頚椎椎間板症とは首・背中の痛みが症状!原因から治療方法を知る

頚椎椎間板症アイキャッチ肩こり・首こりの方から
「椎間板が傷んでるって病院で言われたんですけど、これってどうしたらいいんですか?」
とよく質問されます。

『頚椎椎椎間板症』 と言われた方は、聞くとなんとなく漢字ばかりが並んですごく難しいイメージがあるのでその病名だけで不安になってしまいます。

実際に、その名前を見てみますと

頚椎(首の骨)の
椎間板(というところ)が
(症状の原因になっている)

という内容は予想がつくのではないでしょうか?

これ以上は、『頚椎椎間板症』について病院で説明されていなければ

  • 今の自分がどんな状態になっているのか?
  • どういう対応をするのがいいのか?

わからないと不安はいつまで経っても解消されません。

そこで、今回はそれらをきちんと知っていただくことで不安を解消していただくお手伝いができればと思います。

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頚椎椎間板とはどんな状態になっているの?

私たちの背骨は積み木のように重なっていて、
『首の骨(頚椎)』
は、頭蓋骨のすぐ下の7つ積み重なっている部分です。

その骨と骨の間には、『椎間板』というものが挟まっていて、ゼリー状のクッションのような役割をしていて、背骨(今回では頸椎)にかかる負担を減らしてくれています。

頚椎椎間板

クッションの役割として衝撃を吸収していた『椎間板』に

  • 長年使い続けることでへすり減ってしまったり
  • 何かしらのきっかけで傷ついてしまったりして

本来の衝撃を吸収する役目がしきれなくなっていろいろ問題を起こしてしまうのを
『頚椎椎間板症』
と言います。

 

椎間板が傷んだらどんな問題が出てくるの?

健康なときの『椎間板』は『神経』は通ってません。
そのため、衝撃が加わっても感覚を感じるセンサーがありませんので『痛み』は起こりません。

しかし、いったん傷ついてしまった『椎間板』の場合は話が変わってきます。

傷んだ『椎間板』は、その傷んだ『椎間板』を修復しようとする過程で、『血管』や『神経』が新しく作られます。
新しく作られた『神経』が作られると今までとは違って、『椎間板』に刺激が加わったときに、感覚のセンサーを伝って脳に『痛み』の情報を伝えることになって、『痛み』が起こります。

 そのため『頚椎椎間板症』では、『椎間板』に負担のかかる首のあちこちに動かすようなときに『痛み』が起こることがあります。首のいろいろある動きの中でも
ジャクソン

天井を見上げるような動きや

スパーリング少し斜め後ろに頭を倒すような動きなどは特にストレスがかかって『痛み』が出やすくなります。

『椎間板』に負担(ストレス)をかけることで起こる痛みは
『首から少し離れたところにビリッと電気が走ったような感じの痛み』
の出方をするのが特徴です。

頚椎椎間板症障害

 

  •  『C』→頚椎のこと
  • 『数字-数字』→何番目と何番目の間の関節か
  • 例)『C3-4』→上から3番目の頚椎と4番目の頚椎を繋ぐ

首を動かしたときに、首が痛いというのは首に問題があるのは確かですが
『首を動かすと痛いから頚椎椎間板症だ』
とはなりませんので、ごっちゃにならないように気を付けてください。

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頚椎椎間板症と診断されても確定しているわけではない

病院で『頚椎椎間板症』の病名がつけられる対象は、

  1. 首の痛みがある
    首に痛みがあることだけでは決められませんが、判断のひとつの材料にはなっています
  2. しびれ・感覚鈍麻・筋力低下・反射低下など(神経学的所見)がない
    簡単に言い換えると、首肩まわりの凝りや痛みなどの症状だけが出ている
    他の症状がある場合には、違う病名の可能性が出てきます
  3. レントゲンで椎間板が傷んでいると見受けられる
    レントゲンでは椎間板は写りませんので、はっきりとはわかりませんが、頚椎の並び方などから推測して傷んでいそうかどうか判断されます。

