り返します。 

などです。

これら肩まわりの体操は、

  • 痛みで動かせない首回りを無理に動かさない
    辛くない
  • 逆効果になるリスクが少なく安全にできる
    安全性が高い 
  • 寝違えたときに生じた筋バランスを改善させる
    再発予防を兼ねている

これらの利点がありますので、実践することで『寝違え』の症状解消ができます。

『神経障害説』とは切り離して考えていただけるとよいでしょう。

 

まとめ

『腋窩(えきか)神経障害説』ができた経緯を推測してみますと、
昔からここで紹介している『寝違え』解消体操が理屈抜きにされていたのではないでしょうか。

「根拠がないもの・論理的に説明できないものは信用しない」
という現代社会の風潮から、 この体操の理論的な根拠を説明することに迫られたのでしょう。

じっと寝ているときに負担を受けていそうなところを探したところ
『腋窩(えきか)神経』に行き着いたのではないかと考えます。

『寝違え』に関する知識をしっかりつけて、予防・改善をしたいと思われた方はこちらをご覧ください!

寝違えを徹底攻略!自分で解消するための必要な情報まとめて公開!

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7 Responses to “寝違えの治し方!原因は腋窩神経圧迫によるもの?その真相は”

  1. トシ より:

    では どうやって寝ると良いですか?

    • tomokazu より:

      当サイトをご覧いただきありがとうございます。

      ほとんどの『寝違え』は、寝る体勢が問題ではなくて、それまでに首周りに負担をかけ続けていることが問題であることがほとんどです。
      その場合は肩こり・首こりを普段から解消しておくことがお勧めです。

      寝る体勢などで言えば、ソファや寝返りが自由にできない寝具は避けるべきだと思います。

      • トシ より:

        ありがとうございます。貴重なご意見参考に

        肩こり 首周りのストレッチ ストレス掛けないように

        してみます。

  2. はし より:

    良くなりそうです 早速 始めてみます 有難う御座いました

    • tomokazu より:

      当サイトをごらんいただきありがとうございます。

      基本的には無理をしないでおとなしくしておくだけでももちろんよくなります。
      もちろん、その期間の短縮を目指されるのであれば記事に記載の事項を実践していただければと思います。

  3. mousse より:

    首を違えたのか、よく分からないのですが、5日程前から首と肩が痛いです。
    左側が痛く、左右上下運動の際に痛みが強く辛いです。
    左側の首の付け根が痛いです。
    特に朝起きると痛みが強く辛いです。
    5日経ちますが痛みは同じレベルです。どの位の期間で治っていきますか?

    • tomokazu より:

      当サイトをご覧いただきありがとうございます

      首の寝違えとして、程度により変わりますが今までの寝違えの方を診てきた経験を踏まえて考えますと、3〜5日程度辛い症状が続いてから緩やかに軽快される方が多いです

      朝方が一番症状が強くなりがちなので、あと2日程度みておかれればその間に軽快してくるものと思われます

      辛いと思われますがもう少し様子をみてみてください

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