足裏の親指の付け根が痛い!スポーツで起きやすい母趾種子骨障害とは

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と歩いたり走ったりするたびに、足裏の親指の付け根あたりの痛みで悩まれている方は、スポーツをされている方に多い障害の

『母趾種子骨障害(ぼししゅしこつしょうがい)』

について知っておかれると良いと思います。

足の親指の付け根の足裏側に
『種子骨(しゅしこつ)』
と呼ばれる花の種のような骨があります。

ここに過剰な負担がかかったことで『痛み』が出ることをいいますが、その起こり方は様々です。

「病院に行ったら種子骨障害って診断された~うわぁ~どうしよ~」

「種子骨が傷んでいるようだけど、自分はどう対処していったらいいんだろう・・」

など、不安が襲ってくると思いますが、それも多少の知識を持っておくことで冷静に対処することができるようになります。

そこで、今回はみなさんが足裏の親指の付け根あたりが痛いってなったときに
『母趾種子骨障害』
に当てはまるかどうか、もしそうだったとしたら自分はどのように対処していけばいいのかを知っていただければと思います。

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母趾にある種子骨とは

今回は足の親指の付け根にある『種子骨』について考えていきます。

まずは、この『種子骨』って種のようなちっちゃい骨がなぜ足裏にわざわざついているかについて考えていきましょう!

もちろん、みなさんにあるわけですから人体の構造上何かしらの必要性があってついているはずです。

この『種子骨』は足の指が大きく曲がるところについています。

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このカーブのところにあるというのがポイントで、その役割とは

  1. 筋肉の腱の摩擦軽減 
    そのまま床面に当たると床との摩擦で腱が傷みやすくなってしまいます。
    そこで、この種子骨を挟むことで直接筋肉の腱がこすれないようにしてくれています。
  2. 足底圧の吸収・分散 
    足裏にかかる衝撃を吸収・分散することで負担がかかりにくくしてくれています。
  3. 力学的な支点 
    大きくカーブするように筋肉がありますのでそのままでは力が発揮しにくくなります。そこで間に種子骨を挟むことで力をしっかり発揮できるようにしています。

などがあります。

これら『種子骨』は他には

  • 手の親指の手のひら側の付け根の部分
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  • 膝のお皿の骨(膝蓋骨)
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などが同じような目的のためにあります。

「膝のお皿の骨って花の種ほど小さくないけど・・」

と思われるかもしれませんが、あそこは筋肉も『大腿四頭筋』という太い筋肉の腱部分についていますので、手や足のように小さかったら役割が果たせません。

そう考えると、分類上はやっぱり『種子骨』で納得の大きさとなるわけですね。

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母趾種子骨はどんな形なの?

『母趾種子骨』は、足の親指の付け根にあります。

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みていただければおわかりのように

  • 脛骨側(内側)種子骨
  • 腓骨側(外側)種子骨

とふたつの種子骨があります。

大きさは、
『脛骨側(内側)種子骨』
の方が大きくてその役割も大きく担っております。

そのため、実際に『種子骨障害』になりやすいのも『脛骨側(内側)』になります。

種子骨障害はどうやって起こるの?

母趾の種子骨障害は、スポーツをしている方に起こる『スポーツ障害』として症状が出ることが多いです。

硬い地面に勢いよく着地したりなど衝撃で『骨折』を起こしたりするような外傷(ケガ)の場合もあります。

『骨折』を起こしている場合と『スポーツ障害』の場合では、

  • 骨折などのケガ 
    まったくそれまで痛くなかったのに、衝撃がかかってから激痛がある。
    幹部はすごく腫れて、歩くときに足をひきずったりまったく足がつけなかったりする
  • スポーツ障害 
    徐々に痛みが出てきてスポーツができなくなってくる。
    腫れたりすることもありますが、わかりやすく腫れることはあまり多くない

と、症状の出方が違います。

ケガの場合はその症状の強さでおおよそ病院に行かれることになると思われます。

そこで適切な処置を受けることになりセルフケアとはなりませんので、こちらでは
『スポーツ障害』
を中心に紹介していきたいと思います。

 

スポーツ障害としての種子骨障害

実際に『母趾種子骨障害』で痛くなってしまっているので、原則は『スポーツ休止』で対応することになりますが、その原因についてしっかり知って改善しておくことは再発予防などの観点からは非常に大切になってきますので順番にみていきましょう!