『椎間板の傷み』が痛みの原因になっているという確証を得るためには、『ブロック注射』をうちます。

注射によって今まであった症状(痛みなど)が消えることが確認できたとき
『頸椎椎間板症』
という病名が確定します。

しかし実際の医療現場では、ブロック注射をすることはあまりなく先ほどの3つの基準から『頚椎椎間板症』と病名がつけられるケースが多いと思われるとよいでしょう。

ただし、誰しも30歳を過ぎれば全員に椎間板はそれなりに傷み(変性)は出てくるものとも言われていますので、この病名は首が痛い方なら結構誰にでも 当てはまるものとも言えるかもしれません。

 頚椎椎間板症がどのような病態なのか、症状から診断までおおよそのことをおわかりいただけたと思います。

そこで、

「頚椎椎椎間板症はどんな治療をするんですか?」

「自分で対処できることには何がありますか?」

など、これからの具体的なことが知りたくなりますね。

頚椎椎間板症に対する一般的な治療法と自分でどのようにつきあっていくのが正しいのか、その対処方法やセルフケアについて紹介していきます。

 

『頚椎椎間板症』の治療

頚椎椎間板症は、さきほどのことからも

  1. 痛みの原因が椎間板かどうかはっきり確定していない場合が多い
     『ブロック注射』での確定診断をされることはありません。
    それは確定診断できたとしても、その後の治療内容が大きく変わらないことが大きな要因でしょう
  2. 緊急でない病状の軽い方が多い
    手術になるようなケースはおおよそないことから、『頚椎椎間板症』を根本的に治す医学的な治療法も特にありません。自然治癒によって症状が和らぐのを待つのが基本になります。

ということから、

  • 鎮痛薬(痛み止めの薬)
  • 湿布

などの痛みを抑える対症療法をしながら様子をみていくのが一般的な治療です。

「椎間板が傷んだままで椎間板を治さないのに痛みってとれるものなの?」

という疑問が出てくることでしょう。

椎間板に何か処置をしなくても痛みはとれてよくなっていきます。

傷んだ『椎間板』は基本的に傷みっぱなしでも『頚椎椎間板症』による痛みは楽になります。

もともとが椎間板に余分に負担をかけることが1番の問題なので、その負担を軽減させていくことで自然に痛みを解消することはできます。

結論としては

  • ある程度年齢を重ねて首に痛みがあれば、だれでも『頚椎椎間板症』になっています
  • 確定診断によって治療方法は変わらなくて、首まわりを休めたり、痛みを和らげる対症療法が基本です
  • 首に余計な負担をかけないように過ごしていれば身体に備わった自然治癒力で治してくれます

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頚椎椎間板症に対して自分ができる対処とは

『頚椎椎間板症』と診断された方は首肩まわりに痛みがある方です。

そして、そのような診断をされたときの対処は

  • 首肩まわりが痛む動作(日常生活・仕事・スポーツなど)を控える
  • 首肩まわりに負担がかからない生活を心がける
  • 一般的な『首こり・肩こり』解消のためのケアをする
    (治療院での治療を受ける、自分で体操やストレッチなどのセルフケアする)
  • どうしても痛みが辛い場合は、一時的に鎮痛薬・湿布を使う

痛いことはなるべく避けて、首にやさしい生活を続けていただくことが1番大切です。

 自分で体操などのセルフケアをするときの注意点

自分で今の症状を積極的になんとかしたいと思われた方は、首の負担を軽くする体操やストレッチなどを実践されることをおすすめします。

もしよろしければこちらにいろいろ体操を紹介しておりますのでご覧ください。
肩こりの解消を目的にした体操をすることが痛みを和らげるのに効果があります。

肩首・背中のこりや痛みをほぐすお悩み解消体操!まとめ

ただし、このとき1点だけ注意していただきたいことがあります。

それは

『首を動かす体操はしばらく行わないでおく』

ことです。

せっかくの体操でもデリケートになっている今の首だと負担になってしまう可能性もあります。

首から離れた、腕や肩・背中などのまわりの部分からほぐしていくだけで首まわりの筋肉の緊張も和らいで循環もよくなります。

 

おわりに

『頚椎椎間板症』の病態から対処方法までご紹介させていただきました。

難しい病名に不安になられていた方は、まずその不安が少しでも減って落ち着いて今の首の症状と向き合っていただければと思います。

首が痛いとなったときには、似たような症状であっても診断名の違う病名(疾患名)を病院で言われることがあります。

それらについて知って知識を深めておきたいなと思われた方はこちらもあわせてごらんください。

肩こり・首こりの病院で診断される病名(疾患名)まとめ

「頚椎椎間板症とは首・背中の痛みが症状!原因から治療方法を知る」を最後までお読みいただきありがとうございます。

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19 Responses to “頚椎椎間板症とは首・背中の痛みが症状!原因から治療方法を知る”

  1. さゆり より:

    おはようございます。
    初めまして
    首が左右・上下に向きたくとも痛く、痛み止めを貼るっています。
    気になります。
    どうしたらよいのでしょう。?

