指や手のしびれの原因って首の神経!?自分で確認できる方法とは

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頚椎由来-見極め-アイキャッチ「手や指にしびれが出ててビリビリ気持ち悪い・・・けど、これってどこが悪くて起きてるの?」
って思われますね。

『手や指がしびれる』原因は『神経』にあるっていうのはなんとなくお分かりかもしれません。

しかし、『神経』に問題が起こっているって言われても『神経』を

  • 急激に引っ張ったり
  • 鋭利なもので切ってしまったり

したような『ケガ』が思い当たれば実感もあると思いますが、ほとんどの方はそんなはっきりした原因がありません。

「あれ・・なんか最近ジリジリしびれてくるのを感じるな・・」

っていうくらいの軽い症状が、いつから起こったかも思い出せない過去のある日に感じるようになって、

「まぁ、一時的なものだろうしほっときゃ治るかな・・」

なんて様子をみているけどなかなか治まらず、逆にしびれがきつくなってくるっていう経過をたどってくる方がほとんどです。

この『しびれ』が首が原因で起こることがあるというのは、テレビや雑誌などで紹介されているため

「手や指がしびれるって首に原因があるって聞いたことがある・・・」

と思われる方が多いです。

しかし、『しびれ』が起こる原因は『首(頚椎)』からでもありますが、決してそれだけではありません。

そこで『しびれ』が気になっているみなさんは

「まずは、しびれの原因の場所をおおよそでもいいから自分で知ることはできないのかな・・?」

と思われることでしょう。

まったく何もつかめない暗闇の中では不安しかありませんが、少しでも景色が見えれば安心できますね。

同じように、正体の見えない『手や指のしびれ』も何もわからないままよりは、自分に起こっている状況が見えてくれば冷静に現状を受け止められるようになります。

そのような不安を解消していただければと思い今回は 

「首(頚椎)が原因でしびれが起きているかを症状や自分でできる検査でチェックしてみましょう!」

というテーマで話を進めていきたいと思います。

 

首(頚椎)に問題があって手や指がしびれる理由

『首(頚椎)』が原因で手がしびれている患者さんに病態を説明すると

「え!?首が悪いのが原因なんですか!?
けど、首は別に痛くもないししびれてもないんですけど・・」

と、なんとなくピンとこないという方がいらっしゃいます。

そこで、まずは『首(頚椎)』と『手や指のしびれ』の関係についてイメージをしていただきたいと思います。

我々の身体は、『脳』という『情報の中枢センター』を中心にして

  • 身体が感じる感覚
    熱いものを触ったり、外が寒かったり、歩いていて小石を踏んだり、切り傷がジンジン痛んだりというような身体が感じる感覚の情報
  • 身体の運動
    立ったり・歩いたり・走ったりの運動や、心臓の鼓動や呼吸をしたり食べたご飯を消化したものを腸で運んだりの内臓の働きなどの運動の情報

を出し入れしています。

その情報は『神経』が電気を送る送電線のように

神経

  • 感覚の情報は身体から脳に向かって
  • 運動の情報は脳から身体に向かって やり取りされています。

『手や指』の情報のやり取りをしている『神経』はたくさんありますが、 『首(頚椎)』 を必ず通っています。

そのため、途中の『首(頚椎)』に問題が起こると、『手や指』に送る情報がうまく送受信できなくなってしまうんです。

そこで、

  • 感覚神経
    →しびれ、痛み、感覚が鈍い(知覚鈍麻)、焼けるような感覚(灼熱感)
  • 運動神経
    →筋力低下、反射の低下、筋委縮 などの問題が起こります。

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(首)頚椎周辺の神経障害で起こる症状

首まわりの『神経』に問題が起こった場合に、1番起こりやすい症状は『しびれ・知覚鈍麻』などが多いです。

まず確認しておきたいことは
『しびれが両手にあるか片手なのか』
ということです。

両手にしびれている場合は、『首(頚椎)』の
『頚髄症(けいずいしょう)』
をまず疑います。

片手の腕や手の神経が原因でその影響が反対の手にまで及ぶなんてことはまず起こり得ません。
あるとすれば、偶然にも片手ずつバラバラで起こって両手がしびれると感じているということくらいです。

  • 片手がしびれている場合
    →この先を読み進めて『首(頚椎)』からなのか、他のところが原因なのか見極めていってください。
  • 両手がしびれている場合
    →念のために病院を受診しておかれることをお勧めします。

「この『しびれ』首からきてるやつなのかなぁ~・・??」
と見極める1番のポイントは、
『しびれている範囲を見てみる』
ことです。

障害される神経によって、しびれる範囲がそれぞれ違います。
その違いをみていくことでおおよその原因の場所を推測することができます。

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例えば、同じ『手や指がしびれる』場合で手が原因のものを見てみますと