1.環境要因

自分のスポーツをしている環境が足に負担をかけるものなのかをまずは確認していきましょう!

例えば

  • 床の硬いグランドや体育館 
    床から受ける衝撃が大きいため負担がかかります。
    もちろん、スポーツ特性上その環境を変えることができないこともあります。
    しかし、スポーツ復帰の前に自主練などするときにはそのような床面の環境を考えた場所でするなどの配慮をすることは可能です。
  • 足にあっていないシューズ 
    シューズを履くスポーツであれば、足にあっていないものを履いていたり、クッション性が低いものを使っている場合などがあります。
    インソールを自分で入れたりしてカバーする必要があります。
  • 足のアーチなど環境 
    自分の足のアーチを含めた環境要因によって母趾の蹴り込みの負荷が強くなってしまっていることがあります。

などの環境について自分で改善できるところは何かチェックしてみましょう!

2.スポーツ特性

原因として1番考えられるのは『スポーツ』での反復した負担でしょう!

例えば、

  • ダッシュを繰り返す『サッカー』
  • つま先立ちで練習する『バレエ』
  • 裸足で踏み込みをする『剣道』

などはなかなか避けられないことです。

この場合には、復帰前には

  • 特に負担のかかる動作は最初はしないようにする
  • テーピングやインソールなどで負担を軽減できるようにする

などの工夫をしておくことが必要でしょう!

これらの影響を受けて、繰り返し『種子骨』に負担がかかることで

  • 炎症が起こる
  • 血流障害が起こる
  • 疲労骨折になる

などそれぞれの障害が出てきます。

もちろん、ただ炎症を起こしているだけならまだ休む期間も比較的短くて済みますが、

  • 疲労骨折
  • 血流障害(無腐性壊死)

などを起こしてしまうとその治療期間は長くなってしまいます。

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母趾種子骨障害の症状

1番の症状は『種子骨』のある部分の痛みです。

  • 体重をかけたり、歩いたり、走ったり
  • 指でその部分を押したり

すると痛みがあるので比較的わかりやすいです。

あとは、足の親指を反らせる動作をしてみましょう!

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これだけでも痛みが出たりもしますし、症状の軽い人はこの指を反らせた状態で『種子骨』を押さえてみると確認しやすくなります。

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外傷(ケガ)による場合ほど明らかではありませんが、
『腫れている(ちょっと腫れぼったい)』
感じがみられたりします。

 

母趾種子骨障害の診断

足の親指の付け根の足裏側が痛いとなって病院を受診するとまずはレントゲン撮影が行われます。

それで、

  • 痛みのある所が腫れているか?
  • 骨折していないか
  • 二分種子骨でないか?

などの確認ができます。

そこから、疲労骨折や血流障害が起こっているかをきっちり診断するためには
『MRI』
が有効です。

症状だけでもおおよそわかりますが、その障害の細かい内容を知るには詳しく検査する必要があることを知っておいてください。

 

母趾種子骨障害の治療

外傷(ケガ)で骨折などをしている場合には

  • 1ヵ月程度体重をかけないようにして(免荷重)
  • 患部を固定(ギプスや副子)

の対処が行われます。

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スポーツ障害でおこっている場合には、『種子骨』部分に体重がなるべくかからないように

  • クッションを入れる 
    『種子骨』部分をあけた状態でまわりに高さを作っていきます
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  • 足底板(インソール)を入れる 
    足の形状によって少し合わせ方は異なりますが、原則的には内側に体重をかけにくいように入れていきます。
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などで対応します。