    • tomokazu より:

      当サイトをご覧いただきありがとうございます。

      その首の状態は『寝違え』のように急になられたものでしょうか?それであれば
      http://ne-stra.jp/2186.html
      の『首を動かさないで寝違え解消』の項目からお読みください
      もし、前からそのような状態だったというような場合であれば
      『寝違えの予防体操』の項目からお読みください。

      それぞれで対処が異なりますので、ご自身の状態にあったほうを選んで無理せず対処していただければと思います。

  2. あい より:

    以前に、頸椎7・胸椎1・肩胛骨・鎖骨・その他もろもろ骨折しました。

    現在後頭部から首・肩・肩胛骨の間
    に痛みが残っています。

    痛みに関しては、ペインクリニックにて痛み止めや、硬膜外ブロック・高周波凝固法でしのいでます。

    根本的に治す方法はないのでしょうか?

    • tomokazu より:

      当サイトをご覧いただきありがとうございます。

      基本的に骨の作りを変えることはできません。
      しかし、痛みの大きな要因になる『関節』や『筋肉』の状態は体操やトレーニングなどで改善することが可能です。

      骨折なのでケガを機になられているため簡単には楽にならないとは思いますが、コツコツ体操されることは身体のケアとしてはできることだと思います。

  3. たけのこ より:

    9月中旬にサーフィン中に波に巻かれてむち打ちのような症状が出ました。以来、右肩峰まで痛みがずっとあり、とれません。
    上からペンのようなもので強い力で押されているような痛みです。
    これはもう治らないのでしょうか?

    • tomokazu より:

      当サイトをご覧いただきありがとうございます。

      骨折・脱臼などの構造的な問題が生じていた場合は、痛みの改善に限界があったりすることもあります。
      しかし、構造的に大きな問題がないようであれば改善はされるものと思っていただいても良いと思います。

  4. snowman より:

    寝起きに首の後ろから頭部の下あたりが固まってしまったように痛く、数時間で痛みはなくなります。このような症状が2ヶ月近く続いています。
    通常でも頭を後ろに倒すと頸部から右肩にかけて痛みが走ります。
    整体に数回通いましたが症状が改善せず、当サイトにたどり着きました。痺れはないので記事から推測すると頚椎椎間板症なのかなと思います。
    すぐにでも病院に行った方かがいいでしょうか。症状を早く改善する方法はありますでしょうか

  5. サスケ より:

    首から肩にかけてと、背中のあちらこちらが痛くなり整形外科で頸椎が変形して神経を刺激して痛みが起こる神経痛だと言われました。当分リハビリに通うように言われ首のマッサージをされるのですが以前別の整形外科で首が痛くて診て貰ったとき歯、首はマッサージしては、いけないと言われたのですが、どちらを信用したらいいのでしょうか。

    • tomokazu より:

      当サイトをごらんいただきありがとうございます。

      個人的には、別にマッサージしても構わないと思いますよ。

      どの疾患であっても患部はデリケートな状態になっていてちょっとした刺激のはずが、それを契機に症状が悪化することがあります。
      そこで、マッサージを患部付近にすることを避けようと安全性を重視するところが出てきます。

      ただ、よほどの粗暴な手技でなければその悪化の可能性は少なく、肩こりなどが伴っている方にとってはマッサージで症状の1部が軽減する効果が期待できます。
      そこではそのような判断でマッサージをされているのではないかと考えます。

  6. 阿部 より:

    5日前に朝起きると首が痛くて動かせない症状で整形外科でレントゲンを撮ると、首の骨が反対に反っていると言われました。10歳ぐらいから偏頭痛がひどかったのも首の骨が真っ直ぐだからと当時診てもらった病院で言われました。今日は夜中に首から左肩が激痛でトイレにも起き上がれなくて痛み止めの藥だけしか治せる方法はないですか?

