ぎっくり腰には安静か病院か?原因や症状にあわせて正しい対処を!

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ぎっくり腰かと思ってもこれには要注意!

急激な腰の痛みで「ギクッ!」となったら、まずは『ぎっくり腰』を疑ってもよいと思います。

『ぎっくり腰』の治療であれば、基本的には自分で対処してもそんなに心配は要りません。

ただし、下のような症状があるときには『ぎっくり腰』以外の可能性があります。
これらに当てはまった場合は、病院で1度診てもらうことをおすすめします。

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ケガでなっている

「電球を換えようとして椅子の上に乗った時にバランスを崩して落ちて腰をぶつけた」

「滑って尻もちをついてから痛い・・」

「乗馬をしていて落馬して腰を打った」

など、年配の方にやや多いのですが、腰に強い衝撃がかかっている『明らかな怪我』の場合は・・

  • 脊椎圧迫骨折(せきついあっぱくこっせつ)
    腰椎圧迫骨折
  • 腰椎横突起骨折(ようついおうとっきこっせつ)
    腰椎横突起骨折

などの『腰の骨(腰椎)の骨折』の可能性があります。

場合によって対処が変わりますので、動けるようになり次第、1度病院を受診される方が安心でしょう!

足のしびれや力が入りにくい(下肢症状)ようなことがある

「最初は腰が痛かったけど、今は太ももから足が痛いし、しびれがある」

というような腰を傷めたはずなのに、症状がなぜか
(例として)

  • お尻
  • ふともも
  • 脛(すね)
  • ふくらはぎの外側
  • 足の甲
  • 足の趾(ゆび)

などに

  • 痛み
    部分が痛いという方も多いですが、お尻から足先に向かって
    「ビリッ!!」
    と電気が走る時がある、燃えるような熱い痛み(灼熱感:しゃくねつかん)などの痛みの出方があります。
  • しびれ
    正座を長い時間したときになるしびれ、ビリビリ感に似たような感覚
  • 感覚障害
    足を触ってみたけど、触っている感じがわかりにくいなどの感覚が鈍くなっていることがあります。

この様な症状が出ているという時は

  • 腰椎椎間板ヘルニア
  • 坐骨神経痛

など、『腰からの神経の障害』が起きている可能性があります。

場合によってが対処が変わりますので、動けるようになり次第、1度病院を受診される方が安心でしょう!

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様子をみても痛みの質が変わらない

「とにかくずっと痛い!
何か特別に痛みがひどくなる動きなどがあるというわけではなくて、じっと寝ていても痛い」

「ぎっくり腰と思い10日間寝ていたけど一向によくならない」

『ぎっくり腰』では、何かの動きで特に症状が悪化するということが普通です。
痛みと動きに関係がないのは不自然です。

そして、じっと寝ていれば痛みは治まる方がほとんどです。

また、期間はだいたい2~3日で痛みをピークを迎え、そこから徐々に改善されていくのが一般的な痛みの経過です。

じっと長期間様子をみているのに、変わらず同じくらい痛いというのは

  • 内蔵性の腰痛
  • 腫瘍

などの可能性も考えられますので、1度病院を受診される方が安心でしょう!

 

 

おわりに

『ぎっくり腰』は、比較的よく耳にする腰の痛みの代表格です。
とにかく痛みが強く、日常生活がままならないくらいになってしまうことがよくあります。

基本的な対処は、無理をせず傷めている腰を安静にしておけば7~10日もあればよくなっていきます。

その辛い期間を短くするか、痛みをましに過ごせるかがテーマになってきます。
そのヒントになる情報を今回はご紹介させていただきました。

『ぎっくり腰』の方の中には、

「だいたい1年に1度くらいのペースでなります。」

「もう何回も経験しているからなりそうになったらだいたいわかってくる」

などベテランが多くいらっしゃることから再発しやすいのが特徴です。
ほっといて再発をしない身体になってくれることはありません。

再発をしないようにするためには、それなりの努力が必要です。

ただ、その努力を適切に行っていくことは、

  • 『ぎっくり腰』の再発予防
  • 『慢性的な腰痛』の解消

につながりますので、是非『腰痛』をしっかり解消しちゃいましょう!

腰痛改善の第1歩からはじめたい!と思われた方はこちらをご覧ください

腰痛解消にストレッチは危険!?肩こりも一緒に解消する腰痛体操とは

もしぎっくり腰になっちゃったときに早く治すための初期対応の方法を知りたい方はこちらをお読みください

ぎっくり腰を長引かせない治し方は、初期の迅速な対処が重要!

当サイトの記事をお読みいただきありがとうございます。
お身体に関するお悩み解消にお役に立てる情報が提供できていますと幸いです。

「自分の身体について直接相談したい」
「実際に自分にあったエクササイズを指導してほしい」
と思われた方は、こちらで直接診せていただくこともできます。

momentum 姿勢バランス研究所

お問合せお待ちしております

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9 Responses to “ぎっくり腰には安静か病院か?原因や症状にあわせて正しい対処を!”

  1. 中村 とも子 より:

    61歳でアメリカ在住。小型バスの運転手をしています。特にお年寄りや障害者の方を運んでいますので、車椅子の固定器具を前後合わせて4箇所に止めなければなりません。そのたびに立ったりかがんだりと短い時間にし、バスからおろしたり乗せたり8時間勤務でやっています。毎日身軽に動いて大変ではないと思っていましたが、今日初めてぎっくり腰になってしまったようで。どうしようと思っていましたが、全て読ましていただいて、少し安心しました。2-3日休んで様子を見ます。 ありがとうございます。

    • tomokazu より:

      当サイトをごらんいただきありがとうございます。

      記事の内容を参考に経過を見ていただければと思います。
      そして、よくなりましたら立ったり屈んだりをされ腰に負担のかかるお仕事をされていますから再発について考えておかれることは大切だと思います。

      そのための体操・トレーニングなどを他の記事でも紹介させていただいてますのでそれらも参照してお役に立てれば幸いです。

  2. しまだ より:

    全てが曖昧で全く役に立たなかった

    • tomokazu より:

      当サイトをご覧いただき、そしてご指摘いただきありがとうございます

      曖昧と感じられるようなわかりにくい表現や内容がないか精査しよりよい記事になるように努めてまいりたいと思います。

  3. 初めてのぎっくり腰さん より:

    初めて、ぎっくり腰になったようです。
    激痛で立っているだけでも汗が出てきます。
    激痛の中、無理してでも病院行くべきか?
    無理でも家事をせねばならない事情もあり、絶対安静か?動いて大丈夫?など色んなことで不安だらけでした。

    こちらのサイトで、知りたかったことが、全部解決出来ました。
    安心して自宅療養することにしました。
    落ち着いたら、病院に行ってきます。
    有り難うございます。

  4. ひさし より:

    大変参考になりました。

    あらゆるパターンの情報を書いていただいているのでとても助かります。
    自分の状態と対比させて、とるべき対処を絞り込むことができました。

    ありがとうございました。

    • tomokazu より:

      当サイトをご覧いただきありがとうございます

      対処を検討するときのお役に立てたようで何よりです

  5. 匿名 より:

    とにかく、激痛が走りトイレにもいけない。すぐ救急車を、呼ぶのが一番かと。トイレに行けるなら自宅療法行けなければ病院ですね。

    • 管理人 より:

      当サイトをご覧いただきありがとうございます。

      トイレにいけないのは相当大変ですね。
      私は昔トイレにいくのも激痛でギリギリでこのまま漏らしてしまおうかと思ったこともありました。

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