そして、復帰時期にむけて行う方法に『テーピング』があります。

  1. 用意するものは、
    ・クッションパッド→横アーチパッド、クッション素材のもの、もしなければティッシュペーパー
    ・キネシオ(伸縮)テープ(50mm)とホワイトテープ(25mm)
    ※キネシオテープがなければすべてホワイトテープでしても構いません。
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  2. (持っている人は)横アーチパッドを足裏にあてます。
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    このときポイントは足のやや親指側につけることです
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    つける前に指でそこを押すと足の親指が少し曲がることを確認してください。
    次にクッションパッドを『種子骨』の下にあてます。
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    ない人はティッシュを丸めてつくったものでかまいません。
    それをキネシオテープ(もしくはホワイトテープ)で動かないようにとめます。
    パッドやクッションがない人はつけなくても大きな問題にはなりませんので安心してください。

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  3. 足の真ん中あたりと親指を軽く1周巻き付けるテープをつけます。(今回は足の真ん中にすでにテープが巻かれていますので省略しております)
    キネシオ、ホワイトどちらのテープを使っても構いません(アンカーテープ)
    足の真ん中はきつく締めすぎてしまうことがありますので、1回足を床について体重を軽くかけてから巻ききりましょう
  4. ホワイトテープで親指から
    ・まっすぐ
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    ・斜め
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    ・斜め 
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    にテープをつけます。
    このとき、親指が反らないように自然な状態で巻き付けてください
  5. 3と同じようにアンカーテープを巻きます。
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  6. 完成です。
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炎症がある方などは、1番下にテープタイプの湿布を貼ってからテーピングをしてもかまいません。

また、全体的なクッションや足底板(インソール)などとの組み合わせで行ってもよいでしょう。
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自分の身体の使い方を見直そう

『母趾種子骨障害』になってしまう原因として、
『スポーツなどで過剰に負担をかけている』
ことは大なり小なりあることは確かでしょう!

それはスポーツ休止するしかありませんが、ここでひとつ見直しておいていただきたいのが
『歩行時の足先の向き』
です。

これが足先を外側に開く方は、

  • 足の内側に体重がかかりやすい
  • 種子骨の内側にストレスを与えやすい

状態にあるかもしれません。

自分の歩行をみてみて、足先が

  • 30°以上開いて歩いている
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  • 左右の開きを比べると傷めている側の方が開きが大きい

などが当てはまるようなら、その足の開きぐせについて考え直す必要があるでしょう。

 

おわりに

『母趾種子骨障害』と病名を耳にするとなんか漢字ばっかりで大変なことになったかのように感じてしまわれます。

もちろん、スポーツ選手で練習量が圧倒的に多くてケアのしようがなく何回も繰り返す人などの特殊な場合には手術でとってしまうこともありますが、基本的には
『おとなしくスポーツを中止して休んでいれば治る』
もので、特別な治療法なども必要ありません。

のんびり待てる方なら、再発予防のための環境のことだけを考えてあとは難しいことを考えずじっとしていたら良くなりますので安心してください。

この場合の治療とは、できるだけ

  • 『種子骨』にかかる負担を減らして症状が治まるのを早める
  • 再発しないようにカバーしながら復帰を進めていく

ときの処置をどうするかってところが焦点になります。

それも自分のできることを着実に進めていくことだけで、それをしたからって一気に症状がゼロになることもありませんので、そこは過剰な期待はせずに粛々と進めていってストレスのない治療をしていただければと思います。

「足裏の親指の付け根が痛い!スポーツで起きやすい母趾種子骨障害とは」を最後までお読みいただきありがとうございます。


    

3 Responses to “足裏の親指の付け根が痛い!スポーツで起きやすい母趾種子骨障害とは”

  1. ミータン より:

    とても参考になりました。
    整形も受診しましたが、今一つはっきりとしなくて納得できる診断ではありませんでした。
    ここにきてようやく、自分の症状はこれかなあと思いました。
    まずはテーピングをしてみたいと思いました。本当にありがとうございました。

  2. むしこ より:

    整形外科に行くほどでもないけれど、部活に支障が出る程度の痛みに有効でした。ありがとうございます。

    • 管理人 より:

      当サイトをご覧いただきありがとうございます

      病院にいかずにセルフケアでうまくやり過ごせるというのは記事を書いたものとしては理想的なかたちになっていただけたと思いうれしく思います。
      ご報告ありがとうございました。

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