    • tomokazu より:

      当サイトをごらんいただきありがとうございます。

      コメントの限りでは頚椎の前彎消失(いわゆるストレートネック)と言われたのでしょうね。
      首まわりのケアはご自分である程度可能です。
      http://ne-stra.jp/2145.html
      から肩こり・首こりを解消していかれることが症状改善につながるのではないかと考えます。

  7. えり より:

    去年9月、寝違えと思い職場近くの整骨院へ行きました。毎日痛みが酷くなり、整形外科へ。痛みが酷い為MRIを取り首、腰の専門の先生がいる病院へ行きました。手術も視野に入れての紹介状でした。整形外科は手術するか、しないか、0か、100しかないと言われそのまま湿布、飲み薬で様子を見るように言われ今年、2月、MRIの検査をして痛みもなくなり休んでいた仕事もして良いと先生から言われました。約一週間後、痛みがプぶり返して去年の10月と同じような痛みでまた、飲み薬、湿布をしている状態です。日常生活に支障が出ています。どうしたら良いでしょうか?

    • tomokazu より:

      当サイトをごらんいただきありがとうございます。

      病態がはっきりしないので何とも言い切れないところがありますが、病院での対応や経過から推察するところ今回も手術しないでうまく経過みていけるのではないかとも思います。

      どうすべきかは、病院での診断と治療方針を確認されることをまずされるべきではないかと思います。
      当方がアドバイスできることはご自身で何ができるか?
      ってところですので、それは肩首周りの環境を良くする体操を行ってみられることをお勧めします。
      それはどの病態についても言えることであり、それで症状が改善されることはよくあります。

  8. のみゅのら より:

    先日、運動中に首に激痛が走り、右手の薬指、小指が痺れたような感覚になっています。病院に行ったところ頚椎椎間板ヘルニアと診断されました。
    現在痛み止めの投薬とリハビリを行ってますが、完治するのにどれくらいかかりますか?また運動はやはり控えた方がいいでしょうか。整体なども合わせて通った方がいいのか悩んでます。

    • tomokazu より:

      当サイトをごらんいただきありがとうございます。

      申し訳ございませんが、完治までの期間については何とも申し上げられません。
      4か月以内に症状が軽快してくるとは言われておりますが、私の経験から考えても個人差が激しく一律の見解は出せません。

      運動につきましては、
      ・明らかに首に負担がかかるとわかるもの
      ・運動によってしびれなどの症状が悪化する場合
      は避けるべきでしょうが、内容によってはしてもいいでしょう

      痛み止め・リハビリ・整体につきましては適宜ご自身の必要に応じて対応していただくことになります。

  9. りん より:

    初めまして。
    大学でアメフトをやっているのですが、一か月ほど前に首を痛め、先日医者から椎間板症と言われました。未だに痛みが引かず、首を後屈させることができません。あとどれほどの期間でアメフトを再開することができそうでしょうか。すでに整体などは行ったのですがあまり良くなりませんでした。

    • tomokazu より:

      当サイトをごらんいただきありがとうございます。

      椎間板症という診断名は非常に幅広く使われますのでその程度がわかりませんのでなんとも言えないのが正直なところです。
      ただ、大きな外傷などを除きだいたいのスポーツ障害はおおよそ4~6週間ほどの安静でよくなるものが多いのでそのあたりをひとつの目安にされてはいかがかと思います。

      詳細につきましては症状・経過を把握している人間でないとなんとも言えませんので、ざっくりした話しかお答えできないことをお許しくださいませ

  10. ぴょん吉 より:

    参考になるコメントが良く拝見しています。今回で2回目ですが、脛部椎間板症と診断され、症状が左側肩甲骨から首筋への張りと凝り、そして左側の奥歯が痛くなります。歯痛は何故起こるのでしょうか?根本的な椎間板症を治療すれば歯痛も治りますか。以前痛めた時も、完治するまで半年以上かりましたが、今回も長く10ヶ月以上引っ張っている状況です。

    • tomokazu より:

      当サイトをご覧いただきありがとうございます

      歯の痛みなどはよくうかがいますが正確なメカニズムなどはわかりません。
      ただ、歯科的に問題がなくて痛いものであれば、椎間板症による症状の改善とともに改善していくことは十分起こりうるでしょう。

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