病院で腰椎椎間板ヘルニアと診断された不安な気持ちを解消するためには

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腰に問題のある疾患の中でもダントツで有名な病態なので、どういうものかは詳しくわからなくてもその名前はご存知ではないかと思います。

中学生でも腰が痛いって言ったら
「それってヘルニアじゃないの?」
なんて友達が指摘してくるなんて会話が普通に出るくらい病名は認知されています。

腰痛の方や、腰を傷めやすい方、昔スポーツをしていた方などのお話の中で

「昔、腰ヘルニアになったことがある」

とおっしゃられる方はほんとうにかなりいらっしゃいます。

『腰椎椎間板ヘルニア』は、比較的若い世代(10歳代後半から30歳くらいまで)に罹る方が多いので

  • 若い世代→現在なっている、もしくは経験してさほど経っていない
  • 中年以降→過去の病歴、もしくは悪いところ自慢のひとつ

のような話を聞きます。

そんな有名な『腰椎椎間板ヘルニア』も、昔と現在では治療が大きく変わりました。

昔は、すぐに手術されていますので、中高年以降のヘルニア経験者の腰にはその手術痕がみられることがよくあります。

そこから医学が発展した昨今では、
『手術をされることが激減』
しております。

そのような背景から、手術をする場合は医者任せでもいいのですが、手術をしないで対応する場合には、患者さん自身がどう付き合っていって治すのかじっくり向き合って対応していかなくてはなりません。

しかし、現実には手術適応でないヘルニアに対しては医師のできることは少なくなります。
その結果、ただ薬を出すだけでたいしてフォローがないということもしばしばです。

医師としては、そこに関わってもあまり役に立つことはできませんし、利益は薄いのでそのようになるのも当然かと思います。

しかし、そんな対応をされたみなさんは

「医者がそんなんだったら自分でなんとかしなきゃいけないけど、実際どう対応したらいいの?」

「自分は今どういう治療の選択をすることができるの?」

などを知らないと、情報不足で不安になってしまいます。

そこで、『腰椎椎間板ヘルニア』と診断された方がよく感じられる疑問についてお答えしていきたいと思います。
これをまず知っていただくことで、不安は解消されるでしょうし冷静に対応することもできることでしょう。

『腰椎椎間板ヘルニア』の病態から治療まで解説しているのを1から知っていきたいという方はこちらをご覧ください。

腰椎椎間板ヘルニアの治し方は症状や原因をちゃんと知れば簡単です!

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腰椎椎間板ヘルニアは治るの?

病院に行って『腰椎椎間板ヘルニア』と診断され手術の必要がなかったとして、そのあと、自分がどうして過ごしていけばいいのか、どうやって治るのかなどを明確に説明してくれることはなかなかありません。

もちろん医師でも断定的に言えないのは当然ですが、それにしても傾向などすらなかなか話してくれないものです。

実際に、『腰椎椎間板ヘルニア』の症状はちゃんととれていくのかと言いますと、
『おおよそ時間経過とともに解消されていく(1年間で90%は改善される)』
と言われています。

ヘルニアは自然に治る

『ヘルニア』とは、『椎間板』という骨と骨の間にあるクッションの役割をする組織が本来の位置からはみ出してしまって、神経などに障害を起こす状態を言います。

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「いったん出てしまったのが問題なら、それは切り取るなり、押し込むなりしないといけないんですか?」

と思われるかもしれません。

この場合、切り取るというのが手術ですることで、押し込むことは現代の医学ではできません。

そうなると、手術しか方法がないように思われるかもしれませんが、実際には切り取らずそのままにしておきます。

そのままにしていてもよいとするのには、大きな理由が2つあります。

理由1:自然吸収メカニズムで元に戻るから

絶対に手術とならないでそのままにしておくまず1つめの理由としては
『飛び出した椎間板が自然に吸収される』
メカニズムがあることがわかっているからです。

時間経過とともに、身体が自然に余分に飛び出したところを吸収して元通りにしようとする機構があるためです。

身体にとっても、身体への負担でいったん飛び出したからだといって、そのままが都合がいいわけありませんのでなんとかしようとしてくれているのです。

理由2:ヘルニア=症状と限らない

そして、ヘルニアが生じたとしても必ず神経が障害されて症状が出るとは限らないということです。

事故などで一気に飛び出したものは身体が対応しきれず症状が出てしまいがちですが、時間経過でジワジワと負担がかかって飛び出していっているものに関してはうまく身体が適応してくれるため症状が出ない場合が多いです。