  • 正中神経の障害

頚椎由来-見極め-正中神経

  • 尺骨神経の障害

頚椎由来-見極め-尺骨神経

であればこのような範囲になります。

『首(頚椎)』の場合であれば、ひとつかふたつかはそのときによりますが、おおよそこのような範囲で『しびれ』が出ます。

頚椎由来-見極め-首から

よーく見比べてみますと、その範囲に違いがあることがわかりますね。
(特にわかりやすいのは薬指の範囲が明らかに違うところです)

これだけで、『首(頚椎)』が問題でしびれが起きているのかを見極めることはできませんが、そのひとつの大切なポイントであることは確かです。

では、後半からは他の症状がどんなことがおこるのかを確認しながらよりしっかりと首が原因でしびれているのかを絞っていけるようになっていきましょう!

当サイトの記事をお読みいただきありがとうございます。
お身体に関するお悩み解消にお役に立てる情報が提供できていますと幸いです。

「自分の身体について直接相談したい」
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と思われた方は、こちらで直接診せていただくこともできます。

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8 Responses to “指や手のしびれの原因って首の神経!?自分で確認できる方法とは”

  1. あっしゅ より:

    自分も、両手の指がしびれ、整形外科では、MRIをして、結果が、首の神経が、狭くなっていると言われ、現在は、しびれを取る薬と、胃腸薬、湿布が渡されています。

    ここに書かれている体操やってみようかなと思います。
    あと、 知り合いの方から、首神経が狭いのであれば、首を 伸ばしてもらう リハビリをしたら?と言われましたが、やってみる価値はあるのでしょうか。

    生活、仕事に支障があるので、もし良きアドバイスがあれば お願いします。  今ちなみに45歳です。

    • 管理人 より:

      当サイトをご覧いただきありがとうございます。

      首まわりの筋肉バランスを整えることで負担が軽減することは十分期待できますので体操の実践はおすすめいたします。
      首を伸ばすのは一般には『牽引治療』になると思います。
      これに関しては、効果にばらつきがありますのでやってみないとなんとも言えませんが過剰には期待されない方がいいと思います。

  2. ノン より:

    私は、急に右手薬指第1関節の内側だけに痺れがきました。
    日に日に痺れが酷くなったので、整形外科で、レントゲンをとると…
    首の上の部分の骨が、普段空洞?がある部分に神経がぶつかっているので、麻痺が出ると言われました。

    注射をしたら、楽になると言われしましあが、あまり変わりません

    注射は、どれくらいで効き目がでるんですか?
    これは、ストレッチなどしても効果は変わりませんか?

    • 管理人 より:

      当サイトをご覧いただきありがとうございます。

      注射は一般的なものであれば早めに出るものなので直後から数日以内で出なければ効果はなかったと判断してもよいと考えます。
      ストレッチなどで首まわりの筋肉の緊張を減らし神経まわりにかかる負担が減ることでそれらの症状が改善されることは期待できると考えます。

  3. Kaori lowe より:

    今日朝起きてからずっと左手の親指から4本指先だけがしびれを感じているんですがしびれが取れません今までこんなことを感じたことはなかったのです

    • 管理人 より:

      当サイトをご覧いただきありがとうございます。
      一時的に感じられるものなのかもしれませんし、少し経過をみていかれるとよいかもしれません。

  4. しまだ より:

    手指のしびれから始まり、手指や手首、肘の関節痛、腕や肩の筋肉痛(?)があります。しびれだけでなく、指先はチクチク、手の平(親指付け根あたり)はズキズキと痛むこともあります。腹部や脇腹の皮膚もチクチク痛みます。時折、足首に痛み、足裏や足ゆびもにしびれや痛みが起きます。膝裏や首の付け根、腰骨あたりも痛みます。拍手をしたら指先から肩まで全てしびれと痛みが起こりました。整形外科ではレントゲンは撮らずにビタミンB16のみ処方されました。3週間ほど飲んでます。症状はやや緩和されましたが、ビタミン剤を飲む以外にできる事はないでしょうか。

    • 管理人 より:

      当サイトをご覧いただきありがとうございます

      全身にいろいろ症状が出ておられていてどこからどうアプローチしてよいものか助言しづらい状況ですね

      こういうときはまず
      ・運動不足であれば軽く運動をする
      ・思い当たる負担があれば減らすようにする
      ・姿勢が悪いようならよくするエクササイズをする
      これらにまず取り組んでみることです

      そうすれば、いろいろ改善に向かっていき、本当に問題になっていることがあればそれが浮き彫りになってくることでしょう!

      そこから対処を具体化していくのが効果的ではないかと考えます

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