  • 別の症状でMRIを撮影したら『ヘルニア』の症状はないのに、『ヘルニア』があった
  • 神経に障害が起こっているため『ヘルニア』を疑い撮影したら、『ヘルニア』はあったけど症状の出方と一致しないため『ヘルニア』が原因じゃなかった

なんてことはよくあります。

そのため、必ずしも出ていれば切除しないといけないということにはなりません。

 

おすすめの経過の見方

『腰椎椎間板ヘルニア』と診断された場合のお勧めの対応を簡潔に紹介します。

  • 症状が強く日常生活に支障が出ている 
    特に働き盛り・スポーツ盛りの年代に起こりやすく、仕事やスポーツを休めないという方が多いです。
    その場合は医師との相談のもと、手術を検討することになります。
  • 症状はあるが我慢できないほどでない 
    痛みを抑える薬を服用しながら経過を見てみます。
    ヘルニアは一定期間経てば症状が軽くなっていく傾向がありますのでそこまで我慢して様子がみれるならみていくことをおすすめします。

手術をするかしないかの判断材料に
『日常生活への支障』
が大きく関わってきます。

これは、仕事内容・スポーツなどの環境に大きく左右されるため本人に最終的に決定を委ねられるケースがあります。

 

気を付けておきたい『腰椎椎間板ヘルニア』

『腰椎椎間板ヘルニア』であるのは、画像診断がレントゲンだけで診断されているという場合です。

レントゲンには『椎間板』が写りませんので、『腰椎椎間板ヘルニア』であるかどうかの確定診断はできません。

しかし、症状やその他の検査からおおよそそうだろうというときに、医師は病名を必ずつけないといけませんので
『腰椎椎間板ヘルニア』
と診断しちゃう場合があります。

このような場合は、
「ヘルニアだって確定したわけじゃなくて、ヘルニアなどと似た腰の神経に問題が起こっててヘルニアの可能性もあるって言ってるんだな」
と解釈しておかれるくらいがちょうどいいでしょう。

 

それってヘルニア??

『腰椎椎間板ヘルニア』の主な症状には

  • 腰痛
  • お尻から足あたりのしびれや痛み
  • 足の力が入らない

などがあります。

痛みだけの場合は『ヘルニア』による痛みなのかどうか非常にあやしくなりますが、自称『ヘルニア』の患者さんの話を聞いててよく痛みだけで本当に『ヘルニア』かどうか怪しいケースがよくありました。

このあたりは注意して自分の症状を観察されることをお勧めします。

 

自分にできることはなにかありますか?

『腰椎椎間板ヘルニア』で手術にはならないけど、特に病院では積極的な治療をしてもらえないという方にとって

「早く良くするために自分で少しでもできることはないだろうか・・」

と思われることは自然です。

絶対にしなくちゃいけない原則は
『症状が悪化するようなことは控える』
ことです。

例えば、

などです。

実際に『椎間板』をケアしたり、自然吸収を早めるようなことはできません。

しかし、腰まわりを自分でケアすることで『椎間板』にかかる負担を軽減したりすることは可能です。

そこで、お勧めの体操を知りたい方はこちらをご覧ください。

腰痛解消にストレッチは危険!?肩こりも一緒に解消する腰痛体操とは

 

おわりに

『腰椎椎間板ヘルニア』と診断された場合でも

  • レントゲンだけではっきりとした診断がされていない場合
  • 『ヘルニア≠症状』のため、それ自体を絶対にどうこうしないといけないわけでない
  • 『ヘルニア』の自然吸収、症状の自然経過での改善が期待できる

ことから、医師から有無を言わさずに手術と言われてしまっている場合を除けば、そこまで慌てることもありません。
不安になる気持ちはわかりますが、落ち着いて症状の内容や程度・経過などを整理することが大切です。

それでわからないことがあれば医師に確認すればいいですし、今は症状を抑える薬もいろいろありますのでそれで症状の強い期間をやり過ごすこともできやすくなってきています。

『腰椎椎間板ヘルニア』では、

  • 自分での生活習慣の改善
  • セルフケアや腰痛体操
  • 鍼灸・整体などの代替医療

で症状の改善を図ることが有効なこともあります。

『腰椎椎間板ヘルニア』という名前にひるまず、まずは自分の状態を正しく把握しましょう。
不安で悩んでいても何も解決しませんし、その不安が適切な判断をできなくさせることもあります。

自分のできることを順番に実践しながら

  • 情報が必要ならネットや書籍で簡単に手に入れられます。
  • 医師や治療家に相談してみると助言が得られます。

それらを元にじっくり進めていけば解消していけるものだと思っていただければと思います。

「病院で腰椎椎間板ヘルニアと診断された不安な気持ちを解消するためには」を最後までお読みいただきありがとうございます。


    

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